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佐々木敦が主任講師 映画美学校 言語表現コース「ことばの学校」7月開講

佐々木敦が主任講師を務める「映画美学校 言語表現コース ことばの学校」が東京・渋谷の映画美学校で開講される。

言語表現の様々なジャンルや形式に触れ、「自分が自分だからこそ書ける言葉」を発見し、獲得することを目指す同コース。全回オンライン講義の基礎科と、対面とオンラインの併用となる演習科で構成される。

7月28日に開講される基礎科は、佐々木敦と15人の講師による講義を全20回にわたって配信。講師陣には安藤礼二、磯部涼、宇野維正、小田原のどか、五所純子、佐藤亜紀、滝口悠生、高山羽根子、千葉雅也、豊崎由美、中原昌也、マーサ・ナカムラ、星野太、細馬宏通、山崎まどかが名を連ねる。6月上旬から受講生の申込受付を開始。7月7日19:30から募集ガイダンスが無料配信される。

2022年1月に開講される演習科では、専任講師の倉本さおり、九龍ジョー、西森路代、矢野利裕の直接指導によって自分の中に眠る「ことば」を構築していくほか、スペシャルゲストによる特別講義も実施される。全20回。

開講に先駆けて、キックオフイベント『〈ことば〉と新たに出会うために』が6月23日19:30からLOFT CHANNELで配信。佐々木をはじめ、磯部涼、小田原のどか、高山羽根子、星野太が出演する。

佐々木敦のコメント

開校宣言
映画美学校の新しいコースとして「ことばの学校」をスタートします。
いま、言葉は、ありとあらゆるところに溢れています。私たちは、言葉を発さない日、言葉を使わない日、言葉を目にしない、耳にしない日は、まずほとんどないと言っていいでしょう。
言葉は道具です。でも、ただの道具ではない。道具であるだけでもありません。
言葉にはもっと多くの意味と意義、機能や価値、可能性があります。
言葉による営みと試みは、私たちの世界を押し広げたり、それまで気づいていなかった重要なことどもに気づかさせてくれたりもします。言葉はただ単に、他人と関係したり誰かを説得したり何かを説明したり物事を円滑に運ぶためだけのものではありません。言語表現の芸術的な側面や、文化としての次元は、たとえ明確な有効性や有用性を披瀝し得ていない場合であっても、思いがけないかたちで、とつぜん鮮やかな光彩をまといながら、私たちの前に立ち現れることがあります。
書くこと、読むこと、話すこと、語ること、綴ること、述べること、文章には、技術という要素もありますが、それだけではない、「上手い文章」や「良い文章」が一通りしかなかったら世の中の文章はぜんぶ同じになってしまいます。
書くことを学ぶこと、言葉の使い方を学ぶこと、言語表現を学ぶことの目的は、煎じ詰めれば、自分が自分だからこそ書ける言葉、そのような文章を書けるようになることだと思います。それを個性や魅力と言ってもいいですが、僕はここでは必然性と呼びたいと思います。書かれる必然性、この世界に産み落とされる必然性を持った自分の言葉を紡ぐこと。
ことばの学校では、言語表現のさまざまなジャンルや形式に触れることができます。僕はかつて、かなり長い間「批評」のスクールをやっていました。しかし今回は、批評や評論も含みますが、創作やエッセイ、ノンフィクションなどなど、極めてヴァラティに富んだ「ことば」のありようを学べる学校として、渾身のプログラミングを行いました。
第一期は「基礎科」と「演習科」に分かれています。基礎科では、総勢15名のそうそうたる講師陣によるオンライン・レクチャーが日替わりで行われます。演習科ではそれを踏まえて、4名の専任講師がより実践的な指導を対面とオンラインのハイブリッド形式(予定)で担当し、あいだにスペシャルゲストによる特別講義が挟まります。基礎科、演習科ともに座学だけではなく、具体的な課題を設定し、実際に文章を書いて講評を受けることが出来ます。
ことばの学校は、文字通り「言葉のスクール」です。いわゆるライタースクールやカルチャースクールとはひと味もふた味も違います。どうしてことばなんてものが存在するのか、ことばでいったい何ができるのか、あらためて考えてみるための、そして「自分ならではのことば」を発見し、獲得するための、これは学び舎です。
多くの方々の参加をお待ちしております。

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