柳楽優弥主演『映画 太陽の子』舞台裏を捉えたフューチャレット映像到着

黒崎博監督の『映画 太陽の子』のフューチャレット映像が到着した。

8月6日から公開される同作は、1945年の日本を舞台に、軍の密命を受けて原子核爆弾の研究開発を進める科学者の石村修、建物疎開で家を失なった幼なじみの朝倉世津、戦地から一時帰郷した修の弟・裕之が時代に翻弄される姿を描く青春群像劇。物理学の裏側にある破壊の恐ろしさに葛藤する石村修役を柳楽優弥、戦争が終わった後の世界を見据える朝倉世津役を有村架純、戦地で深い心の傷を負う裕之役を三浦春馬が演じた。

同作では黒崎監督の「もっとほかの国の人たちともたくさんこの映画を共有したい」という思いから日米のキャスト、スタッフのタッグが実現。映画誕生の裏に迫るフィーチャレット映像には、音楽のニコ・ミューリー、サウンドデザインのマット・ヴォウレス、カラリストのアロン・ピーク、アルベルト・アインシュタインの「声」を担当したピーター・ストーメアらが出演している。

さらに国内外からコメントが到着。アミール・ナデリは「非常に繊細な主題を誠実に描いた作品です。優れた演出で作られ、観客は、1945年の世界に引き込まれて行き、歴史を体験することになります。今日の日本の若い方にぜひ見ていただきたい一作です」、べリーナ・ハス・ヒューストン(南カリフォルニア大学演劇学部)は「家族、自国への忠誠、そして善悪に関する己の倫理観への懸念を抱えながらも、―原子分裂―という科学者としての目標にむかい懸命に努力する主人公を通じ、人間の普遍的な複雑さを描く作品となっている。愛国心、良心、そして人としての思いやりを探求する感動的な作品である」と述べている。

また岩井俊二は「マンハッタン計画を余すところなく描いた『シャドー・メーカーズ』。戦闘機開発を描いた『風立ちぬ』。『太陽の子』はその同一線上にある作品だ。新兵器開発に挑む科学者、技術者たちの物語。本作においてその研究は失敗に終わる。この挫折には思わず安堵せずにはいられない。主人公たちのその後の人生の平穏なることを祈らずにはいられない」、兼重淳は「イカロスは密猟で手に入れた鳥の羽根を蝋で固め、アポロンに近づこうと空を飛んだ。だが、太陽に近付き過ぎたため翼が溶け、海に堕ちて死んでしまった。人類が手にしてはいけない力がある。修の見た廣島の惨状が正にそれだった」、北村龍平は「あたりまえの日常が、不条理に奪われた時代。過酷な時代を懸命に生きる三人の若者それぞれの選択。あたりまえがあたりまえでなくなった今この時代だからこそ、深く胸を刺す」、城定秀夫は「戦争の狂気にのまれ、善悪の彼岸で蠢く科学者たちの業。核分裂の末に迎えた闇を、それでも照らす青春のきらめき。泣いた」、深川栄洋は「柳楽優弥は緑色の光を放っている。彼のエネルギーが尽き果てないように」、前田弘二は「〈日本のために〉〈世界のために〉と信じ、突き進んでいく者たちの純粋な眼差し。果たして、何が正しいのか。自分の在り方に苦悩する彼らの姿に、胸が締め付けられました。そんな中、世津のある台詞があたたかくて、涙が出ました。その言葉は、正しいと思いました」と述べている。

赤ペン瀧川のコメント

この映画に込められた想いをしっかりと受け止めなければいけない。
未来を見つめて歩き出す勇気を与えてくれる映画だと思います。
この映画に出会えて良かった!

東ちづる(Get in touch)のコメント

過去を知る映画だと思っていたら、今と向き合う映画だった!
今を生きる自分はどうしたいのか、どう生き抜くのか、マスクを濡らしながら考えた。
大人にも、大人になる君にも、ぜひ観てほしい!

いとうまい子のコメント

研究者の多くは主人公の修と同じようにとてもピュアな心を持ち、未来に向かって研究を続けていますが、ふとした事をきっかけに思いもよらぬ方向へ突き進む事もある。青春とは。人生とは。色々と考えさせられました。

SYOのコメント

あの年、あの場所で生きていた人々がいた。映画の中で、生き抜いた役者たちがいた。
70余年のときを越えて、つながった魂の結晶。この映画の価値は、いまだけではなく永遠(とわ)なのだと思う。
新たなる、不朽の名作が誕生した。

高田亮のコメント

勝ちと負け、善と悪、理論と実証、自己犠牲、精神論、戦争の終結、未来への希望、それら全てを超越する科学者のサガ。
青春の季節を、自らのサガに奪われていく青年の表情の移り変わりがひたすらに素晴らしい。

奈良橋陽子のコメント

黒崎監督は、柳楽優弥さんから最高のパフォーマンスの1つを引き出した。彼に適したこの役で、柳楽さんの純粋さが輝いている。
この作品は多くの人が知り得てないであろう実話に基づいており、私たちは社会的、そして国際的な観点からもこの話を知る責任がある。

古川隆久(日本大学文理学部)のコメント

敗戦という歴史的極限状況の中で、生や真理といった永遠なるものに思いを馳せる人びと。
こうした矛盾が静謐の中で共存する2時間は、自分や人類社会の過去と未来に思いを馳せる得がたい2時間になるだろう。

真木太郎のコメント

戦時下という非日常のなかの日常。しかも大事な大事な青春期。だからこそ感じて欲しい日常の大切さ。
そうでないと3人の主人公が報われない。ぜひ3人に寄り添ってください。

松崎健夫のコメント

光は人生を照らすが、分け隔てなく平等なわけではない。光があれば、必ず影もあるからだ。光が集まると熱を帯びる。
熱は人々の善悪を揺らしながら瓦解させ、再び照らす光となる。そんな循環の中で、私たちは不条理と向き合い生きている。

安田菜津紀(Dialogue for People)のコメント

科学には「力」がある。それは時に、人の営みを根こそぎ奪うほどの威力を持つ。
権力者たちは、その「力」を手にしようと躍起になり、その陰で翻弄され続ける人々がいる。
この映画に描かれていることは、「過去」の話ではない。

柳澤秀夫のコメント

抗うことができない現実に押し潰されながらも、未来を信じ生き抜こうとする若者たち。
その姿はあまりに切なくも愛おしい。戦後76年。戦争の実相が霞みがちな今を生きる私たちが何をなすべきか?鋭く問いかけてくる。

作品情報

『映画 太陽の子』

2021年8月6日(金)全国公開
監督・脚本:黒崎博 主題歌:福山雅治“彼方で” 音楽:ニコ・ミューリー 出演: 柳楽優弥 有村架純 三浦春馬 イッセー尾形 山本晋也 ピーター・ストーメア 三浦誠己 宇野祥平 尾上寛之 渡辺大知 葉山奨之 奥野瑛太 土居志央梨 國村隼 田中裕子 配給:イオンエンターテインメント
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