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スガシカオを愛する13組が集まったフェス、全ステージをレポート

『スガフェス! スガ シカオ~20年に一度のミラクルフェス~』
テキスト
兵庫慎司
編集:矢島由佳子
スガシカオを愛する13組が集まったフェス、全ステージをレポート

自称「ミュージシャン一のスガマニア」、ポルノグラフィティ

kōkuaからいったんスガだけはけ、ポルノグラフィティの二人が登場し、1曲目から“アゲハ蝶”をプレイ。岡野昭仁(Vo,Gt)が、「みなさんの歌声が聴きたい。メロディーは2パターンでございます!」とオーディエンスを煽り、大いに歌わせる。そしてミュージシャン一のスガマニアであることを自称し、「ほかの人がやらないことをやっていいですか? スガさんの曲のメドレーをやりたい!」と、スガとともに“黄金の月”“SWEET BABY”“コノユビトマレ”を立て続けに披露。

ポルノグラフィティ with kōkua(撮影:西槇太一)
ポルノグラフィティ with kōkua(撮影:西槇太一)

ラストはタオルを回してくれとオーディエンスに要請し、“ハネウマライダー”でしめくくった。アリーナはもちろん、スタンドの上の方まで、オーディエンスのタオルが盛大に回り続けた。

ポルノグラフィティ with kōkua(撮影:西槇太一)
ポルノグラフィティ with kōkua(撮影:西槇太一)

「いい人のスガ シカオ」は終えて、ファンクネス全開の独壇場へ

「倒れたりする人いたら助けてあげてね。俺も倒れるかもしれないけど(笑)」というスガのMCから再びkōkuaの時間へ。スガの“午後のパレード”、そしてkōkuaの結成の曲となった“Progress”の2曲を演奏した。“午後のパレード”ではミラーボールが回り、RADIO FISHが登場してダンス。“Progress”では、入場時に全員に配られたシンクロライトの光が客席を埋め尽くした。

kōkua(撮影:西槇太一)

kōkua(撮影:西槇太一)
kōkua(撮影:西槇太一)

最後に、現在活動をともにするバンドとスガのステージ。まず“アイタイ”を聴かせてから、「さて、いい人のスガ シカオは終わりました! ここからはファンクの渦になって、このさいたまスーパーアリーナをファンクで埋めようではありませんか!」と宣言。そして「俺は20年間ギリギリで生きてきた。みんなはどう?」と、KAT-TUNに詞を提供した“Real Face”で始まり、“ドキドキしちゃう”に続き、“91時91分”で終わるメドレーで、さいたまスーパーアリーナの温度を上げ放題上げていく。「心の距離が近づいていく。そして大きなウネリになる。それをファンクというんです!」とスガ。

ビジョンにリリックが映し出された“アストライド”“みんなに明日”、「この先に、奇跡が起こりますように!」という言葉で始まった“奇跡”、そして色とりどりのシンクロライトが輝いた“Re:you”を経て、ハンドマイクで歌う“19才”で本編終了。最後にスガ、「ミュージシャンになって一番最高の時間だった、ありがとう!」とお礼を言う。

スガ シカオ(撮影:半田安政)

スガ シカオ(撮影:半田安政)
スガ シカオ(撮影:半田安政)

最後に、出演者が全員集合。そして、スガからは本音の言葉がこぼれる

ドラムソロから始まったアンコールは、“したくてたまらない”。スガは「もうちょっとだけいこうか! 終わりたくねえぜ俺も! こんな楽しい世界、ずっと終わりたくないよ」と言いながらトロッコに乗り、アリーナを一周。この日さいたまスーパーアリーナのけやきひろばで行われた『スガうた リアルダンジョン』(ものまねコンテスト。司会はエハラマサヒロ)の優勝者を、途中でトロッコに上げた。

スガ シカオ(撮影:半田安政)
スガ シカオ(撮影:半田安政)

本日の出演者がステージに総登場し、ステージに戻ってきたスガを拍手で迎える。「20年やってよかった!」と叫んだスガ、最後に一人でMC。2011年に事務所もレーベルもやめて一人になったこと、その時に鹿野淳に「厳しい時は周囲に甘えられるだけ甘えればいい、あとで返せばいい」と言われたこと、今日のこのライブはファンやスタッフへの恩返しの第一歩だと思っている──ということを伝え、大きな拍手に包まれる中、名残惜しそうにステージを下りた。なお、その後ビジョンで、『スガフェス! WEST』というイベントを大阪で行うことが発表された。

オールラインナップ(撮影:半田安政)
オールラインナップ(撮影:半田安政)

以上、どの時間、どの瞬間をとっても、本当に濃密な半日(13時から21時)だった。これだけ豪華なゲストが多数出演して、どのアクトも全力のパフォーマンスを見せてくれたこともとても幸せだったが、最後のスガ シカオのステージに対して、それらのどの時間よりも熱いリアクションをオーディエンスが返していたことが、何よりも幸せなことだったと思った。

あとひとつ。第一部と第二部の間のブレイクタイム、FM802の中島ヒロト・加藤真樹子のコーナーで、このフェスに際して行われた「会場まで200km以上の距離を自転車で来たらスガ シカオが入場料おごってくれる企画」の結果が報告された。規定の本日お昼12時までにさいたまスーパーアリーナに到着して入場できた人が、22人もいたそうだ。郡山から来たという女性と、北海道から来たという男性が紹介された。後者の男性は、フェリーでいったん大洗に着いたが、それだと200kmに達しないので一回逆方向に走ってから会場に向かったとのこと。

オールラインナップ(撮影:西槇太一)
オールラインナップ(撮影:西槇太一)

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イベント情報

『スガフェス! スガ シカオ~20年に一度のミラクルフェス~』

2017年5月6日(土)
会場:埼玉県 さいたまスーパーアリーナ
出演:
スガ シカオ
怒髪天
稲川淳二
ポルノグラフィティ
THE BACK HORN
山村隆太(flumpool)&高橋優
kōkua
Mr.Children
水樹奈々
UNISON SQUARE GARDEN
SKY-HI
RADIO FISH
ふなっしー

リリース情報

スガ シカオ『雨ノチ晴レ』
スガ シカオ
『雨ノチ晴レ』

2017年5月6日(土)配信リリース
価格:250円(税込)

スガ シカオ『ハッピーストライク』
スガ シカオ
『ハッピーストライク』

2017年5月6日(土)配信リリース
価格:250円(税込)

プロフィール

スガ シカオ
スガ シカオ

1997年デビュー。1stアルバム『Clover』以降、全てのオリジナルアルバムがTOP10入りを記録。2011年、所属事務所からの独立を発表し、同時に活動の場をインディーズに移す。インディーズ活動と並行し、2013年4月シングル『アイタイ』をメジャーリリース。各音楽チャートで軒並み上位を記録し、シーンに於ける存在感を改めて示した。その後も、メジャー / インディーズの枠組みに捉われない独自の活動を行ってきたが、2014年5月に発売した『アストライド / LIFE』でビクター / スピードスターレコーズと契約しメジャーフィールドに完全復帰。2016年1月20日には、6年ぶりのオリジナルアルバム『THE LAST』をリリース。2017年5月6日にはデビュー20周年を記念して、さいたまスーパーアリーナにて『スガフェス! スガ シカオ~20年に一度のミラクルフェス~』を開催した。

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