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武田俊×長井短がポッドキャストを開始 掘り下げる「文化と社会」

MOTION GALLERY CROSSING
インタビュー・テキスト・編集
タナカヒロシ
武田俊×長井短がポッドキャストを開始 掘り下げる「文化と社会」

「この番組がなかったら、よく知らないまま過ごしていたと思う」(長井)

長谷川の踏み込んだ発言をきっかけに、一気に動き出したトークは、この後さらにヒートアップ。続きはぜひポッドキャストで聞いてほしい。

MOTION GALLERY CROSSING #039 特集『持続可能な社会における創造力』section1を聴く

オープニングやエンディングの収録も含め、約4時間に渡って喋り続けた武田と長井に、収録を終えての感想を聞いた。

長井:けっこうな回数をやってきたんですけど、そのなかでも特に知らない分野の話だったので、この番組がなかったら、よく知らないまま過ごしていたと思うんです。だから、すごくありがたい時間でしたし、リスナーの方々にとっても、そういう時間になったらいいなと思います。

武田:近年、まちづくりの仕事などに関わっていることもあって、SDGsについては以前から関心を持っていたんですけど、そもそも論から話す機会は少なかったので、とても貴重な機会になりました。編集者という仕事柄、バズっぽい情報は短期的には流通して多くの人の目に入るけど、それにどういう価値があるんだっけとか、それはぼくが大事にしている文化的な価値をむしろ毀損するものなんじゃないかとか、そういうジレンマをずっと抱えているので、今日は実際にSDGsに取り組まれているお二人の話を聞けて勇気をもらえました。

あとは長井さんと一緒に聞くっていうのが、ぼくはこの番組のよさだと思っていて。ご本人が「私にわかる言葉だったらリスナーにもわかるかな」とおっしゃっていたこともそうですけど、今回もクリティカルな質問をぶち込んでくれて、その質問力に助けられてるなあと思っているんです。

その「クリティカルな質問」は2月17日に公開されたエピソード3に出てくるので、ぜひチェックしてほしい。理想論のなかに現実を突きつける、一石を投じるという言葉がふさわしい問いかけだった。

「長井さんが『わかったフリをしない勇気』を持っているところは、番組をやっているなかで本当にありがたいなと思う」(武田)

最後に2人に、今後に向けての意気込みを語ってもらった。

長井:この番組は自分から拾いに行かないと見つからない情報を扱うことが多いと思うんです。でも、自分から能動的に探しに行くことって、すごく興味あることとか、仕事に直結していることになりがちじゃないですか。この番組を聞くと、自分とは直の関係性じゃないと思っていたことも、実はつながっているんだと感じられると思うんです。私自身がそうなので。

あと、これは自分への戒めですけど、だんだん慣れてきて、わかったように話したり、わからないことが恥ずかしくなったりしてはいけないなって。自分で言うのもアレですけど、わからないやつがいることって、たぶん大事なはずで。これからも「それ、わかんないよ」って言い続けたいです(笑)。

武田:長井さんが「わかったフリをしない勇気」を持っているところは、番組をやっているなかで本当にありがたいなと思うところで。僕は役割上、どうしても会話の流れ重視してしまうときがあるんですけど、そういうときは長井さんがちゃんと止めて、一発ぶち込んでくれる(笑)。それが番組の有機的な部分になっているので、そこは変わらないでいてほしいです。

僕自身は「編集者」と名乗ってますが、特殊なタイプだとは思うんです。触れる媒体が紙のときでも、WEBのときでも、そのメディアの特徴を自身の身体で感じながら編集することを自分の仕事哲学のように思っていて。いまはラジオやポッドキャストについてのパーソナリティだけでなく、企画や他メディア展開などの経験もさせてもらったことで、音声メディアの本質的な強みとか、いまの時代にアジャストさせる感覚が、やっとつかめてきた感じがするんです。それをより最適化させ、洗練させてお届けしたいですね。

この『MOTION GALLERY CROSSING』、今日はリモート収録でしたけど、九段ハウスさんというリアルな場所もあるので、今後はWEBを通じてリレーションしながら、リスナーさんとリアルでもコミュニケーションを取れたらなと思っています。なかなか時世的には厳しい状況が続きますけど、WEBを通じた「『文化と社会のはなし』を心地よくできる場所」みたいなものを作りたいと思っていて、具体的に計画もしているので、期待していてください!

『MOTION GALLERY CROSSING』
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番組情報

『MOTION GALLERY CROSSING』
『MOTION GALLERY CROSSING』

編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていく、クラウドファンディングサイト「Motion Gallery」によるポッドキャスト番組。毎月テーマに沿ったゲストトークが行なわれるほか、「Motion Gallery」で進行中の注目プロジェクトも紹介。東京・九段下の登録有形文化財「九段ハウス」で収録され、毎週水曜に最新回が公開されている。

プロフィール

武田俊(たけだ しゅん)

1986年、名古屋市生まれ。編集者、メディアリサーチャー。株式会社まちづクリエイティブ・チーフエディター。BONUS TRACK・チーフエディター。法政大学文学部兼任講師。大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてメディアプロダクション・KAI-YOU,LLC.を設立。2014年、同社退社以降『TOweb』『ROOMIE』『lute』などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。2019年より、JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティを担当。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトに関わる。

長井短(ながい みじか)

1993年生まれ、東京都出身。「演劇モデル」と称し、雑誌、舞台、バラエティ番組、テレビドラマ、映画など幅広く活躍する。読者と同じ目線で感情を丁寧に綴りながらもパンチが効いた文章も人気があり、様々な媒体に寄稿。近年の主な出演作品として『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』『真夏の少年~19452020』『家売る女の逆襲』、舞台KERA×CROSS第二弾『グッドバイ』、今泉力哉と玉田企画『街の下で』、映画『あの日々の話』『耳を腐らせるほどの愛』などがある。執筆業では恋愛メディアAMにて『内緒にしといて』、yom yomにて『友達なんて100人もいらない』、幻冬舎プラスにて『キリ番踏んだら私のターン』を連載。2020年に初の著書『内緒にしといて』(晶文社)上梓。

近藤ヒデノリ(こんどう ひでのり)

1994年に博報堂入社後、CMプランナーを経て、NYU/ICP修士課程で写真と現代美術を学び、9.11を機に復職。近年は「サステナブルクリエイティビティー」を軸に様々な企業・自治体・地域に携わり、2020年に創造性の研究実験機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)」サステナビリティ領域のフィールドディレクターに就任。編共著に『INNOVATION DESIGN-博報堂流、未来の事業のつくりかた』など。「Art of Living」をテーマとした地域共生の家「KYODO HOUSE」主宰。2019年よりグッドデザイン賞審査員。湯道家元で元バックパッカー。

長谷川ミラ(はせがわ みら)

1997年7月7日生まれ。南アフリカ人の父と日本人の母を持つ。13歳より芸能活動を開始し、主にモデルとして活躍。2017年より自身のブランド『JAMESIE』を立ち上げ、2018年にはロンドンの芸術大学「セントラル・セント・マーチンズ」に入学。現地でファッションに関連する環境問題やフェミニズムへの興味を深め、各種メディアや自身のSNSを通じて積極的に発信。2020年4月からはネスレ「キットカット」公式YouTubeチャンネルで、環境問題をテーマに全国各地を取材。2020年10月からはJ-WAVE『START LINE』ナビゲーターも務めている。

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