今週の編集部まとめ

毎週火曜日更新 2019年12月10日
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編集部員の、ちょっとひとこと

  • 宮原朋之(CINRA.NET編集部)
    宮原朋之(CINRA.NET編集部)

    胸をはって「わからない!」

    アートと政治と社会。ここ数か月のアートを取り巻く状況には、いろいろなことが起こりました。そんなアートに重くのしかかる鬱屈とした雰囲気や空気をキレイサッパリ吹き飛ばしてくれるのが千葉市美術館で開催されている現代アートチーム「目」の『非常にはっきりとわからない』。既にとても話題ですが、展示内容は、近視眼的になりがちなわれわれを異空間へふき飛ばし、当たり前のように横たわる怠惰な日常感覚の一切合切を見事なまでにちゃぶ台返し。鑑賞者は「メガネ、メガネ」と、往年のベタなリアクションで床を這い回るしかありません。本当にタジタジでした。しかも展示会期は年末まで続く。会期中、展示内容は刻一刻と変容しているに違いないので、2019年中は時間がある限り、千葉に通わないといけないのです!
    さぁ、貴方も。

  • 川浦慧(CINRA.NET編集部)
    川浦慧(CINRA.NET編集部)

    柴田聡子さんとクリスマスパーティーやりました

    12月6日(金)、青山・スパイラルのMINA-TOさんと共同で企画したクリスマスイベント『MINA-TO×CINRA.NET presents Small Christmas Party with 柴田聡子』が開催されました。来ていただいた方、ありがとうございました! イベントには柴田聡子さんをお迎えし、ライブとトークを披露いただきました。MINA-TOで取り扱われているかわいいアート作品に囲まれたステージは、柴田さんにとてもよくお似合いでした。ライブでは柴田さんのクリスマスソング“涙”や、マライア・キャリーの“All I Want for Christmas Is You”のカバーも。トークでは、山本精一さんの“人形が好きなんだ”にインスパイアされて作られたという“涙”の制作秘話や、クリスマスに思い入れのある作品についてもお話いただきました。大人になると「もうすぐクリスマスだなぁ」と意識することが遅くなり、街中でのわくわくした空気にも気づかず当日を迎えたりするのですが、子供のころは11月くらいからクリスマスツリーを飾ることを考えたり、プレゼントをねだったり、とにかくクリスマスへの意気込みがすごかったなぁと、このイベント中に思い出しました。スペシャルなこの夜の模様は、後日イベントレポート記事も掲載予定なので、お楽しみに~!

  • 久野剛士(CINRA.NET編集部)
    久野剛士(CINRA.NET編集部)

    『ジーザス・イズ・キング』

    ゴダールは「ゴダール(Godard)の中には神(God)がいる」といったとされ、カニエ・ウエストはかつて自らを「Yeezus」と名乗りました。そんな不遜なカニエは、いまや神に魂を救われた「人間」へと変化を遂げています。彼が行うゴスペルイベント「サンデーサービス」の様子を映した『ジーザス・イズ・キング』が、12月6日から3日間、池袋のグランドシネマサンシャインで上映されました。アメリカでは口コミで不評も聞こえてきた本作。たしかに、カニエのドキュメンタリーを期待する人、映画として楽しみにしていた人には、完全に肩透かしの内容だと思います。しかし、現代美術家ジェームズ・タレルの未完成作品内部で撮影されたニック・ナイトによる映像だけでも見る価値はあります。また、丸く切り取られた映像の連続によって、アニッシュ・カプーアの作品内部に自分が入っていて、そこからカニエたちの神聖な宴をそっと覗き見するような背徳感に陥る、なかなか貴重なアート体験として楽しめました。13日~15日にも上映が決まったとのことで、もし気になる人は足を運ぶといいかもしれません。

  • 中田光貴(CINRA.NET編集部)
    中田光貴(CINRA.NET編集部)

    報われようぜ

    FoZZtone復活の場に立ち会ってきました。12月8日に行われた渡會将士のツアー『渡會将士JAPAN? TOUR』のアンコールで、ライブ本編にも登場した菅野信昭(Ba)、吉澤響(Dr / セカイイチ)とともに渡會がステージに呼び込んだのは、竹尾典明(Gt)。2015年2月の活動休止から約5年ぶりにステージに姿を現したFoZZtoneは、“blow by blow”“Gloria”“Reach to Mars”の3曲を披露して、颯爽と去って行きました。渡會が発した「こんばんは、FoZZtoneです」の言葉に悲鳴にも似た歓声を上げ、曲間には拍手を止めようとない観客(もちろん僕も含む)や、約5年ぶりとは思えない堂々とした演奏を見せるFoZZtoneを目の当たりにして、あまりの感動と驚きで混乱する頭の中で僕は「報われた」と思っていました。

    この1年、CINRA.NETの編集者として働いてきて、果たして僕が記事を作ることで誰かにポジティブな影響を与えることが出来ているのだろうか、と自問自答し続けていました。もちろんこの秋に公開した渡會将士のインタビューが今回の復活の後押しをしたとは全く思っていません。だけど、おこがましい言い方をすれば、あの記事を出したことで今回の復活に至るまでのどこかのシナプスにはなれたのかもしれない。<Gloria 報われようぜ>と高らかに叫び生まれた祝祭的空間を見て、そう思わされたのです。そしてその瞬間、編集者として働いてきたこの1年は確かに報われたのです。

    今年いっぱいでCINRAを退社することを決め、色んな想いが胸を去来していましたが、今は感謝の気持ちで溢れています。これまで社内外でお世話になった皆様、そして記事を少しでも読んでくださったすべての読者の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました! いつか、またどこかで。

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