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ライブ音源配信サイトオープン! カーネーション インタビュー
圧倒的な音楽知識と抜群の演奏力を武器に、25年以上に渡り質の高いロックを鳴らし続けてきたカーネーションが、新たな音楽の在り方を提示するライブ音源配信サイト『LIVE CARNATION livecarnation.jp』をスタートさせた。加速度的にデジタル化が進み、音楽の在り方が変わりつつある今、カーネーションの試みは僕らのミュージック・ライフに、後進のミュージシャンたちにどんな影響を与えるのだろうか。唯一のオリジナル・メンバーとしてカーネーションを引っ張ってきた直枝氏に、配信サイト立ち上げまでの経緯や今後の展望について答えてもらった。
(インタビュー・テキスト:タナカヒロシ 撮影:柏井万作)
1983年12月 「耳鼻咽喉科」を前身に「カーネーション」結成。当時からのオリジナルメンバーは、直枝ひとり。 1984年 シングル『夜の煙突』(ナゴム)でレコードデビュー。以降、数度のメンバーチェンジを経ながら、時流に消費されることなく、数多くの傑作アルバムをリリース。練りに練られた楽曲、人生の哀楽を鋭く綴った歌詞、演奏力抜群のアンサンブル、圧倒的な歌唱、レコードジャンキーとしての博覧強記ぶりなど、その存在意義はあまりに大きい。2008年に結成25周年を迎え、2009年1月、ドラマー矢部浩志が脱退。メンバーは直枝政広(Vo.G)と大田譲(B)の2人となり、2009年4月にシングル『ジェイソン』、11月に3年ぶりのアルバムとなる『Velvet Velvet』をリリース。
LIVE CARNATION
www.carnation-web
きっかけは誰かが作っていかないといけないわけだしね。
―新たにライブ音源の配信サイト『LIVE CARNATION livecarnation.jp』を立ち上げられるということで、まずは配信に至った経緯からお聞かせいただけますか?
直枝:うちのスタッフが、今回の配信を手掛けてくれる会社の人と、昔からの知り合いだったんですよ。アメリカではフィッシュやメタリカなんかが、そういう取り組みをしているのは知っていたんですけど、実際にやるとなると、すごく大変。どうしたらできるのかなって漠然とは考えていたところで。

直枝政広
―ちょうどいいタイミングで配信会社と出会えたんですね。
直枝:そうですね。どうも僕らはなにかにつけ、プロジェクトの黎明期から動くことが多いんですけど、きっかけは誰かが作っていかないといけないわけだしね。とりあえず鉄砲玉的にやってみるのもいいんじゃないかなと思って。
―リスナーには、どういうものを提示していこうと?
直枝:まずはライヴ音源。なおかつ過去のライブ音源や秘蔵のデモ・テープ等も同時に展開できれば。配信する音源の数は多いほうがいいよね、っていう話はしていますね。
―直枝さんはレコード収集家としても知られてますけど、いちリスナーとしては、どういう音楽の楽しみ方をしたいと思いますか?
直枝:いろんなヴァージョンを聴いてみたいっていうのがひとつ。ライブ音源もそのひとつで、グレイトフル・デッド(※ライブの自由な録音とテープ交換許可したアメリカの伝説的バンド)とか、クセになりますよね。何年何月何日のライブはどうだったとか。この日は最高だったとか。そういうことは当たり前のようにやってきたし、ちょっと聴いて、知ってればいいやっていう程度で気が済むタイプではないですね。
―自分がリスナーとしてそういう聴き方をしているから、プレイヤーとしてもいろんなヴァージョンのものを出していきたい?
直枝:できればね、いい形でそこをたっぷり楽しんでもらいたい。ぼくたちの音楽がそういう対象になればいいなと思います。去年、コロムビア時代の音源が再発されたんですけど、2枚組のデラックス・エディションで、ホームデモの音源を入れたりとか、大変な内容なんですよ。日本でこういうデラックス・エディションをリリースしているアーティストは、ほとんどいないはずですよ。
2/4ページ:配信するためにどうするとか、そういうことではない。まずはどうすればいいライブにできるのか、ということだけを考えていきたい。



































