戦後日本の現代美術を概観、約40作家を一挙展示する企画展『現代美術の展開』

日本の現代美術の流れを概観する企画展『現代美術の展開 ザ・ベスト・コレクション』が、神奈川県立近代美術館 葉山で7月23日から開催される。

同展は同館の開館60周年を記念して開催されるもの。同館所蔵のコレクションの中から1950年代以後に制作された現代美術の展開を辿り、約40人の作家、約90点の作品で構成される。戦後から現在までの美術の流れを概観すると同時に、ひとつひとつの作品をじっくりと見ていくことにも重点を置いているという。

出展されるのは、斎藤義重、吉原治良らが戦後に制作した作品や、高松次郎、中西夏之、若林奮などの作品、近年に同館で展覧会を開催した松本陽子、早川重章、西雅秋、湯原和夫、さらに現在活躍を期待されている石川順惠、伊庭靖子、伊藤存といった中堅や若手作家による絵画や彫刻作品を予定。

また、神奈川県・鎌倉の神奈川県立近代美術館の鎌倉館および鎌倉別館でも、開館60周年を記念した企画展がそれぞれ開催予定となっている。興味のある人はオフィシャルサイトから確認して欲しい。


『開館60周年 現代美術の展開 ザ・ベスト・コレクション』

2011年7月23日(土)~10月2日(日)
会場:神奈川県 葉山町 神奈川県立近代美術館 葉山
時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)

出品作家:
佐藤哲三
川口軌外
山口薫
荒井龍男
宇治山哲平
牛島憲之
鶴岡政男
村井正誠
吉原治良
斎藤義重
佐野繁次郎
村岡三郎
山口長男
川端実
若林奮
湯原和夫
西雅秋
北代省三
大辻清司
山口勝弘
山本直彰
吉川陽一郎
山本正道
児玉靖枝
石川順惠
松本陽子
高松次郎
中西夏之
李禹煥
坂倉新平
早川重章
さかぎしよしおう
伊庭靖子
多和圭三
高橋信行
保坂毅
伊藤存
畠山直哉
アブラハム・デイヴィッド・クリスチャン

料金:一般700円 20歳未満と学生550円 65歳以上350円 高校生100円
休館日:月曜日(9月19日は開館)

『学芸員によるギャラリートーク』

2011年7月29日(金)、8月5日(金)各14:00~15:00
会場:神奈川県 葉山町 神奈川県立近代美術館葉山館
料金:無料(要観覧券)

『先生のための特別鑑賞の時間』

2011年8月13日(土)10:00~12:00
会場:神奈川県 葉山町 神奈川県立近代美術館葉山館
対象:小・中・高・特別支援学校の教員および職員
※要申込

ワークショップ

『あさっての美術館』

2011年8月7日(日)、9月4日(日)、10月2日(日)各10:00~12:00
会場:神奈川県 葉山町 神奈川県立近代美術館葉山館
対象:5歳以上の子供と保護者のペア
定員:各日10組
料金:無料(ただし大人の方は観覧券が必要です)
※要申込

(画像上から:中西夏之《弓形・弓ぬき》1980年 油彩、キャンヴァス、弓(寄託)、山口勝弘《光のオブジェ Y》1970年 鉄、蛍光灯、伊藤存《フィーディング サークル》2010年 布に刺繍、パネル、若林奮《中に犬・飛び方》1967年 鉄)

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