モダニズムを貫いた写真家の初期作品を紹介、『植田正治の写真世界』展

写真家・植田正治の展覧会『終生モダニズムを貫いた写真家「植田正治の写真世界」』が、6月1日から東京・六本木の東京ミッドタウン内のFUJIFILM SQUAREで開催される。

1913年に鳥取で生まれた植田は、故郷を拠点においた活動を続け、鳥取砂丘や出雲など山陰の風土に根ざした数々の作品を発表。広大な砂丘の空間に被写体を配するモダンでユーモラスな作風で幅広い層から支持され、没後10年以上が経過した現在も国内外で高い評価を得ている。

同展では、「植田調」と呼ばれる砂丘で撮影された代表作を中心に、戦前写真雑誌に発表された作品や、オブジェを配した遊び心溢れる写真など23点を展示。また、作家自身が手がけた美しいオリジナルプリントも見どころのひとつとなる。


『終生モダニズムを貫いた写真家「植田正治の写真世界」』

2012年6月1日(金)~8月31日(金)
会場:東京都 六本木 東京ミッドタウン内 FUJIFILM SQUARE1F 写真歴史博物館
時間:10:00~19:00(入館は18:50まで)
休廊日:会期中無休
料金:無料

(画像上から:『停車所の見える風景』1931年頃 ©Shoji Ueda office 2012、『シルウェット』1936年 ©Shoji Ueda office 2012、『ヒトデのある風景』1936年 ©Shoji Ueda office 2012、『子狐登場』1948年 ©Shoji Ueda office 2012)

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