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ニジンスキーを輩出したバレエ・リュスの衣裳展、マティスらデザインの約140点展示

バレエ・リュスのコスチュームを紹介する『魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展』が、6月18日から東京・六本木の国立新美術館で開催される。

バレエ・リュスは、セルゲイ・ディアギレフ主宰のもと、1909年から1929年の間にフランス・パリを中心にヨーロッパ各地やアメリカ、オーストラリアなどで活動したロシアのバレエ団。ワツラフ・ニジンスキーをはじめ、ディアギレフの没後にパリ・オペラ座の芸術監督を務めたセルジュ・リファール、ニューヨーク・シティ・バレエ団の母体を作ったジョージ・バランシンなど、20世紀におけるバレエの発展に貢献したダンサーや振付家を多く輩出した。

さらに同バレエ団では、イーゴリ・ストラヴィンスキー、パブロ・ピカソ、アンリ・マティス、ジョルジョ・デ・キリコ、レオン・バクスト、ココ・シャネルなど多くの前衛的なアーティストが音楽や舞台装置、衣裳デザインを手掛け、総合芸術としてバレエだけでなく、アート、ファッション、音楽など様々な分野のアーティストに影響を与えたという。

同展では、オーストラリア国立美術館のコレクションから、マティスやデ・キリコ、バクストに加え、アレクサンドル・ブノワ、ジョルジュ・ブラック、アンドレ・ドランらによってデザインされた、32演目約140点の衣裳やデザイン画、資料などを展示。考え抜かれたカット、構造、色彩、装飾のデザインにより、ダンサーの動きに視覚的なインパクトを付与した衣裳作品群を通して、革新的なステージで一世を風靡したバレエ・リュスの当時の様子を知ることができる。

会期中は、同展企画者でオーストラリア国立美術館装飾芸術・デザイン部門シニア・キュレーターのロバート・ベルによる講演会や、バレエ・リュスの団員を追ったドキュメンタリー映画の上映会といった関連イベントも開催される。


イベント情報

『魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展』

2014年6月18日(水)~9月1日(月)
会場:東京都 六本木 国立新美術館 企画展示室1E
時間:10:00~18:00(金曜と8月16日、23日、30日は20:00閉館、入場は閉館の30分前まで)
休館日:毎週火曜(ただし8月12日は開館)
料金:
当日 一般1,500円 大学生1,200円 高校生600円
前売・団体 一般1,300円 大学生1,000円 高校生400円
※中学生以下および障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
※7月25日、7月26日、7月27日は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
※団体券は国立新美術館でのみ販売(団体料金の適用は20名以上)

開幕記念講演会
『Ballets Russes: The Art of Costume(魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展)』

2014年6月18日(水)14:00~15:00
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階講堂
講師:ロバート・ベル(本展企画者、オーストラリア国立美術館装飾芸術・デ
ザイン部門シニア・キュレーター)
定員:250名(先着順)
料金:無料(要展覧会入場券)

『Behind the Scenes: The conservation of the costumes of the Ballet Russes(舞台の裏側で:バレエ・リュス・コスチュームの保存)』
2014年6月18日(水)15:00~16:00
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階講堂
講師:ミシェリン・フォード(オーストラリア国立美術館シニア・テキスタイル・コンサヴェーター)
定員:250名(先着順)
料金:無料(要展覧会入場券)
※共に通訳あり、入れ替えなし、途中入場可

講演会
『バレエ音楽の歴史とバレエ・リュッス』

2014年6月22日(日)14:00~15:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階講堂
講師:福田一雄(指揮者)
定員:250名(先着順)
料金:無料(要展覧会入場券)

講演会
『ディアギレフ--美を追い続けた男』

2014年7月6日(日)14:00~15:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階講堂
講師:鈴木晶(舞踊評論家、法政大学教授、早稲田大学大学院客員教授)
定員:250名(先着順)
料金:無料(要展覧会入場券)

講演会
『バレエ・リュスの功績』

2014年7月13日(日)14:00~15:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階講堂
講師:薄井憲二(公益社団法人日本バレエ協会会長)
定員:250名(先着順)
料金:無料(要展覧会入場券)

上映会
『バレエ・リュス 踊る歓び、生きる歓び』

2014年6月21日(土)10:30、13:00、15:30
2014年8月16日(土)10:30、13:00、15:30
会場:東京都 六本木 国立新美術館 3階講堂
定員:250名(先着順、各上映回の入れ替えなし、整理券配布なし)
料金:無料(要展覧会入場券)
※字幕あり

解説会
2014年7月11日(金)、8月15日(金)18:30~19:00
講師:本展担当研究員

(画像上:レオン・バクスト「青神」の衣裳(『青神』より)1912年頃 オーストラリア国立美術館、ニコライ・レーリヒ「ポロヴェツ人の少女」、「ポロヴェツ人の戦士」の衣裳(『イーゴリ公』の『ポロヴェツ人の踊り』より)1909-37年頃 オーストラリア国立美術館、レオン・バクスト「シリア人女性」の衣裳(『クレオパトラ』より)1909-30年代 オーストラリア国立美術館、レオン・バクスト「奴隷」あるいは「踊り子」の衣裳(『クレオパトラ』より)1918-36年頃 オーストラリア国立美術館、オーギュスト・ベール 『「シェエラザード」─ニジンスキー』1910年 オーストラリア国立美術館)

レオン・バクスト「青神」の衣裳(『青神』より)1912年頃 オーストラリア国立美術館
レオン・バクスト「青神」の衣裳(『青神』より)1912年頃 オーストラリア国立美術館
ニコライ・レーリヒ「ポロヴェツ人の少女」、「ポロヴェツ人の戦士」の衣裳(『イーゴリ公』の『ポロヴェツ人の踊り』より)1909-37年頃 オーストラリア国立美術館
ニコライ・レーリヒ「ポロヴェツ人の少女」、「ポロヴェツ人の戦士」の衣裳(『イーゴリ公』の『ポロヴェツ人の踊り』より)1909-37年頃 オーストラリア国立美術館
レオン・バクスト「シリア人女性」の衣裳(『クレオパトラ』より)1909-30年代 オーストラリア国立美術館
レオン・バクスト「シリア人女性」の衣裳(『クレオパトラ』より)1909-30年代 オーストラリア国立美術館
レオン・バクスト「奴隷」あるいは「踊り子」の衣裳(『クレオパトラ』より)1918-36年頃 オーストラリア国立美術館
レオン・バクスト「奴隷」あるいは「踊り子」の衣裳(『クレオパトラ』より)1918-36年頃 オーストラリア国立美術館
オーギュスト・ベール 『「シェエラザード」─ニジンスキー』1910年 オーストラリア国立美術館
オーギュスト・ベール 『「シェエラザード」─ニジンスキー』1910年 オーストラリア国立美術館
レオン・バクスト「ピエロ」の衣裳(『カルナヴァル』より)1910年頃 オーストラリア国立美術館
レオン・バクスト「ピエロ」の衣裳(『カルナヴァル』より)1910年頃 オーストラリア国立美術館
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