『高松次郎ミステリーズ』展に約200点、初公開のドローイングも展示

展覧会『高松次郎ミステリーズ』が、12月2日から東京・竹橋の東京国立近代美術館で開催される。

1998年に62歳で逝去した高松次郎。1963年に赤瀬川原平、中西夏之と「ハイレッド・センター」を結成してパフォーマンスなどを行ったほか、様々な素材や技法を用いた作品を発表し、『第34回ヴェネチア・ビエンナーレ』『第6回ドクメンタ』などに参加した。

『高松次郎ミステリーズ』は、約50点のオブジェ、彫刻、絵画および初公開作を含む約150点のドローイングを通して、多様な作品を遺した高松の「ミステリー」に迫る回顧展。会場は3章から構成され、第1章「『点』、たとえば、一つの迷宮事件」では、ハイレッド・センターの活動と並行して制作された1960年代初頭の「点」と「紐」のシリーズを紹介するほか、第2章「標的は決してその姿を現さない」では代表作の「影」シリーズ、木や鉄による立体作品のシリーズ「単体」「複合体」など中期の作品、第3章「それは絵画ではなかった」では、絵画に回帰した1970年代後半の作品や、最晩年期の「異食材」シリーズを展示する。

さらに、「影」シリーズの不思議な仕組みを体験することができる「影ラボ」や、高松の脳内世界を一望できる「ステージ」なども登場。「影ラボ」では写真撮影が許可される。なお同展の会場構成はトラフ建築設計事務所、タイトルロゴ、ポスター、フライヤーなどのグラフィックは菊地敦己が手掛けている。

イベント情報

『高松次郎ミステリーズ』

2014年12月2日(火)~2015年3月1日(日)
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 企画展ギャラリー
時間:10:00~17:00(金曜は20:00まで、入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜(1月12日は開館)、12月28日~1月1日、1月13日
料金:一般900円 大学生500円
※高校生以下および18歳未満、障害者手帳などご提示の方とその付添者1名は無料
※入館当日に限り同時開催の『奈良原一高 王国』『MOMAT コレクション』も観覧可能

講演会
『高松次郎を知る人々(仮)』

2014年12月6日(土)14:00~15:30
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 地下1階 講堂
出演:
高島直之
堀浩哉
定員:140名
料金:無料(申込不要)

座談会
『展覧会をつくる』

2014年12月20日(土)14:00~15:30
会場:東京都 竹橋 東京国立近代美術館 地下1階 講堂
出演:
鈴野浩一(トラフ建築設計事務所)
禿真哉(トラフ建築設計事務所)
菊地敦己
聞き手:保坂健二朗
定員:140名
料金:無料(申込不要)

『高松次郎バースデー記念ミステリーイベント』
2015年2月20日(金)18:00~19:30

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