ヴィム・ヴェンダース監督がアンゼルム・キーファーを追ったドキュメンタリーが6月公開

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ヴィム・ヴェンダース監督の映画『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』が6月21日からTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で順次公開。日本版ポスタービジュアルが到着した。

3D&6Kで撮影された同作は、ドイツの「暗黒の歴史」を主題とした作品群で知られる芸術家アンゼルム・キーファーの生涯とその現在を追ったドキュメンタリー。従来の3D映画のような飛び出す仕掛けではなく、絵画や建築を、立体的で目の前に存在するかのような奥行きのある映像で再現し、ドキュメンタリー作品の新しい可能性を追求したという。

ヴェンダース監督は「先入観を捨てて、この衝撃的なビジュアルをただ楽しんでもらいたい」とコメント。アンゼルム・キーファー本人のほか、自身の青年期役を演じた息子のダニエル・キーファー、幼少期役を演じたヴェンダース監督の息子アントン・ヴェンダースが出演している。

日本版ポスタービジュアルは、作品の1つである巨大な塔の中に佇むアンゼルム・キーファーの後ろ姿を写し出したもの。

ヴェンダース監督と同じ1945年生まれのアンゼルム・キーファーはナチスや戦争、神話などのテーマを絵画や彫刻、建築で表現する芸術家。1999年に『高松宮殿下記念世界文化賞』絵画部門を受賞した。2025年3月下旬から6月下旬まで京都・二条城で個展を開催予定。



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