ヴィレヴァン下北沢店名物バイヤー・金田の語る成功論と怒りとは

「音楽を売る」ということは、今の時代、果たしてどういうことなのか。Perfumeや水曜日のカンパネラなどをブレイク前からいち早く応援し、単に商品を並べるだけでなく、限定盤を企画するなど独自の展開を行ってきたヴィレッジヴァンガード下北沢店の名物バイヤー、金田謙太郎。数々のカバー企画盤の制作も手掛けてきた音楽業界の仕掛け人の一人だ。彼への取材は、そんなことを改めて問い直すようなインタビューになった。

「遊べる本屋」というキャッチコピーのもと、本や雑貨など雑多な商品を所狭しと並べる個性的な店構えを魅力にしてきたヴィレッジヴァンガード。特に下北沢店は音楽の新しいムーブメントを発信する拠点として注目を浴びてきた。

そんな下北沢店で10年以上音楽コーナーの仕入れや企画を担当してきた金田は、最近「腹が立ってしょうがないこと」があるという。それは果たして何なのか。

僕の親友にDE DE MOUSEという男がいるんですが、彼と居酒屋で話しているうちに「アンダーグラウンド界隈こじらせ問題」の話で盛り上がったんですよ。

―今回のインタビューでは、ヴィレッジヴァンガード(以下ヴィレッジ)下北沢店の独特の音楽の売り方について聞いていこうと思います。まず、金田さんが最初に手応えを掴んだ体験は何でしたか?

金田:Sotte Bosseですね。あれが自分のスタート地点だと思っています。一番自分に正直な売り方ができた最初です。

―J-POPのボサノヴァカバーを収録した企画盤シリーズですね。ゼロ年代後半のカバーブームの火付け役になった。

金田:彼らの『Essence of life』という第1弾の企画盤をたまたまバイヤーとして聴いたときに、「これはヤバい」と思ったんですね。それをヴィレッジで売ったら、かなりの枚数が売れた。でも、その段階では、正直作りも粗かったんです。ジャケットのデザインもちょっと手を抜いていた。だから、ちゃんと力を入れたものを売りましょうということを提案して、一緒に第2弾を作ったんです。そうしたら40万枚売れた。出荷ベースだと60万枚ぐらいだと思います。

―当時の音楽業界では、ショップのバイヤーが仕掛け人になって企画盤を作るという前例はなかったですよね。

金田:なかったですね。実はSotte Bosseの前に『アニジャズジブリ』と『キラキラジブリ』という、僕が制作に関わった企画盤があったんですよ。その後にDAISHI DANCEの『the ジブリ set』がヒットしたんです。ジブリに直接連絡をして、公式に許諾をもらったのはこちらが最初だったと思います。どちらも10万枚くらい売れましたね。まあ、「ジブリカバー」というのが揶揄される一因を作った気もしますけど。

金田謙太郎
金田謙太郎

―なぜカバー企画盤を作ろうと思ったんでしょうか。

金田:それもきっかけがあって。僕の親友にDE DE MOUSEという男がいるんですが、彼と居酒屋で話しているうちに「アンダーグラウンド界隈こじらせ問題」の話で盛り上がったんですよ。「なんでみんなジブリのカバーやらないの? ジブリ最高じゃん!」って。

―「アンダーグラウンド界隈こじらせ問題」というのを、もうちょっと噛み砕いて説明してもらっていいですか?

金田:シンプルな話ですよ。メジャーなものは嫌い、マスなものは嫌い、売れてるものはイヤだっていう、そういう風に自意識をこじらせてる人が抱えてる問題です。今は減ってきてるのかもしれませんけどね。しかもそういう人って、ちゃんと聴かないでよく知らないくせに嫌いになりがちなんですよね。どのジャンルのサブカルチャーにもある話かもしれませんが、音楽界隈はそれが強いと思ってます。だけど、ジブリみたいにメジャーなもの、みんなが好きなものって、やっぱりすごくいいんです。そういうことを彼と話していて、そこからアイデアが生まれた企画なんですね。

―カバー企画盤は、アーティスト性よりも商品性に特化したパッケージになりますよね。そういう発想は当時の音楽業界にはそんなになかった。

金田:なかったですね。ないから作ろう、というのが正直なところです。こっちで売りやすいものを作ろう、と。でも、これって、CINRAのようなカルチャーメディアや柴さんのようなライターの仕事をある種否定するようなところもあるんですよ。「こういうアーティストが、こういう歴史を経て、こういう思いを込めて作った渾身の一枚」という作品の、歴史とか思いとか、そういう文脈を全部はがしてしまう。

―そういう発想が生まれたのはどういう理由だったんでしょうか? ヴィレッジの社風でしたか?

金田:お客さんの反応からですね。お客さんが、そういう文脈に疲れちゃうんですよ。いろんな知識を沢山知らないと音楽聴いちゃいけないの? って、無意識で思っちゃう。そういう目に見えない圧力への反抗だという話は、当時他の尖っていたバイヤーとは話していました。

お客さんの好みって、雑なんですよ。雑に物事を愛することを肯定してあげればいいんです。

―手書きのポップを自分で書いたり、商品のヒットを店からの発信で仕掛けていくようになったきっかけは?

金田:マンガや本はわからないですが、CDに関しては、明確な理由がありますね。当時はヴィレッジがメーカーから相手にされてなくて、試聴盤のサンプルをもらえなかった。某レコード会社に「サンプルください」って電話をしたら「おたく、CD屋じゃないでしょ」って言われたりしていたんです。だからプレス向けの資料とかもなくて、全部自分で聴いて勝手に書くしかなかったんです。音を聴いて感想を書くしかないので、必然的にアーティストの文脈を剥奪することになった。それが結果的にお客さんのニーズにマッチしていたんでしょうね。

―Sotte Bosseの他にもヴィレッジの下北沢店の展開で掴んだ手応えはありましたか?

金田:ブレイク前のPerfumeですね。10年くらい前で、まだ「アキバ系電脳アイドル」みたいな感じで言われていた頃でした。でも僕は中田ヤスタカさんのサウンドはきっと女の子ウケがいいと思ったんで、女の子向けの商品としてPerfumeを売ったんです。そこから『ポリリズム』の時に女子限定イベントをやったら、あっという間に売り切れた。お店の廊下に100人くらいの女の子が集まって、あ~ちゃんが「女の子の前で歌える日が来るなんて思ってなかったです」って号泣。今でも覚えてますね。

金田謙太郎

―2009年には→Pia-no-jaC←もヴィレッジの限定盤でクラシックのカバー企画盤を売りだしてヒットしていました。

金田:あれもエポックな体験でしたね。僕としては彼らにベートーベンの第九をやってもらいたかったんです。それも全部じゃなくて、みんなが「第九」を想像した時に頭に浮かぶメロディー、あれだけをループにしたかった。だから彼らには「第九をパチンコ屋のBGMみたいにしてください」ってオーダーしました。年末の大売り出しで使うんで、みんなを煽る感じにしてくださいって。これも10万枚は売れたんじゃないかな。オリコンには参加してないんで、ランキングには一切載ってないですけれど。

―Sotte Bosseや→Pia-no-jaC←でヒットの実績ができると、「ヴィレッジの下北沢店から火をつけてください」というオファーが他にも来ると思うんですけれど。

金田:めちゃめちゃ舞い込んできましたね。沢山のオファーが来ましたよ。でも結局僕が考えるのは商売の基本で、お客さんのニーズに合ってるか合ってないかだけで判断します。

―お客さんのニーズはどこで判断するんでしょうか。

金田:日別の売り上げです。数字です。それ以外にないです。肌感覚で「売れてる」とか「来てる」とか言ったってしょうがない。

―ただ、数字を重視するのならば、人気のあるメジャーなアーティストを扱えばそれでいい、ということになりますが。

金田:それはないですね。メーカー主導のプロモーションだけってつまんないなーといつも思ってて。あくまでこっちのやり方で仕掛けたい。そうなると必然的にインディーズの人が中心になっていく。

―人気によらずお客さんのニーズを汲み取るポイントというのはどういうところにあるんでしょうか。

金田:そうだなあ……雑に物事を愛することを肯定してあげればいいんです。

金田謙太郎

―雑に物事を愛することを肯定する?

金田:カルチャーを愛する人って、それをどんどん深く、細かく突き詰めたくなるんです。でもヴィレッジのやっていることは逆なんですよね。そうじゃなくていい、というあり方を肯定する。どんなにマニアックだと思われるものでも、出来る限り間口を広くとって風通しをよくしたいんです。専門店じゃないんだから、入り口に徹したいって気持ちがあるんです。

―ある種の軽薄さとか、下品さがポイントになっている。

金田:そうなんです。ただ注意しなきゃいけないのは、下品だからいい、軽薄だからいいというわけじゃない。これは大事です。

―下品さを肯定しつつも、踏み越えちゃいけないラインがあるわけですね。だからこそアーティスト側からもちゃんと信頼される。そこのラインを守るために大事にしていることはありますか?

金田:それは知識です。もう、これは間違いない。売る側の人間がカルチャーの知識を誰よりも持ってないといけない。それが背骨にあることが重要。だから、スタッフにはできるだけたくさん音楽を聴いて、たくさん本やマンガを読んで、担当同士で交流して、「あれはよかったね。これもよかったね」と話さないと、と言ってます。とにかくマンガを読んで本を読んで音楽を聴く。その数をこなすことが絶対条件。ただ下世話なだけの人と、知識を持った上で下世話なことをするのは、全然違うんです。

―なるほど。サブカルチャーの知識をきちんと持ちつつ、スノビズムに陥らないようにする。

金田:そうですね。そこで活きているのが資料を読まないことですね。再生ボタンを押して聴いた印象をそのまま書く。そうすればお客さんと同じ目線に立てるわけですから。

売れたら一人のリスナーに戻りたい。それが僕のスタンスです。

―ここ最近では、水曜日のカンパネラをブレイク前から大きく展開してましたね。あれはどういうきっかけだったんでしょう。

金田:あれは、当時BiSというアイドルユニットのマネージャーだった渡辺淳之介さんからメールが来て。「会社の先輩が新しいユニットを立ち上げたから相談に乗ってください」って話から始まったんです。でも、最初はコムアイさんも何でもない人だったんですよ。可能性の塊だとは感じていましたが、踊れてないし、歌えてもない。だから、最初のアルバムをヴィレッジの下北沢店で売る条件を1つ出したんです。全ての曲にインスト版を作って、それを店内でかけさせてくれと言った。nujabes率いるHydeout Productions所属のケンモチヒデフミ(水曜日のカンパネラで音楽を担当)のニュープロジェクト、として売り始めたんですね。

―そこから水曜日のカンパネラ自体が育っていった。

金田:そうです。とんでもなく化けていった。もちろんそれだけじゃなくて、全ての曲にPVをつけて、それをYouTubeに上げ続けていたことも大きかったですね。それが水曜日のカンパネラのブレイクの一番大きな理由だと思います。だから、たまに「水カンみたいな売り方をしたいです」という相談を受けることもあるんですけれど、そういう人には、ちゃんと頭をひねって、全曲にちゃんとPVを作ってくださいって言います。その上じゃないとサポートできませんって。

―ぼくのりりっくのぼうよみも、デビューのタイミングで限定シングル『sub / objective』をリリースしていました。

金田:あれは宣伝担当の人と飲んでいるときに音を聴かせてもらって、二つ返事で「応援させてください」でしたね。あの声がとにかく素晴らしい。10秒で決めました。曲もいいし、ラップもいい。それに、本人に全てを見通すような頭のよさがある。やらない理由はない、という感じでした。

―最近では出雲咲乃の1stシングル『当流女』の限定盤もリリースされましたね。

金田:彼女も声ですね。トップクラスのクオリティーでした。デビューの時点でこれだけの地力があるということは、かなりの可能性がある。ここから本人の資質が開花したら、どこにでもいける。そういう未来を感じさせる才能の種があると思いました。

―出雲咲乃の『当流女』ではJABBERLOOPとのコラボレーションも実現しています。

金田:JABBERLOOPもヴィレッジでずっと応援してきたバンドなので、これはシンプルに嬉しかったですね。個人的にはもうちょっと彼ららしさを出してもいいかと思ったんですけれど。

―JABBERLOOPは5月に行われるライブイベント『30th VILLAGE VANGUARD presents V.V.Rocks ~Sing Your Song! 2016~』にも出演しますね。

金田:これはヴィレッジが30周年を迎えるということで企画したイベントです。会場ごとにテーマを決めてやるんですけれど、東京は「インストバンドだけのお祭り」というのがテーマなんです。これは是非来てもらいたいですね。

―金田さんが独自のコーナーを展開したり限定盤をリリースしたりしてアーティストを応援するというのは、どういうモチベーションが元になっているんでしょうか。

金田:売れてほしいのはもちろんあるんですけれど、そのアーティストをずっと応援したいというより、ブレイクしてもらって、その後自分は普通のリスナーに戻るのが好きなんですよ。基準としては、応援している人が武道館目指せるか? ぐらいの所でリスナーに戻りたいです。水曜日のカンパネラもそう。僕は間違いなくアリーナツアーをやれると信じています。でも1つのお店で仕掛けられることなんて限られている。だから出来る範囲では全力で支援する。で、売れたら一人のリスナーに戻りたい。それが僕のスタンスです。

金田謙太郎

―それは金田さん自身の考え方なんでしょうか? それともヴィレッジの社風や下北沢の街の持っている空気なんでしょうか。

金田:ヴィレッジの社風というか、現場のスタッフがなんとなく共有している感覚だと思います。ただ、僕はその中でも飛び抜けてリスナー体質が強い人間だと思います。DJカルチャーで育ったというのも大きいですね。

―ルーツにDJカルチャーがあるわけなんですね。

金田:僕はDJミックスから音楽の全てを学んだ人間なので。そこは大きいですね。かつては『ele-king』という雑誌の編集部にいて、テクノが大好きで、DJの真似事もやっていた。そしてクボタタケシさんのDJ。その影響は強いと思います。

―DJって、つまりはサービス業ですよね。その場にいるお客さんをいいムードにする。それがDJという仕事の本質である。

金田:そのとおりですね。

―その考え方を「インテリアになりうる音楽」として小売業に拡張したのが金田さんの売り方だった。

金田:だと思います。それが正解です。だからたいしたことはやってないんですよ。でもCDショップにはその発想があまりなかった。

―そして、それができるのがヴィレッジヴァンガードという店だった。

金田:そうですね。何故ならヴィレッジは本とマンガと雑貨とCDを全部売ってきたからで。でも、実際のところ、今はもうCDコーナーはどんどん縮小しているんです。

―何故でしょうか?

金田:売れないからです。売れなければ他のコーナーに変わるだけ。どのジャンルでもそれは一緒。そこはドライにやっているし、むしろ削った方がいいと言っています。

CDを売るだけの手伝いはもうしたくない。なぜなら売り上げが立たないから。でも、音楽を売る手伝いはしたい。

―前にヴィレッジの下北沢店で見ましたが、とあるバンドの展開では、一番目立つところでPVの映像がずっと流れていて、その脇にTシャツやタオルやリストバンドが並べられていて。CDはほとんど置いていなかったのが印象的でした。

金田:KEYTALKですね。彼らに関しては完全にそういう売り方をしています。映像を流してグッズを売っている。実際うちではCDはほとんど売れてません。事務所もそれでいいと思っている。だから、業界の人たちはCDを売りたいのか音楽を売りたいのか、いい加減ハッキリした方がいいんですよ。どっちなのか真剣に考えた方がいいよって、お店としては思います。

―CDを売るのと音楽を売るのは全然違う話だ、と。

金田:そうですね。ぶっちゃけて言うと、CDを売るだけの手伝いはもうしたくないんです。なぜなら売り上げが立たないから。でも、音楽を売る手伝いはしたい。そのことはメーカーの人に心から言いたいです。

―具体的に「音楽を売る」手伝いをした例はありますか?

金田:シンプルに言うと、ウチの店は小売店なので、商品が売れればいいんです。何でもいいから売れる商品を作りましょう、という。そこに音楽がくっつけばいい。そうすれば音楽を売ったことになる。最近やったことで言うと、岡崎体育というアーティストの『MEASURE』という商品をヴィレッジ下北沢店限定で売ったんです。これはメーカーさんと話して、メジャーデビューの前にメジャーデビューアルバムを出しちゃおうという話をして作ったんですね。

―メジャーデビューの前にメジャーデビュー?

金田:測るほうのメジャーを作ったんです。そこにIDとパスワードが書いてあって、URLにアクセスするとストリーミングで新曲を聴ける。そういう商品を出したんですね。

―売れましたか?

金田:売れましたね。即日完売でした。今は追加注文をかけてます。ウチは雑貨を扱っているので、メジャーを文房具コーナーで売れるんですよ。しかもデザインにも凝って、ちゃんとメジャーとしても品質のいいものを作ったんです。「これがメジャークオリティー」って言おうぜって(笑)。あと、面白かったのは、買ってくれたのがほぼ10代とか20代前半の子だったということ。ファンが若いんですよ。中学生が問い合わせの電話をしてきたりする。

―よく「YouTubeで育った若い子は音楽にお金を払わない」と言われがちですけれど、実際はそうではない。

金田:「今の子はYouTubeで全部見れちゃうからお金を払わない」なんて、嘘っぱちですよ。だって実際に10代とか20代の子が目の前でモノを買っていくわけですから。それは「売れない言い訳にYouTubeを使いがち問題」なんです。

―最近は、フル尺で視聴できると楽曲が買われないからと言ってYouTube の公開を90秒以内のショートバージョンにする動きもありますね。

金田:ほんと、そういう話を聞くとバカじゃないの? って思っちゃいますね。なんでリスナーを悪人扱いするの? って。今はソーシャル以降の時代で、支援しよう、応援しようという文化が根付いている。そういう音楽リスナーの良心をなぜ信じないのか。自分の味方を信じないで商売なんてできるわけがない。そういう本末転倒な話を聞くと腹が立つんですよ。今、僕はヴィレッジに籍を置きながらシテイルという別のゲーム会社で働いているんです。だからよくわかる。

―というと?

金田:少なくとも今僕が一緒にやっているゲーム会社の人たちがいいのは、ゲームを好きなんですよ。コンシューマーゲームからスマホゲームまで、マイナーなものも、大ヒットコンテンツも全部知ってる。上流の作り手が一番知識を持ってる。今の音楽業界には、ヒット曲からマニアックな曲まで、古いものから新しいものまで一通りきちんと聴いているメーカーの人が少ない印象があります。むしろ一般の人より音楽を聴いていないとすら思います。音楽を全然知らないのに音楽業界にいる。それ違うんじゃないのって。

金田謙太郎

―そういう風にいろんなカルチャー状況を俯瞰で見ると、「音楽が売れない」と言う前にやるべきことは沢山ある。

金田:そうですね。自分たちで仕組みを作れないことを売れない言い訳にするな、って思いますね。少なくとも音楽業界に関して言えば、CDが売れている時に新しい仕組みを作るのをサボっていたツケを今になって払っているんだと思います。もちろん、このご時世なんで、誰もが高いカネを出せるわけじゃないんですよ。だけど、自分の好奇心を満たしてくれたことに対する対価を払いたい人は、まだまだいる。例えば立川シネマシティの『マッドマックス』の極上爆音上映なんて、本当は音楽業界から劇場に働きかけるべきじゃないかとか思いました。最高だし素晴らしいけど悔しい。ああいうの体験すると、ほんと、お客さんの気持ちに賭けていかないでどうするんだって思いますね。

イベント情報
『30th Village Vanguard presents V.V.Rocks ~Sing Your Song!2016~』

2016年5月22日(日)OPEN 13:00 / START 13:30
会場:東京都 新木場 STUDIO COAST
出演:
fox capture plan
JABBERLOOP
→Pia-no-jaC←
ADAM at
RIDDIMATES
Marmalade Butcher
高中正義
SPECIAL OTHERS
今沢カゲロウ
jizue
mouse on the keys
and more
料金:6,800円(ドリンク別)

プロフィール
金田謙太郎 (かねだ けんたろう)

元『ele-king』編集部員。ヴィレッジヴァンガード店員兼フリーで企画などを行う。株式会社シテイルにも所属。

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