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Netflix作品など手がける各国のクリエイターが集う。ジョン・レジェンドの書き下ろし曲も

「VSシリーズ」でつくられた他の5本の映像作品にも、アスリートたちの物語に共感した世界のクリエイターが集った。6作品には5人の映像ディレクターが携わり、世界15か所で撮影を実施。用いられた3Dモデルは1000体を数えるという。本シリーズではアスリートに立ちはだかるさまざまなプレッシャーを架空の「怪獣」として具現化しているが、「怪獣」の造形にも映像クリエイターたちの個性が発揮されている。

上述のPlatige Imageは石川の作品だけでなく、競泳選手リウ・シアンを主役にした作品の制作も担当した。こちらの作品では、容姿の美しさばかりにスポットライトが当てられ、競泳選手としての自分を正当に評価してもらえないことへの、リウの葛藤を描いている。88risingからリリースしている中国のミュージシャン、レクシー・リウが楽曲を提供している点も注目だ。

『SK-II STUDIO:リウ・シアン「VS ルックス」』本編映像

SNSに流布する外見にまつわる誹謗中傷と、それによる精神的負荷との戦いを描いた体操選手シモーン・バイルスのストーリーには、ジョン・レジェンドが書き下ろしの楽曲“Take A Look”を提供。力強い歌声でバイルスの物語を彩る。映像制作は、Netflixのアニメシリーズ『ラブ、デス&ロボット』のエピソードも手がけたイギリスの「Passion Pictures Films」が担当した。

『SK-II STUDIO:シモーン・バイルス「VS アンチ」』本編映像

また、動作や振る舞いにおいて旧来的な「日本の女性の美しさ」の概念を押し付けられることへの抵抗を描いた、サーフィン選手・前田マヒナの作品と、競争のなかで常に完璧さを求められることに立ち向かう髙橋礼華&松友美佐紀ペアの作品は、Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス』のタイトルシーケンス映像などで知られる「Imaginary Forces」が制作。映像内に用いられた前田マヒナの肖像画は、日本画家の池永康晟が手がけたほか、「タカマツ」ペアの映像内で2人の前に立ちはだかる「怪獣」は、映画『パシフィック・リム』に参加したチームによるものだという。

『SK-II STUDIO: 髙橋礼華&松友美佐紀 「VS マシーン」』本編映像

『SK-II STUDIO: 髙橋礼華&松友美佐紀 「VS マシーン」』ビジュアル
『SK-II STUDIO: 髙橋礼華&松友美佐紀 「VS マシーン」』ビジュアル
『SK-II STUDIO:前田マヒナ「VS ルール」』本編映像

古代都市のダンジョンのような場所を舞台に物語が展開するバレーボール女子日本代表の作品では、周囲から決めつけられた限界をチームワークで打破していく選手たちの姿をファンタジーアクション風の映像で描いた。監督はTakcom(土屋貴史)が務め、欅坂46の作品のメインビジュアルや、緑黄色社会のMVのイラスト・アニメーションなども手がけたアーティストのwatabokuの手によって選手たちがキャラクター化されている。

『SK-II STUDIO: 火の鳥NIPPON「VS リミット」』本編映像

『SK-II STUDIO: 火の鳥NIPPON「VS リミット」』ビジュアル
『SK-II STUDIO: 火の鳥NIPPON「VS リミット」』ビジュアル

実体験にもとづく6本のストーリーに共通するのは、登場する女性アスリートたちが、日常的に他人の好き勝手な言動や、「こうあるべき」という凝り固まったイメージにもとづく偏見の目を向けられ、そのプレッシャーによって自分を抑え込まれたり、自信を失いかけたりする経験をしているということだ。ときには競技に関係なく、振る舞いや容姿に関するジャッジも受けている。

そんな状況において、「自分のルールは自分で決める」「他人の目は気にしない」といった強い意思のもと、自分や仲間を信じることに立ち返り、確固たる信念を武器に自ら壁を打ち破るアニメのなかのアスリートたちの姿は、日々いろんな要因で自信を失いかけたり、自分を疑ってしまったりしている女性たちを鼓舞するエネルギーに満ちている。

「VSシリーズ」キービジュアル
「VSシリーズ」キービジュアル

いっぽうで、この社会には個人の力ではどうにもならないことで限界をつくられてしまう現実もある。戦う強さを持てないこともあるし、自分の力で打ち破った「怪獣」が、他の誰かを傷つけることだってあるだろう。

社会の抑圧に対し、自分を信じて跳ね除ける強さによってのみ抵抗するのではなく、プレッシャーを生む声や言葉がたやすく個人に向けられてしまう状況そのものを変えていく必要もあるのではないか。自分を疑ってしまうときの不安も、そこから前を向くときの怖さも経験している石川佳純は「楽しみながら卓球をすること」をいまの目標として掲げる。一人でも多くの人が自分の心地よいあり方でいられる社会になるよう、その実現を阻む「怪獣」の背後にある、より大きな問題にも目を向けたい。

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