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誰もがジブン流の「Create now.」を体現した『Adobe & Creators Festival』

誰もがジブン流の「Create now.」を体現した『Adobe & Creators Festival』

内田伸一
撮影:柏井万作
2012/06/04
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お店とお客、またクリエイター同士の交流のひととき

お店はまだまだあります! 「Font Me」ならぬ「Hanko Me」と掲げたハンコ屋を出現させたのは、大日本タイポ組合。秀親さんと塚田哲也さんが結成した、実験的タイポグラフィユニットです。彼らのつくるハンコは、きちんと名前になっているのに、その人を表す別の形や文字にも見えるというスグレモノ。「ハンコ屋が本業と思われちゃうから数年前から断ってました」という封印が久々に解禁です! 依頼者と面談しつつデザインする光景が印象的でした。

会場の様子

小さくかわいい原稿用紙が来場者の目を引いていたのが、大竹雅俊さん(フグ)と雄亮さんによる兄弟デザインユニット・PORTです。出品のメインは俳句からツイッターまで対応した、活版印刷による140字のメモ帳「MEMO-GEN」シリーズ。「初のフリマ出店体験が、やはり文字に関わる『Font Me』と同会場というのも縁かなと(笑)。前からファンだった大日本タイポ組合さんがお隣で、お話できたのも嬉しいです!」と雅俊さん。

会場の様子

並みいる個性派の中でもひときわ異彩を放ち、かつ人気の絶えなかったのが、注目イラストレーター・死後くんのブース。ほっこりシュールなその作風で、雑誌からテレビまで幅広く活躍中です。この日はお客さんの顔をその守護霊と一緒に描いてくれる「霊界似顔絵師」という斬新すぎる企画で登場。常に順番待ちの盛況ぶりでした。

会場の様子

ジカバイ組合は、クリエイター10組以上による協同組合です。直接販売という、作り手とお客をダイレクトに結ぶコミュニケーションにこだわります。たとえばBUCHI MOKKOUが手がけるのは、好きな木片をお客が選び、その場で仕上げる自分だけのボールペン。また「おもての服」による、裏表・前後を気にせず着られるルームウェアは、説明する側もされる側もとても楽しげでした。

会場の様子

デザイナー8組が主催する、プロダクト展示・販売プロジェクト「novelax」は、巨大ノートブックを好きな長さで量り売りする「gram notebook factory」(20日のみ実施)と、各デザイナーによるアクセサリーや小物が一堂に会する「novelax store」の2本立て出店。長〜いノートに自分の切りたい線を自由に指定し、カット後に5円/グラムで購入できます。自分だけの形と大きさのノート、いかがですか?

会場の様子

morldこと横山博昭さんは、建築のバックグラウンドを持ちつつ、アーティストやデザイナーとして活躍しています。この日は手描きドット模様がユーモラスな、マトリョーシカ人形を出品。「お客さんに子宝のお守りですか?と聞かれて、あ、そんな見方もできるなと気づかされました(笑)」

会場の様子

温かみある活版印刷をアクセサリーや壁時計に取り入れたのは、デザイナーの森岡聡介さんによる「オトギデザインズ」。懐かしさと新しさが共存するものづくりは、昔ながらの上履きのデザインを大人の女性用シューズに取り入れた「いろばき」にも貫かれています。「野外だとお客さんも僕らも気持ちがフランクになれる気がしてよいですね」と、森岡さんもリラックスした様子でした。

会場の様子

ふだんは雑誌やウェブ、またライブハウスやものづくりの場など、それぞれの舞台で活躍するクリエイターたち。その表現と、作り手自身にも出会える貴重な時間となりました。また、彼らが形づくる最新のカルチャーシーンと、誰もが自己表現できる「Font Me」が隣り合う会場風景は、表現行為の本質を語りかけてくるようにも思います。「Create now.」。そう、すべてのひらめきが、豊かな表現への入口になり得るのです。

「クリエイターズ・フリマ」の出店者一覧はこちらから

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ただシャムキャッツの四人がフラットに存在して、音楽を鳴らしている。過剰な演出を排し、平熱の映像で、淡々とバンドの姿を切り取ったPVにとにかく痺れる。撮影は写真家の伊丹豪。友情や愛情のような「時が経っても色褪せない想い」を歌ったこの曲に、この映像というのはなんともニクい。(山元)