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きらびやかでロマンティック Dorianインタビュー

きらびやかでロマンティック Dorianインタビュー

インタビュー・テキスト
金子厚武
撮影:柏井万作
2010/10/13

「ドリアンのデビュー作がやばい!」と言ってピンと来ない人も、「七尾旅人とやけのはらの“Rollin’ Rollin’”のアレンジを手がけた男のデビュー作」という紹介をすれば、俄然興味を持ってくれることと思う。そして、実際にこのデビュー作『Melodies Memories』を聴けば、そんな「第三の男」としての評価を超え、ドリアンというアーティストの虜になるかもしれない。80sディスコ風味たっぷりのきらびやかでロマンティックなトラックの数々は、それだけの可能性を秘めている。そんな素晴らしい作品を発表したドリアンだが、音楽を諦めかけた、苦しい時代もあった。そんなドリアンが赤裸々に語ってくれたのは、自らの個性である「Melodies」にたどり着くまでの物語と、今も音楽活動の根底に存在する「Memories」への複雑な思いだった。

(インタビュー・テキスト:金子厚武 撮影:柏井万作)

―親は音楽に対する理解があったんですか?

ドリアン:お父さんが好きでしたね。趣味でバンドでギターを弾いてたんで。だから小室さんの前に親が車で聴いてたものとか、そういうのが染み付いてる感じはしますね。なんかちょっとダサいフュージョンみたいな。シャカタク(80年代から活躍するイギリスのフュージョン・バンド)とかですね。

―鍵盤を買ってもらってからはどんな方向性に進んだんですか?

ドリアン:結構いろいろ間違えた方に行きました(笑)。静岡の田舎で、周りに音楽を知ってる友達がいなかったので、自分で探すしかなくて。「小室さんの言ってることが正しいんだ」と思ってたから、ジュリアナ東京のコンピとかを買って、「これがテクノか!」みたいな(笑)。

―最初はどんな曲を作ってたんですか?

ドリアン:それこそジュリアナみたいな感じの曲を作ってました。それから、友達のお兄さんに『さんぴんCAMP』(1996年に日比谷野音で開催された伝説的ヒップホップイベント)のビデオを見せられたり、中学で隣の席になった女の子がテイ・トウワ好きのマセた子だったりして…。

―そうやって徐々に軌道修正されていったわけですね。

ドリアン:そうです、軌道修正して(笑)。それで高校生になってからは、新しいシンセやサンプラーも買って、部活にも入らずにずっと家で音楽を作ってましたね。

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リリース情報

Melodies Memories
Dorian
『Melodies Memories』

2010年9月15日発売
価格:2,100円(税込)
FCT-1004 / cap-110

1. Dorian's Openning Theme
2. Nasty Ice Cream feat. LUVRAW&BTB
3. Melodies Memories
4. Flash
5. Natsu No Owari feat. G.RINA
6. Magic Fly Love Affair
7. Free
8. Morning Calling
9. Disco4.5(ASYK MIX)
10. Shooting Star feat. TAVITO NANAO&YAKENOHARA
11. Crystal Girl

プロフィール

Dorian

RolandのオールインワングルーヴマシンMC-909を使ったライヴで都内を中心に活動中。ドリーミーでロマンティックなアーバン・ダンス・ミュージックで各方面から支持を集めている。2009年、初の自主制作盤CD-R『Slow Motion Love』を発表。トラックメイカーとして七尾旅人×やけのはら“Rollin' Rollin'”のアレンジを担当、リミックスも手がける。ZEN-LA-ROCK〜DEDE MOUSE等の作品への参加VMCへの楽曲提供等々。2010年9月、自身初のフルアルバム『Melodies Memories』をリリース。

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