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K-POPアイドルINFINITE、その栄光の影には多くの失敗もあった

K-POPアイドルINFINITE、その栄光の影には多くの失敗もあった

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
2014/06/26

実はダンスだけじゃない、大学では音楽や演技を学び、作曲も手がけるINFINITE

もうひとつ注目してほしいのが、早くからK-POP愛好家以外からも高い評価を受けていた楽曲だ。当時、欧米のダンスミュージックの影響が色濃いエレクトロサウンドがあふれていたなかで、彼らのデビュー作『First Invasion』からリード曲に選ばれたのは、シャープなギターリフが鳴り響く“TO-RA-WA”(原題:“다시돌아와”)。エレクトロサウンドにビンテージなロックを融合した「ロカトロニック」を掲げた楽曲で、少女時代などの楽曲も数多く手がけ、韓国随一のヒットメーカーであるジヌ(Hitchhiker)が作曲したものだった。


そして、彼らの楽曲を語るうえで欠かせないのが「Sweetune」の存在だ。Sweetuneとは、ハン・ジェホとキム・スンスの2人を中心としたプロデュースチームで、KARAをはじめ韓国で数々のヒット曲を手がけているほか、日本でもSMAPやアイドリング!!!などに楽曲を提供。前述の『First Invasion』からINFINITEのほとんどの作品でプロデュースに関わっており、爽やかなメロディーで1980年代のポップスを思わせる“She’s Back”や“Nothing’s Over”、初めて韓国の音楽番組で1位を獲得した“Be Mine”などはSweetune作曲によるもの。ここ数作はエレクトロな要素が強い作品がリード曲となっているが、どこか懐かしさを匂わせながらもキャッチーに響くメロディーは健在。なお、最新シングル『Last Romeo ~君がいればいい~』のカップリングには、“Nothing’s Over”の日本語版も収録されている。


作家やプロデュース陣だけでなく、メンバーの音楽面での貢献も触れないわけにはいかないだろう。ダンスにスポットが当たることの多い彼らだが、メンバーはそれぞれ大学で音楽や演技を専攻。7人それぞれが得意分野を持って活動していることもグループとしての強みとなっている。

ソンギュ:僕は実用音楽科で歌唱を専攻していて、音楽に関する理論、発音や発声、ディレクションなどの勉強をしています。基本的な知識を学んだことが、レコーディングやステージでのパフォーマンスに役立っていると思います。

ウヒョン:忙しいスケジュールで喉を酷使しなければならないことも多いんですけど、学校で身につけた歌唱やウォーミングアップに関する知識は、ケアする際の助けになっています。

リーダーのソンギュはレコーディング前のガイドボーカル役も担当しており、楽曲制作の段階からグループを牽引。もともとロックを嗜好しており、2012年にはソロアルバム『Another Me』も発表している。ウヒョンは自身で作曲もしており、最新アルバム『Season 2』でも“눈을 감으면(目を閉じれば)”が彼のソロ曲として収録。今年3月には「Toheart」というユニットでも活動を開始し、早速複数のチャートで1位を獲得している。

ラップを担当するドンウとホヤも、曲中のラップパートを自身で制作。2人によるグループ内ユニット「INFINITE H」としても活動しており、昨年1月にはさまざまなヒップホップやR&Bアーティストとコラボしたアルバム『Fly High』もリリースした。

左から:ドンウ、ソンギュ
左から:ドンウ、ソンギュ

「僕たちはいろんな感情を表現する職業なので、普段生きていて感じること、体験することすべてが役に立っていると思います」(ホヤ)

また、所属するウリムエンターテインメントには、韓国内では実力派として知られるロックバンド「Nell」が在籍し、ソンギュのソロアルバムにも楽曲提供。デビュー当時には韓国屈指のヒップホップグループ「Epik High」も在籍しており(現在は移籍)、特にドンウとホヤはラップスキルやミュージシャンとしての気構えの面で薫陶を受けたという。しかし、彼らに話を聞いていて頼もしかったのは、恵まれた環境で身につけたスキルを大切にしながらも、日々の経験から感性を磨く姿勢だ。

ホヤ:もちろん学校で音楽について学ぶことも役に立ちますけど、やっぱり僕たちはいろんな感情を表現する職業なので、普段生きていて感じること、体験することすべてが役に立っていると思います。悲しいことがあったり、幸せなことがあったり、誰かと恋をしてまた別れがあったり、そういったことが経験できてこそ、感性というものが出てくると思うんです。だから、何か辛いことがあったとしても、これは後々なんらかの形で必ず活きてくると考えるようにしています。音楽というのは、ただ勉強しながら学ぶだけのことではないと思うので。

ソンギュ:本当にいまホヤが言った通りで、すべてがいまにつながっていると思います。僕は地方からソウルにやってきて、働きながら歌手を夢見て、いろんなオーディションを受けました。その当時に失敗もたくさん経験しましたけど、失敗したからこそ得られた感情もあると思うんです。

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リリース情報

INFINITE<br>
『Last Romeo ~君がいればいい~』初回限定盤A(CD+DVD)
INFINITE
『Last Romeo ~君がいればいい~』初回限定盤A(CD+DVD)

2014年7月2日(水)発売
価格:2,100円(税込)
Delicious Deli Records / UICV-9058

[CD]
1. Last Romeo ~君がいればいい~
2. 僕という人
3. Nothing's Over(Japanese Version)
[DVD]
・Last Romeo ~君がいればいい~ Music Video
・Last Romeo ~君がいればいい~ Making Movie
※デジパック仕様、16ページのブックレット付き

INFINITE<br>
『Last Romeo ~君がいればいい~』初回限定盤B(CD)
INFINITE
『Last Romeo ~君がいればいい~』初回限定盤B(CD)

2014年7月2日(水)発売
価格:2,800円(税込)
Delicious Deli Records / UICV-9059

1. Last Romeo ~君がいればいい~
2. 僕という人
3. Nothing's Over(Japanese Version)
※紙ジャケ仕様、52ページのブックレット付き(A4相当)

INFINITE<br>
『Last Romeo ~君がいればいい~』通常盤初回プレス分(CD+16Pブック)
INFINITE
『Last Romeo ~君がいればいい~』通常盤初回プレス分(CD+16Pブック)

2014年7月2日(水)発売
価格:1,800円(税込)
Delicious Deli Records / UICV-9060

1. Last Romeo ~君がいればいい~
2. 僕という人
3. Nothing's Over(Japanese Version)
※スリーブケース、16ページのブックレットランダム8種フォトカード1枚(通常3Pケース)付き

プロフィール

INFINITE(いんふぃにっと)

(株)ウリムエンターテインメントから誕生したボーイズグループ。2010年6月9日にデビューアルバム「First Invasion」を発表。リード曲の「タシトラワ」でアイドルという枠を超えた音楽性と一糸乱れぬダンスで鮮烈なデビューを飾る。シンクロ率99.9%の代名詞でトップアイドルの仲間入りを果たした。日本でも2011年7月に開催されたショーケース「It's the INFINITE!」、続けて9月に開催された1st LIVE「Leaping Over」、2012年2月の「SECOND INVASION 日本公演」そしてSUMMER SONIC(サマーソニック)2012への出演、また同年開催した初のアリーナツアーでは全国5大都市で74,000人を動員するという大人気ぶりで、他のアイドル達とは一線を画す実力派グループとしての地位を確固たるものとした。

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