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ポップでキュートな「ふぇのたす」が広げていく、新時代の輪

ポップでキュートな「ふぇのたす」が広げていく、新時代の輪

インタビュー・テキスト
柴那典
撮影:豊島望
2015/03/06

いろんな切り口で、手をつくして「楽しさ」を生み出す。いろんな人を巻き込みながら、その独特なセンスとキャラクターで「面白さ」の輪を広げていく。ミニアルバム『PS2015』でいよいよメジャーデビューを果たす「ニューエレクトロポップユニット」ふぇのたすは、そんな3人組だ。サウンドは1980年代ニューウェーブ直系で、キャッチーなメロディーとボーカル・みこのキュートな歌声が何よりの武器。そして、ライブのMCやミニアルバムのショップ特典CDに収録されるトークなど、三人のとりとめのなくファニーなお喋りもグループの「売り」になっている。

映画『おんなのこきらい』の音楽をつとめたり、メンバーの敬愛する「れもんらいふ」代表のアートディレクター千原徹也がMVやアートワークを担当したりと、さまざまなカルチャーと交わり始めている今、三人の目指すことを語ってもらった。

ふぇのたすのスタイルというか、ちょっと特殊な面白さを楽しんでる人達が増えてきたなと思いますね。(ヤマモト)

―ふぇのたすは、昨年12月に渋谷CLUB QUATTROのワンマンライブでメジャーデビューを発表しました。ライブ開演前からステージに大きく「祝・メジャーデビュー」と貼りだしてあったり、紅白のテープカットをしたり、かなり派手なお祝いをしていた。あの日はどういう実感がありました?

ヤマモト(G,Syn):まだ誰もやってないメジャーデビューの発表の仕方をしたくて、ライブが始まる前から終わるまでずっとお祝いをしてたんです(笑)。発表してお客さんのワッ! って笑顔を見た時に、メジャーデビューする実感が生まれましたね。

みこ(Vo):お客さんの熱量を感じ取ったという。

澤(Per):Twitterでも「おめでとう!」ってリプライが沢山きたり、泣いてるお客さんもいて、そういうところで実感はありましたね。

ヤマモト:それこそしれっと発表することもできるけど、ライブで2時間かけて、踊りながらそれを祝うのがふぇのたすっぽいなって思います。メジャーデビューも「楽しいこと」なんだっていう。

左から:澤“Sweets”ミキヒコ、みこ、ヤマモトショウ
左から:澤“Sweets”ミキヒコ、みこ、ヤマモトショウ

―しかも、ユニバーサルミュージックの「ZEN MUSIC」レーベルからデビューするんですよね。レーベルメイトにはお笑い芸人のクマムシと、サンリオのキャラクターのKIRIMIちゃん.もいる。ここに加わるっていうのはどうですか?

ヤマモト:「なんか面白いやつらが集まってる」レーベルって感じですよね。そういう意味ではやはり、僕らには一番いいレーベルかもしれない。この中で一番面白いやつになりたいっていうのはありますね。「さすがふぇのたすはZEN MUSICの中でも目立ってんな!」みたいな。

―ふぇのたすって、独自の「楽しさ」を追求してきたわけですけど、そうした自分達のテイストや存在が徐々に広まってきてる実感はありますか?

ヤマモト:ふぇのたすのスタイルというか、ちょっと特殊な面白さを楽しんでる人達がけっこう増えてきたなと思いますね。それは僕達がやりたいことでもあったし、前回のインタビューでも話した通り、ふぇのたすらしい盛り上がり方がやっぱりあって。だって、この間のワンマンライブの演出も、よくよく考えたらわけわからないですからね。

左から:みこ、ヤマモトショウ

みこ:確かに。何も知らずにライブを観にきたお客さんに、「今から私達のメジャーデビューを祝って下さい!」っていきなり言って(笑)。

ヤマモト:だけどお客さんも、「ここに来たことがラッキー!」みたいな空気になってたんですよ。それがやりたいことだなって思いましたね。

みんな、ふぇのたすを使って自分のやりたいことをやってくれてるんです。(みこ)

―ふぇのたすの楽しみ方が、伝わってきたわけですね。

みこ:そうですね。しかも今までは一緒に楽しむ相手がお客さんだけだったけど、メジャーデビューするにあたって、一緒に仕事をする制作陣やスタッフの方が増えて、その人達がみんな楽しんでやってくれている感じがします。

―なるほど。周りを巻き込んで、一緒にクリエイティブなことをやっている。

みこ:みんな、ふぇのたすを使って自分のやりたいことをやってくれてるんです。今回リリースする『PS2015』に関してだと、私がずっと好きだった千原徹也さん(アートディレクターで、株式会社れもんらいふ代表)にアートディレクションをお願いしたんです。千原さんは本当に一緒にふぇのたすを楽しんでくれて、「自分の会社が目指すことと、ふぇのたすのユーモアが一致しているので、すごく楽しい仕事です」って言ってくださって。

左から:澤“Sweets”ミキヒコ、みこ

―相思相愛な感じですね。

みこ:ずっと笑顔が絶えない現場でした(笑)。そういうことを聞くと、私達が今まで築き上げてきたものがあるからこそ、感覚が共有できるようになったのかなと思って。だから今回は過去最高のアートワークが作れたんじゃないかなって、私はすごく思っています。

ふぇのたす『PS2015』ジャケット
ふぇのたす『PS2015』ジャケット

―ちなみに、千原さんにはどういうイメージを伝えたんでしょうか?

みこ:「この方向で行きたいです」って言ったわけではなくて、「ふぇのたすはこういうグループなんです」っていう説明をして、千原さんに案を出していただいたんです。そこからいろいろ擦り合わせていって、ちょうどいいバランスを探りながら作っていった感じです。

―千原さんにはどうやって「ふぇのたすはこういうグループなんです」って伝えたんですか?

みこ:それはもう、私達のトークのありのままを聞いてもらった感じ(笑)。この空気感を味わってもらう、というか。やっぱり言葉では絶対に伝わらない何かがあるんですよね。1回ライブを観てもらえばわかってくれるんじゃないかと思います。

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リリース情報

ふぇのたす『PS2015』(CD)
ふぇのたす
『PS2015』(CD)

2015年3月11日(水)発売
価格:2,160円(税込)
UMCK-1507

1. 今夜がおわらない
2. ふふふ
3. 女の子入門
4. ファッション戦争
5. サラダになあれ
6. 夜更かしメトロ

イベント情報

ふぇのたす
『PS2015』発売記念 東京・大阪リリースパーティ

2015年4月1日(水)
会場:大阪府 心斎橋 Pangea

2015年4月3日(金)
会場:東京都 六本木 Super Deluxe

作品情報

『おんなのこきらい』

2015年2月14日(土)からシネマカリテで公開中
監督・脚本:加藤綾佳
主題歌・劇中歌:ふぇのたす
出演:
森川葵
木口健太
谷啓吾
井上早紀
加弥乃
松澤匠
巴山祐樹
緑茶麻悠
ふぇのたす
配給:SPOTTED PRODCTIONS

プロフィール

ふぇのたす

2012年、なつに結成された、みこ(Vo)、ヤマモトショウ(Gt,Syn)、澤“Sweets”ミキヒコ(Digital Per)からなるエレクトロポップユニット。東京で、別のバンドで活躍していたヤマモトショウと澤“Sweets”ミキヒコに、シンガーソングライターとして活躍していたみこがボーカリストとして加わる。2013年、なつに1st Mini Album『2013 ねん、なつ』をインディーズでリリース。吉田豪氏の絶賛を受ける。2014年、5月にリリースした2nd Mini Album『胸キュン’14』では、タワーレコード新宿店ウィークリーチャート3位、ヴィレッジヴァンガード日刊商品ランキングで第3位を記録! 2014年6月に行った渋谷WWWワンマンライブはSOLD OUT!、12月には渋谷CLUB QUATRROのワンマンライブを大成功に終わらせた。ふぇのたすの世界観を元にして作られた映画『おんなのこきらい』(監督:加藤綾佳、主演:森川葵)が2015年2月より全国順次全国公開が決定。メンバーも出演し、スクリーンデビューも果たす。1980年代エレクトロポップなサウンドに、一度聴いたら忘れられない親しみやすいメロディ、みこのキュートなボーカルが特徴。そのゆるかわいさは、中毒性10000%! あなたもふぇのたすにやみつきになること間違いなし!

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