二階堂和美が語る、ビッグバンドとの共演とジブリ主題歌後の試練

2016年1月に初めての共演が実現し、あまりの好評ぶりから『ARABAKI ROCK FEST.』や『SUMMER SONIC』へも出演を果たした二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Bandが、待望のアルバム『GOTTA-NI』をリリースする。1990年代後半からインディーズシーンで活動を始め、2000年代前半には海外ツアーも行なってきた一方、近年はスタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』の主題歌“いのちの記憶”を制作・歌唱するなど、僧侶として広島県に在住しながら活躍の幅を広げる二階堂和美。指揮者のいる総勢21人のビッグバンドとして、エンターテイメント性あふれるライブが絶賛されているGentle Forest Jazz Band。

それぞれ単独でも話題を呼んでいる彼らだが、この共演は実に8年越しに叶ったお互いの念願だったという。二階堂、そしてGentle Forest Jazz Bandのリーダー&指揮者を務め、在日ファンクのメンバーとしても活躍するジェントル久保田の二人に、まるで導かれるように結びついた共演について、本作のために書き下ろした新曲について、喜びにあふれる想いをたっぷりと語ってもらった。

ニカさんを迎えられるバンド力がつく前に共演が叶っていたら、理想とするレベルに到達できず、悲しい想いを抱えていたかもしれない。(久保田)

―まずはニカさん(二階堂)とGentle Forest Jazz Band(以下、ジェントル)の関係からお尋ねしたいんですけど、2008年の『はまけんジャズ祭』(在日ファンクの浜野謙太が企画するライブイベント)で出会われたそうですね。

二階堂:私は客として観たんですけど、もう本当に楽しくて。見た目も、音も、パフォーマンスも、エンターテイメントとして楽しませるムードが溢れ出ていたんですよ。それを見て、羨ましかったし、こんなバンドと一緒に歌えたら絶対に楽しいと思って、その日すぐに楽屋へ「いつか一緒にやってください」と言いに行ったんです。

二階堂和美
二階堂和美

―8年越しで共演が叶ったきっかけというのは?

二階堂:去年のいま頃にレーベルの社長から「ニカさん、年に1回くらいワンマンしましょう。何したいですか?」と訊かれて、ビッグバンドをやりたいと言ったんです。それでジェントルの名前を出して、オファーしてもらったら即答で返事をくれて。

―久保田さんはニカさんのことをどういう感じで見ていたんですか?

久保田:ハマケンから「すげぇ、いいんだ」と言われて、CDを聴かせてもらってたんですよ。あと、2012年の『勝手にウッドストック』というイベントで踊りまくるニカさんを見て、「なんだこのエネルギーは!?」ってすごい感動した記憶があって。

ジェントル久保田
ジェントル久保田

二階堂:あれ見てたんですね! やぶれかぶれだったやつ(笑)。あのときは私のギターの弾き語りと山村誠一さん(Rustic Pansなどでの活動で知られるミュージシャン)のスチールパンという無茶な編成だったんですよ。弾き語りを何年もやってなかったのもあって、ギターが途中からわからなくなっちゃって。しょうがないから踊るしかないって。

久保田:あのときのニカさんは本当にキレてましたね。それから「いつかニカさんと一緒にやりたい」と思ってたんですけど、いまだからできたなと思いますね。ニカさんと会ったばかりの頃は、まだ社会人ビッグバンドみたいな感じでしたけど、いまは(トランペットの)村上基とか、ちゃんとアレンジを組めるメンバーがいて、ニカさんを迎えられるバンド力がついたから。その前に叶っていたら、理想とするレベルに到達できず、悲しい想いを抱えていたかもしれない。

二階堂:それは私も同じですよ。2011年に出した『にじみ』というアルバムを作るときに、自分が思ったアーティストに一人ずつ声かけて、それが自然にバンドになって、ここ数年一緒にやらせてもらってたんです。 そこでの試行錯誤やよろこびを経たからこそっていうのがある。その編成も一昨年のワンマンで集大成を迎えた感があったところに、去年レキシと一緒に『ふたりのビックリショー』というのをやらせてもらって。彼らのアレンジのなかにゲストボーカルで入ったら、なんだかとても気楽でよかったんですよ。そんな時期に「ワンマンで何したいですか?」って話があったから、バンドに任せるって最高だねって。

―一通りバンドでやってみたからこそ、感じられるものがあったんですね。

二階堂:そう。いまだからこそ、自分の作った曲たちをどう料理してもらっても楽しめるというか。そのタイミングが自分にとってもすごくよかったんですよね。でも、曲を一からビッグバンド用にアレンジしてもらうのがどれだけ大変なことか。最初は漠然としかわかってなかったけど、本当にありがたいことなんだなと。

ビッグバンドを背負うというのは、生半可なことじゃないんだなと。でも、その機会が自分に訪れたことがうれしくてすごく高ぶってましたね。(二階堂)

―単発のライブで終わったら、相当もったいない話ですからね。

久保田:でも最初は年始に東京と大阪でライブするだけの予定だったんですよ。ニカさんとはそれだけでもうれしかったので。だからとりあえず、すげぇ面白いことをやろうって。

―ニカさんの曲をビッグバンドにするうえで、どんなことを意識したんですか?

久保田:僕が実際にアレンジを担当したわけではないんですが、ニカさんのバックバンドをやるだけにはならないように、ジェントルのバンドの顔も見せつつ、新たなものを作る意識でということは話していました。まず最初に小さい編成で集まって、いろいろ試行錯誤して方針を決めてニカさんに投げて。

左から:二階堂和美、ジェントル久保田

―ニカさんともやりとりをしながら詰めていったんですか?

二階堂:久保田君、村上君、私の三人で、かなり密にメールしてました。でも、メールだと孤独感がすごくて、何度もへこたれそうになったんですよ。一緒に音を出すまでは、だいぶ大変でした。 私は譜面が読めないし、書けないし、抽象的な注文ばっかり出すんですけど、それを汲み取ってくれて。でも、そうやって何か月間かやりとりして、もやもやしてたものが、音を出した瞬間にパーッと晴れていく感じがあって、「音楽ってすごい!」と思いましたね。

―ニカさんのメールで印象的なものはありました?

久保田:ニカさんから来るメールをちゃんと解読するまでに、毎回30分以上かかって……これ、悪口じゃないですよ(笑)。それで、基君と会ってディスカッションをしつつ、1時間くらいかけて返信のメールを書いて。

二階堂:私は専門的なことが全然わからなくて、基君からのメールが解読しきれず。リズムとか楽器選びとか、こうしたらどうなるみたいなのが、なかなかイメージできなくて……。でも、ジェントルのほうもいっぺんに10曲くらい渡されて、それをそれぞれ違うように聴かせなきゃいけないわけだから、そりゃ大変ですよね。本当に振り返りたくないくらい(笑)。

二階堂和美

久保田:あのときが一番大変でしたね。

二階堂:大変だったね。「安易に言うんじゃなかった」みたいな(笑)。でも、初めて自分が声を出してみたら、音量も音圧もすごかったんですよ。ちょっとビッグバンドをなめていたというか。「こりゃ大変だ!」と。

でもやってるときは楽しくてしょうがなくて、5時間とかのリハがあっという間で。まだなんぼでもいけるとか思うんだけど、実際はものすごく消耗してて、翌日は使い物にならなかったんです。そんなことこれまでなかったので、やっぱりビッグバンドを背負うというのは、生半可なことじゃないんだなと。でも、それをやれる機会が自分に訪れたことがうれしくて。武者震いするというか、すごく高ぶってましたね。

―確かにビッグバンドを背負うって、ものすごいエネルギーを使いそうですね。

久保田:僕らもニカさんの声を聴いてテンションが上がっちゃって、ニカさんに音をぶつけるような演奏だったんですよ。だからニカさんも大変だったと思います。

聴いている方の心を音楽で揺さぶりたい。そうでないと、わざわざ人前に出る意味がないと思うんですよね。(二階堂)

―ニカさんはいままで、アカペラでフィールドレコーディングしたり、カバーアルバムを作ったり、ジブリの曲を作ったり、いろいろな方法で表現してきたと思うんですけど、ビッグバンドで表現することは、どういう部分が違いますか?

二階堂:やっぱりエンターテイメントっていうことが前面に出るなと思いますね。私、自分のなかで「これがやりたい」っていうのがずっと見えてなかったんですよ。ビッグバンドは理想とする音楽の見せ方ではあったけど、辿り着き方がわからなくて、ずっと回り道をしていたようなところもあって。弾き語りとかは、いわば実験で、どれだけ引き算できるかっていう。それが、最近は年配のお客さんが増えて「楽しませてちょうだいね!」と言われているような、完全に受け身ムードのことも多くなっていて。

二階堂和美

―特にジブリ以降は、客層も変わったんじゃないかと思います。

二階堂:そうですね。ライブハウスに通ったり、インディーズのCDを探したりするような人とは、全然違うタイプの人たちの前で歌うことが増えて、ものすごい試練を受けた感じがあるんです。それで、自分のなかでも少しずつエンターテイメントっていうものに向かい始めていたところがあったんですけど、そこでジェントルと一緒にやることができて。

―必然的に導かれたところがあるんでしょうね。

二階堂:そういう感じですね。「いつか」と思っていたことが、「いま」っていう感じで。

―過去のニカさんの活動を振り返ると、一見全然関連のないことをやっているように見えて、導かれている部分もあるんだなと感じたんですよね。

二階堂:そのときそのとき、全力で目の前のことに向かっているだけなんです。聴いている方の心を音楽で揺さぶりたいですし。そうでないと、わざわざ人前に出る意味がないと思うんですよね。私、もともと人前が苦手なんですよ(笑)。いつも苦し紛れというか、私にやれることがあるならばやろうみたいな感じでお尻を叩かれてここまでやってきて。叩いてくれる方がいることは幸せなんですけどね。

―それは自分が社会に対して何ができるのか、みたいな考えで?

二階堂:無力感みたいなものが大前提にあるんです。そのなかで「私にできることがあるとするならば」っていう感じですね。ちょっと消極的な考え方かもしれないですけど。

ジェントルの粋な部分と、プロ意識と、誰でも楽しめるものにこだわっているところは、いまの自分にはすごくフィットする(二階堂)

―そういう考え方は、ニカさんが僧侶であることも関係しているんですか?

二階堂:関係していると思います。10代の頃は、「見て、私こんなに歌えるの」みたいな気持ちがあったんですけど、そうでもないなと思い始めて(笑)。そつなく歌えることよりも、どっかで「音楽はかっこよくなきゃ意味ないじゃん」みたいな意識があるんですよね。

それは自分がそういう存在でなくてもよくて、かっこいい人がいるだけでうれしいんですけど、その一つがジェントルだったんです。彼らの粋な部分と、プロ意識と、誰でも楽しめるものにこだわっているところは、いまの自分にはすごくフィットするんです。

―久保田さんは先ほどニカさんのライブを観て驚いた話をされてましたが、ニカさんをボーカリストとして迎えていかがでしたか?

久保田:ニカさんと一緒にやるのって、僕らの伴奏でただ歌うっていうことではないんです。みんながそのときのテンションを感じ合って、ぶつけ合って演奏するということなので。ニカさんはこっちがぶつかりにいっても、受け止めてくれるんですよね。

ジェントル久保田

二階堂:私はむしろ「ただ歌う」という側面が強いかもしれない。ソロや小編成だと、出ていないリズムや音を感じてもらうために、踊ったり、スキャットしたり、あらゆる箇所を自分が請け負わないといけないので、正味の「歌う」っていうところには、20%くらいの意識しか向けられてなかったと思うんです。だけど今回は21人も後ろにいてくれたし、もう全部を任せて、歌に100%集中できる。何も心配をせずに歌えるのはすごく贅沢だなぁって思いました。

―ソロでは受け止める側にも構える部分があるんですけど、ビッグバンドではもうちょっと気楽に受け止められるというか、伝わり方が全然違うなと思いました。

二階堂:それ、あると思うんですよね。ソロと違って、声の成分もミュートされるところがいっぱいあるし。吸収されて、全部が響きとなって、ひとかたまりでドカーン! と出てくるというか。

―特に新曲“Nica’s Band”の<飲んで食って寝るのは一緒さ>という歌詞は、ソロで歌っていたら、全然違う伝わり方をしていただろうなって。

二階堂:これは久保田君が作詞作曲してくれたんです。

久保田:ニカさんがビッグバンドで歌うことを前提に、ステージ上でニカさんがどうするかまで全部含めて書いたんです。

―ニカさんは過去に「歌詞に仏教的解釈がほしい」と発言されていて、僕は仏教のことはわからないですけど、<飲んで食って寝るのは一緒さ>という歌詞を見て、すごく納得した部分があったんです。

二階堂:なるほど。でも、人に書いてもらう曲にまで、そんなことは思ってないですよ(笑)。自分は僧侶だから、自分が辻褄を合わせるときに、そこがウソでないほうがいいと思うだけなんです。

この曲は何のこと言ってるのかよくわからないけど、感覚だけは「そうそう」っていう感じで、意味があんまりないのがすごくいい。自分の歌詞では絶対に書かないであろう<もっと近くにいらっしゃい>という挑発的なセリフとか、ある意味自分のフラストレーションを全部放出させてもらっている感覚もあって。もうこの1曲だけでいいんじゃないかってくらい、いろんな要素が詰め込まれた曲ですね。

―スキャットまで入ってますしね。

久保田:僕は絶対に曲のなかにニカさんのスキャットを入れ込みたいと思っていたんですよ。ニカさんのスキャットは、野生的だしめっちゃオリジナリティーがあるんです。誰にも真似できない。ジャズの根本は、「誰にもできないことをやる」ということなので、本当にかっこいいです。

―もう一つの新曲“いとしい気持ち”は、<楽しくて楽しくて>という歌詞に象徴されていますけど、ジェントルと一緒に音を出すことに対しての、素直な気持ちが表現されてますよね。

二階堂:この曲は私が作って、アレンジを村上君にお願いしたんですけど、ステージに立ってるときの喜び、音を一緒に出してるときの喜びみたいなところから発想しました。でも、それって人それぞれにあると思うんです。私で言えば、娘といる時間だとか。ハマケンもこの曲をライブで聴いて、「子供のことを思っちゃって」と言ってくれたんですけど、本当にかけがえのない一瞬一瞬を喜びたい素直な気持ちを歌いました。

ニカさんと一緒にやった経験が大きな土台になるだろうなと感じていて。ものすごい原動力をいただいたなと思ってます。(久保田)

―今回こうしてビッグバンドをやられて、次はどうしようか考えていることはあるんですか?

二階堂:いま地元では、盆踊りを毎年やらされてますけど(笑)。何も目標がないからこそ、できることがあるのかなと。年齢を重ねてきたこともあって、下の世代にコピーとかしてもらえたらいいなって思いますね。若い頃はそんなこと思いもしませんでしたけど、憧れを抱いてもらいつつ、スタンダード的なものを残せていけたらいいなと。

―“伝える花”(RCC中国放送 被爆70年プロジェクト『未来へ』テーマソングとして、広島を中心に幅広く歌われている)とかは、そういう曲になりつつありますよね。合唱曲にもなって。

二階堂:地元の小学生とか、おばちゃんコーラスとかが歌ってくれて。自分のお寺のコーラス部でも、私が指揮指導してるんですけど、人に歌ってもらうものを残せるっていうのはうれしいですね。それは近年思うようになりました。

―やりたいことが自然と変わってきて、自分の感情に素直に、これからも導かれるようにやっていくのかなと思いました。

二階堂:そうですね。そのコーラス隊も、人から言われてやむなくやり始めたんですよ。でも一つずつ、渋々やってるうちに、手応えみたいなものがあって。今回のこのビッグバンドはご褒美ですね。こういうご褒美があるから、渋々もときどきがんばれる。

―ジェントルの今後の予定はいかがですか?

久保田:今回、こうやってニカさんと一緒にやったのは、バンドにしっかりと刻まれると思うんです。これから何をやるにしても、この経験が大きな土台になるだろうなと感じていて。そこから何が生まれるか、まだわからないですけど、ものすごい原動力をいただいたなと思ってます。

―これをきっかけに、ジェントルとコラボしたいという人も、たくさん出てきそうですよね。

久保田:いや、もう敷居を上げますよ(笑)。でも、こうやってニカさんとやればやるほど、いろいろ発想が出てきて。ニカさんと一緒にやる楽しみもあれば、バンドでやる楽しみもあって。そういうことが明確になってきて、すごく素敵な経験をさせてもらいましたね。

リリース情報
二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band
『GOTTA-NI』(CD+DVD)

2016年9月7日(水)発売
価格:3,672円(税込)
PCD-18816/7

[CD]
1. Nica's Band
2. いてもたってもいられないわ
3. 私の宝
4. とつとつアイラヴユー
5. PUSH DOWN
6. 女はつらいよ
7. 伝える花
8. いつのまにやら現在でした
9. Lovers Rock
10. お別れの時
11. いとしい気持ち
[DVD]
1. いてもたってもいられないわ
2. いつのまにやら現在でした
3. あなたと歩くの
4. したくないブギ
5. お別れの時
6. What a Wonderful World

二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band
『GOTTA-NI』(CD)

2016年9月7日(水)発売
価格:2,916円(税込)
PCD-27032

1. Nica's Band
2. いてもたってもいられないわ
3. 私の宝
4. とつとつアイラヴユー
5. PUSH DOWN
6. 女はつらいよ
7. 伝える花
8. いつのまにやら現在でした
9. Lovers Rock
10. お別れの時
11. いとしい気持ち

イベント情報
『二階堂和美 with Gentle Forest Jazz Band“GOTTA-NI”発売記念ワンマンツアー』

2016年11月23日(水・祝)
会場:愛知県 名古屋 緑区文化小劇場
料金:3,500円

2016年11月27日(日)
会場:神奈川県 横浜市開港記念館
料金:5,000円

2016年12月10日(土)
会場:広島県 広島市南区文化センター
料金:4,800円

2016年12月11日(日)
会場:岡山県 Yebisu Ya Pro
料金:4,000円(ドリンク代別)

プロフィール
二階堂和美
二階堂和美 (にかいどう かずみ)

1974年、広島県生まれ。高校時代からバンド活動を行い、1997年からシンガーソングライターとしてのキャリアをスタートさせる。これまでに単独作として12作品をリリース。2011年発表のオリジナルアルバム『にじみ』は全曲を作詞作曲し、これまでの活動の集大成ともいえる作品となった。このアルバムがきっかけで、NHKおかあさんといっしょや小泉今日子さんのアルバムへの楽曲提供、また2013年公開の高畑勲監督作品スタジオジブリ映画『かぐや姫の物語』の主題歌(「いのちの記憶」)へ起用されるなど、広く知られるところとなる。近年は地元である広島県大竹市の学園歌の制作、同市のイメージソングを制作するなど地域に密着した活動も展開している。広島県在住。浄土真宗の僧侶でもある。

Gentle Forest Jazz Band (じぇんとる ふぉれすと じゃず ばんど)

リーダー&トロンボーンのジェントル久保田が指揮する、総勢21人から成るビッグバンド。2005年結成。踊れるスウィングジャズに「今」の要素を盛り込み、新たなエンターテイメントを展開。どこか懐かしくも底抜けに楽しいスウィングを武器に、専門家や愛好家の物になってしまったジャズをもう一度日常に取り戻すべく突き進んでいる。17人のオーケストラと3人組女性ボーカル「Gentle Forest Sisters」が繰り出す人力の音圧と笑い溢れるステージは見る人の鼓動を打ち、ウキウキ心を燃え上がらせる。



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