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「ぷよぷよ」の開発者・米光一成のスマホゲーム進化論

「ぷよぷよ」の開発者・米光一成のスマホゲーム進化論

Galaxy S7 edge
インタビュー・テキスト
阿部美香
撮影:豊島望 編集:野村由芽

ゲームっていうのは、「物事の仕組み」を理解するのに役立つんですよ。

―お話をうかがってみて、スマホによってゲームが生活の中に入り込んでくることで、ゲームがその中だけで完結するのではなく、日常に「拡張」してきているという印象を受けました。

米光:そうですね。近い将来、ゲームアプリと電子書籍の区別がつかなくなる日もくると思います。つまり、試験の問題集も、学習のモチベーションを高めるために、正解・不正解がインタラクティブに反応するゲーム的なものになるだろうし、もはやTwitterだってリツイートの数を意識しながらつぶやいたり、フォロワー数の増減を競うのって、ほぼゲームじゃないですか。

『文化庁メディア芸術祭』の審査員をしていても、ジャンル分けをすること自体が、意味をなさなくなっているんですよ。あらゆるアートやエンターテイメントにゲームの要素は少なからず入り込んでいる。

米光一成

―ゲームがいろんな役割を持つようになったとも言えますね。

米光:そうですね。昔は、ゲームをやること自体が目的化されているものが多かったし、それはゲームが好きじゃない人にとっては「時間の無駄」だし「やらなくていいもの」かもしれません。でも今は、いわゆる「ゲーム好き」じゃない人の欲望にも届くゲームが、どんどん増えていると思います。あとゲームっていうのは、「物事の仕組み」を理解するのに役立つんですよ。

―物事の仕組みを体感できるのがゲームだと。

米光:ゲームとは「ルール」と「インタラクション」で成り立っていますから、それは人間の生活にも応用できるんです。例えば、会社の仕組みの中にいると、平社員ではできることとできないことがあり、できなければ無力感にさいなまれる。

でも、人は楽しいことがしたいから、「こうすれば楽しくなるよ」ってルールを提案していくと、徐々に仕組みが変化して、末端の一人であってもゆっくりと全体を変えることができる。個人の話に置き換えると、勉強したくないときに、「じゃあどうすれば自分が勉強したくなるのか?」のルールを変えることで、できるようになるとかね。「がんばろう」という気持ちだけじゃ、人はなかなか実行できないですから。

米光一成

―やる気や精神論だけじゃ、生きていけないと(笑)。

米光:ゲームがモチベーション高める方法で分かりやすい例としては、毎日プレイすると、日を追うごとにいいアイテムがもらえるようになる、というルールもありますよね。それを現実に応用すると、今日5つ単語を覚えたら何か食べてよし、となる。自分の中にルールを作るほうが、精神論の「がんばろう」よりはよっぽど効果的です。

―ゲーム的な発想が、人生に有効であるということですね。

米光:ゲームはプレイヤーの行動とゲームの反応が相互作用することで進んでいく「インタラクション」です。それは人間のコミュニケーションにも応用できる。お互いにアクションしあって、お互いが変わっていくのは非常にゲーム的ですし、それによって局面の変化が積み重なれば、いろんなことが変わっていきます。

今や、スマホは仕事でも私生活においても、無くてはならないコミュニケーションツールの一つ。今回、Galaxy S7 edgeを使ってみて、改めてスマホがゲームの存在をかつてないほど身近にしたことを再発見しました。また、大容量バッテリーや高いグラフィック性能が搭載されていることは、毎日スマホでゲームに熱中したくなる快適性につながると感じています。こういった日々進化するデバイスによってゲーム的な発想というものが、さらに多くの場面で活かされ、日々の生活を変える可能性が広がっていくんじゃないかと思いますね。

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製品情報

Galaxy S7 edge
Galaxy S7 edge

発売中
価格:オープン価格

プロフィール

米光一成(よねみつ かずなり)

ゲームデザイナー、ライター。「ぷよぷよ」「バロック」「トレジャーハンターG」「想像と言葉」などを手がける。電書カプセル・電書フリマ監督、「宣伝会議:編集ライター講座」講師、『文化庁メディア芸術祭』審査委員。NHKラジオ『すっぴん』の書籍のコーナー、NHKラジオ『ひらめけゲーム「想像と言葉」』などに出演。

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