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chayが今だからこそ打ち明ける、ヒット曲直後の悩みとその突破口

chayが今だからこそ打ち明ける、ヒット曲直後の悩みとその突破口

chay『chayTEA』
インタビュー・テキスト
麦倉正樹
撮影:中村ナリコ 編集:山元翔一、飯嶋藍子
2017/06/19

レトロポップスを追求して、世代問わず楽しんでもらいたいっていう思いがすごく強かった。

―音楽以外の活動が、“あな恋”のヒットによって、一気に報われた印象がありますが、それ以降――つまり今回のアルバムに至るまでの間は、どんなことを考えながら楽曲制作に取り組んでいたのですか?

chay:やっぱり、“あな恋”がきっかけで、多くの方に聴いてもらえるようになった実感があったので、その後も“あな恋”のような1960~70年代の歌謡曲をイメージしたレトロポップスを制作していきました。私自身、そこを追求して、世代問わず楽しんでもらいたいっていう強い思いがありました。

だから、その後もシングルはずっと、“あな恋”と同じ多保孝一さんと一緒に、試行錯誤しながら作っていました。レトロポップスや歌謡曲、モータウンなどのテイストを追求して、当時をリアルに体験している人にとっては、ちょっと懐かしく感じてもらい、私と同世代やもっと若い世代の人にとっては、新鮮に感じてもらうことを意識しました。ただ、今回アルバムを作るときに、実はすごく悩んだんです。

―今作の制作にあたって、どんな悩みがあったのですか?

chay:前作『ハートクチュール』は、やっぱり“あな恋”あっての1枚なので、アルバム用の曲も結構レトロに作っていたんです。でも、前作やシングルの流れのまま、今回も同じことをやっても、意味がないなって思ったんです。

今回のアルバムでも多保さんが作ってくださった曲やカバーの他に、私が作詞作曲した曲も収録していますが、私の曲を入れることによって統一感がなくなっちゃったらどうしようって悩みました。

―その悩みは、どうやって解消したのでしょう?

chay:スタッフさんが「chayの場合は、コンセプトがしっかりした1枚よりも、バラエティーに富んだほうが、いい意味でキャラクター的にも合ってるんじゃない?」って言ってくれて、そこからすごく前向きに、自分が今やりたい曲や、歌いたい内容を素直に出していけるようになりました。

chay

―多保さんとは、引き続きシングル曲を中心にタッグを組みつつ、アルバムの曲も、数曲を多保さんがプロデュースしていますよね。

chay:そうですね。『あな恋』以降に出してきたシングルはもちろん、アルバムのために書いた曲に関しては、私と多保さんの間で共通認識がありました。

―共通認識というのは?

chay:「2017年の今の時代にアップデートしたchayを目指そう」ということです。レトロポップス路線を大事にしながらも、時代の流れに沿って歩んでいきたいし、私自身も進化していきたい。だから、新曲には今っぽさをプラスしていこうって、多保さんとも話していました。

chay

―それはもちろん今回のアルバムにも反映されているわけですよね。

chay:そうですね。たとえば、今回のアルバムに入っている“真夏の惑星”や“恋はアバンチュール”は、もともと歌謡曲テイストのアレンジでした。それを多保さんの意向で、小島(裕規 / Yaffle)さんっていう私と同い年のアレンジャーさんを起用して、リアレンジしてもらったら、すごくマッチして今までのchayにはない新たなサウンドになりました。スタジオミュージシャンも、みんな私と同い年の若い方たちだったので、フレッシュなレコーディングでした。

―今回のアルバムに入っている荒井由実さんの“12月の雨”のカバーのアレンジとギターを鈴木茂さん(はっぴいえんど、ティン・パン・アレーなどのギタリスト)が担当していたり、吉田拓郎さんの“結婚しようよ”のカバーのアレンジとピアノを武部聡志さん(ジブリ映画『コクリコ坂から』の音楽担当などで知られる、音楽プロデューサー、作曲・編曲家)が担当していたり……錚々たるベテランの方々とも、お仕事をされていますね。

chay:実はすごい方々と一緒にやらせていただいています(笑)。私は両親の影響で、1960年代から1980年代までの洋楽や邦楽が好きなんですけど、私の同世代や、もっと若い方は、その素晴らしさに触れられていない。私は、それこそ『テラスハウス』に出たり『CanCam』のモデルをやったり、同世代と同じ目線にいるので、私の歌を通じて昔の音楽の素晴らしさを継承できたらとずっと思っています。

chay

―なるほど。歌詞を書かれるときも、そういった昔の音楽の良さを伝えるためになにか意識していますか?

chay:昔の音楽の良さを伝えたいからこそ、歌詞に関しては、今のリアルな女の子の気持ちを書きたいんです。メロディーは懐かしいけど歌詞は今の女の子っていう、その絶妙なところを目指しています。

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リリース情報

chay『chayTEA』初回生産限定盤
chay
『chayTEA』初回生産限定盤(CD+DVD)

2017年6月14日(水)発売
価格:3,780円(税込)
WPZL-31310/1

[CD]
1. 恋のはじまりはいつも突然に
2. 真夏の惑星
3. それでしあわせ
4. 12月の雨
5. Be OK!
6. 恋はアバンチュール
7. 運命のアイラブユー
8. 好きで好きで好きすぎて
9. Kiss me
10. 笑顔のグラデーション
11. Don't Let Me Down
12. You
13. 結婚しようよ
14. あなたに恋をしてみました(Wedding ver.)
[DVD]
1. True Colors
2. 12月の雨
3. それでしあわせ
4. 笑えれば
5. 糸
6. Together
7. 好きで好きで好きすぎて

リリース情報

chay『chayTEA』通常盤
chay
『chayTEA』通常盤(CD)

2017年6月14日(水)発売
価格:3,240円(税込)
WPCL-12645

1. 恋のはじまりはいつも突然に
2. 真夏の惑星
3. それでしあわせ
4. 12月の雨
5. Be OK!
6. 恋はアバンチュール
7. 運命のアイラブユー
8. 好きで好きで好きすぎて
9. Kiss me
10. 笑顔のグラデーション
11. Don't Let Me Down
12. You
13. 結婚しようよ
14. あなたに恋をしてみました(Wedding ver.)

イベント情報

『chay Tour 2017“chayTEA”』

2017年8月1日(火)
会場:宮城県 仙台 Rensa

2017年8月4日(金)
会場:広島県 広島CLUB QUATTRO

2017年8月5日(土)
会場:福岡県 BEAT STATION

2017年8月9日(水)
会場:愛知県 名古屋CLUB QUATTRO

2017年8月10日(木)
会場:大阪府 BIGCAT

2017年8月19日(土)
会場:東京都 三軒茶屋 昭和女子大学人見記念講堂

プロフィール

chay
chay(ちゃい)

1990年10月23日生まれ。幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃からピアノで曲を作り始める。大学に入学すると同時にギターを始め、路上ライブなどを重ねて、本格的に音楽活動を開始。2012年10月、「ロッテガーナミルクチョコレート」CMソング『はじめての気持ち』でワーナーミュージック・ジャパンよりデビュー。2013年10月~2014年3月までフジテレビ系『テラスハウス』に出演し話題に。2014年1月、セカンドシングル『I am』、同年4月、パンテーンCMソング『Twinkle Days』をリリース。5月より『CanCam』専属モデルとしても活動開始。2015年2月にリリースされた“あなたに恋をしてみました”は、フジテレビ系月9ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』の主題歌となり、50万ダウンロードを突破。同年4月にはファーストアルバム『ハートクチュール』をリリース、初の全国ツアー『ハートクチュールツアー』を開催し全公演ソールドアウトを記録。2017年6月14日にニューアルバム『chayTEA』をリリースする。

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