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「DASH村」はTOKIOをどう変えた? 番組プロデューサーに訊く

「DASH村」はTOKIOをどう変えた? 番組プロデューサーに訊く

Nature Tokyo Experience
インタビュー・テキスト
麦倉正樹
撮影:鈴木渉 編集:野村由芽、山元翔一

「住」「食」「遊び」というのは、エンターテイメントという意味では、すごく重要だと思います。

―今回、東京都の創出するプロジェクトについて、島田さんはどんな感想を持ちましたか? 奥多摩の「グランピングプロジェクト」、調布と島を結ぶ「ガストロノミーツーリズム」、八丈島での「グランピング&島コンシェルジュ」と3つありますが。

島田:どれも非常に魅力的だと思います。「DASH島」をやりながら思ったのは、「自然」を一般の人たちにわかりやすくエンターテイメント化するには、やっぱり「住」と「食」と「遊び」なんですよね。「DASH島」で、僕らが最初にやったのは、まずは基地(=舟屋)を作ることでした。基地を建てて、そこで暮らしてみる。その不便さ、面白さがまずひとつありました。

次に食べ物ですよね。森のなかに入って、これは食べられるとか、これは食べられないとか、タコを捕まえて食べてみよう、でっかいカキを獲ってみようとか。それをやるだけで、エンターテイメントになるんです。

―なるほど。

島田:遊びに関しては、TOKIOの五人で何もない砂浜に行って、その場で思いついたことをやってみるっていう。それが、ものすごく視聴者にウケるんですよ。いい歳した男が五人、ただ遊んでいるだけなのに(笑)。

だから、「住」「食」「遊び」というのは、エンターテイメントという意味では、すごく重要だと思います。今回の3つのプロジェクトは、それをちゃんと網羅していますよね。「それは正しい」と言うのはおこがましいですけど、僕らが「DASH島」ってやっていたことも、間違ってなかったんだなって思いました。

『Nature Tokyo Experience』ロゴ
『Nature Tokyo Experience』ロゴ(オフィシャルサイトを見る

知らないことだらけだからこその感動がある。

―今回の東京都の事業も「エンターテイメント」を謳っていますし、やはりその部分は大事ということですね。

島田:そうですね。エンターテイメント化して、行ってみたいと思ってもらえることが、まずは大事だと思います。そういう意味で、この「グランピング」って、キャンプが苦手な女性とかでも、気軽に参加できるからすごくいいと思う。入口のハードルを下げるのって、すごく大事ですよね。それとコアなファンを作るよりも、リピーターを増やすこと。それはテレビも同じだと思うんです。

島田総一郎

―コアなファン作りよりも、リピーター作りのほうが大事?

島田:もちろん、できれば大ファンになってほしいけど、大ファンの人たちしかいない番組って、視聴率が取れなかったりするんです。それよりも、「とりあえず見てみよう」って感じで見てくれる人たちを増やしたほうが、視聴率は上がる。なので、いろんな人に知ってもらうこと、お客さんが来やすいような工夫をするっていうのは、すごく大事だと思います。

―確かに、すべての人が本格派を目指しているわけではないですからね。

島田:というか、継続してやっていけば、きっとそのなかから本格派の人が生まれていくはずなんです。TOKIOだって、最初から本格派を目指して農業を始めたわけではないですから(笑)。全然できない経験が楽しいからのめり込んでいったんだろうし、知らないことだらけが楽しいからどんどん自発的にも行動するようになっていったと思うんです。

―TOKIOのみなさんも、そこにエンターテイメントを感じたんでしょうね。

島田:ゼロはプラスにしかならないと思うんですよね。知らないことだらけだからこそ得られるもの、足りないものだらけだからこそ何か作れたり、獲れたりしたときの感動がある。最初がゼロだから、全部足し算なんですよね。旅行とかも、そういう意味では足し算だと思いますけど、今回の取り組みで言うと、東京のなかという近しい距離だからこそ、その足し算の幅も大きいんじゃないかな。

遠くまで行っていつもと違う経験をするのは、ある意味当たり前じゃないですか? 「こんなに近いのにこれだけ違う」みたいなほうが、驚きや感動は大きいです。そういう意味では、小さいお子さんとかともぜひ行ってもらいたいと思います。別に、連れて行く親が何も知らなくなったっていいんですよ。子どもと一緒に、「あ、そうなんだ」って学ぶことは、すごく素晴らしいことだから。もちろん、アウトドアに詳しい人が、詳しくない人を連れていくのも楽しいだろうし。

―そうでしょうね。

島田:やっぱり、そういう経験をすると、生きていくことが豊かになると思うんです。オフの日ではない、普段のオンの日々が活きてくるというか。そういうことを経験すると、都心に戻ってきてからも結構楽しかったりするじゃないですか? 逆に、何でもあることのありがたさを感じたり、普段の日常のよさにも気づけるだろうし。

まあ、そういうことはたいてい半日ぐらいで忘れちゃうんだけど(笑)。でも、向こうから持ち帰ってくる感覚って、きっとあると思っていて。それが日常を、きっと豊かにしてくれると思うんですよね。

島田総一郎

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事業情報

『Nature Tokyo Experience』

豊かな山々に囲まれた多摩、青空と海が広がる島しょ。これらのエリアでは、日本の中心都市の顔とはちがった、「東京の自然」という今までにない魅力を感じることが出来ます。そんな東京ならではの自然エリアに注目し、新たな体験型エンターテイメントを創出するプロジェクトが今、始まります。これまでになかった新しい東京の楽しみ方を、ぜひ見つけに来てください。

プロジェクト情報

『東京の森に世界でいちばん美しいアウトドアフィールドを作る。 日本で唯一の移動式グランピング集団「CIRCUS OUTDOOR」が奥多摩に仕掛ける“常設型”グランピングプロジェクト』by株式会社NOX Intervillage

「東京の森に世界で一番美しいアウトドアフィールドを作る」ことを目標に掲げ、奥多摩こそが世界で一番美しいアウトドアフィールドであるという想いをもって、グランピング事業を展開。今回は、これまで多くが即時満員となっていた期間限定でのイベントシリーズから、「CIRCUS OUTDOOR」初の“常設型”グランピングとして展開します。奥多摩湖を眺望できる傾斜地に、日帰りでも楽しめる物販施設や飲食施設、温泉施設も併設予定です。また、多摩産材での建物やウッドデッキの制作や、地場の食材を用いた料理や食材販売など、地域の資源も積極的に活用していく予定です。

『島の魅力を熟知した大手旅行会社グループ出身者たちのチームが提案!“伊豆諸島の玄関口”調布地域と新島・神津島を舞台に新鮮な食材を調理して、食べて学ぶ「ガストロノミーツーリズム」』by株式会社USPジャパン

ガストロノミーとは、食べることで文化・歴史と料理の関係を学ぶ“美食学”。島の魅力を熟知した大手旅行会社グループ出身者がそれぞれ在籍するUSPジャパンと調布アイランドが連携し、“伊豆諸島の玄関口”調布地域で、伊豆諸島の食材をテーマにした体験型エンターテイメントを実施します。調布飛行場に空輸された朝採れ野菜や魚など、伊豆諸島の新鮮な食材を実際に調理して食べることで伊豆諸島の魅力に触れる環境を整備するほか、生産者をゲストに迎えたトークセッションなども予定。若年層、シニア層、在住・訪都外国人旅行者まで幅広い人々に“食体験”を通して文化を知ってもらう新しい取り組みです。さらに、参加者には、ここで学んだ知識、習得した技術を活かす機会として、実際に伊豆諸島の食材生産元である新島、神津島へ赴き、収穫体験や地元の人との交流を楽しむ「ガストロミーツーリズム」を体験してもらうプログラムも予定しています。

『遊びの達人・ASOBIBAが八丈島で“大人のアソビ”を新提案!1日1組限定のプレミアム体験「島グランピング」と島の楽しみ方や最新情報を24時間チャットで教えてくれる「島コンシェルジュ」をプロデュース』by 株式会社ASOBIBA

八丈島は羽田から飛行機で小一時間という好立地で、都心から最も早くウミガメと出会える島。さらに2016年からは鯨が現れるようになり、ホエールウォッチングスポットにもなっています。そんな八丈島で“大人のアソビ”を提供するASOBIBAが提案するのは、1日1組限定の「島グランピング」。島で唯一となるこのグランピング施設は、地域を代表する宿泊事業者である「リードパークリゾート八丈島」と連携し、ホテル内に整備される予定です。また、登録すれば誰でも利用できるスマートフォンのチャット機能を活用した「島コンシェルジュ」は、島の達人であるスタッフが観光客のコンシェルジュとなり、島訪問時のさまざまな疑問や不明点に答えてくれるサービス。現地での飲食店やアクティビティについても“訪問客の友だち感覚”で教えてくれます。

プロフィール

島田総一郎(しまだ そういちろう)

日本テレビ放送網制作局主任兼プロデューサー。1999年に入社。バラエティ番組のAD・ディレクターを経て、2008年より『ザ!鉄腕!DASH!!』の制作に参加。現在はプロデューサーを担当している。そのほか『幸せ!ボンビーガール』などを手がける。

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