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中村雅俊が熱く語る、60代の男の生き方「やっぱり今だろう」

中村雅俊が熱く語る、60代の男の生き方「やっぱり今だろう」

中村雅俊『どこへ時が流れても / まだ僕にできることがあるだろう』
インタビュー・テキスト
阿部美香
撮影:永峰拓也 編集:山元翔一
2017/09/08

優しい面立ちとスマートでジェントルな立ち振る舞い、重厚さと柔和さを併せ持つ演技で、様々な役柄を魅力的に演じ分けていく実力派俳優・中村雅俊。中村の名前を耳にして、最初に思い浮かぶのは、そんな役者としての顔だ。だが彼は、主演俳優デビューを果たした1974年、シングル『ふれあい』で歌手デビューしたあとも、“俺たちの旅”や“心の色”、“恋人も濡れる街角”など多数のヒット曲を世に送り出してきた。

44年目に突入した音楽活動のなかで彼は毎年、全国ライブツアーを敢行。これまでこなしてきたライブ本数は、まもなく1500本を突破するという。さらに、今年は、通算54枚目のシングル『どこへ時が流れても / まだ僕にできることがあるだろう』が間もなく発売に。俳優業と音楽業を見事に両立させてきた中村雅俊の「音楽家」としての顔に迫った。

ジョージ・ハリスンの家に招待されて、2時間くらい一緒に話をしたことがあるんですよ。

―中村さんは、1974年から音楽活動を続け、今年でワンマンライブ総数1500ステージを達成されるそうですね。単純計算しても43年間で年間34本以上。お芝居と音楽の両立のなかで、なかなか作れない記録だと思います。

中村:そう。音楽関係の方からも、よくそんなふうに言っていただきます。

―『われら青春!』(1974年)で、本格ドラマデビューと歌手デビューを同時に果たされた中村さんは、デビュー曲の“ふれあい”でミリオンセラーの大ヒットを記録し、一躍大スターになられました。

中村:『われら青春!』は学校の先生役だったんですが、あのドラマは青春学園シリーズで、俺は5代目だったんですよ。1代目から4代目の先生役がみんなレコードを出しているので、言われるがままレコードを出したという。歌手デビューなんて予定外だったんですけど(笑)。それが音楽活動のきっかけですね。

中村雅俊
中村雅俊

―「俳優・中村雅俊」のエピソードは知る機会が多くても、音楽の話を伺う機会は少ないので改めてお話をお聞きしたいです。中村さんはデビュー当時から、よくギターの弾き語りをなさっていたな、というイメージがあるのですが、ギターを手にしたのはいつ頃なのですか?

中村:ギターを始めたのは高校時代で、バスケット部の合宿で先輩に教わったのがきっかけなんですよ。そこから、大学時代はよく日記代わりに曲を作っていましたね。クラスとクラブの連中を集めて、臨時でバンドを組んで「中村の曲の発表会」というライブも数回やりました(笑)。相当適当な曲でしたけど、ラブソングとか、ウケをねらったコミックソングとか。エッチな曲もね(笑)。

―中村さんはご自身でも作詞作曲をなさいますよね。音楽的なルーツというのは、どういうところにあるのですか?

中村:同世代の多くが聴いていたような洋楽ですね。イギリスのロックは若い頃によく聴いていたんですけど、原体験というのなら、小学校5年くらいに出てきたThe Beatlesです。

―どの曲がお好きですか?

中村:ジョージ・ハリスンの曲が好きなんですよ。聞かれて必ず挙げるのは、“While My Guitar Gently Weeps”(1968年)。ああいう曲が好きです。ジョージ・ハリスンの家に招待されて、2時間くらい一緒に話をしたことがあるんですよ。

中村雅俊

―えっ!? お会いになったんですか!

中村:ええ。The Beatlesが解散して、ジョージ・ハリスンは「Dark Horse」というレコード会社の社長になったんですけど、そこに所属していたアーティストにSplinterというデュオがいたんです。それが日本でレコードを出すことになって、彼らの曲(“Lonely Man”)の日本語詞版の歌詞を僕が作りました。その縁ですね。当時、俺は『俺たちの旅』(1975年)というドラマをやっていて、ドラマも主題歌(“俺たちの旅”)もヒットしたので、レコード会社がご褒美にヨーロッパ旅行をプレゼントしてくれたんですよ。

―すごい話ですね。

中村:今じゃありえないですけどね(笑)。それでロンドンでSplinterの連中と会ったとき、「ちょっとボスに連絡するけど、雅俊、会う?」と。あのときだけですよ、「大学で英会話クラブに入っててよかった!」と思ったのは(笑)。

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リリース情報

中村雅俊『どこへ時が流れても / まだ僕にできることがあるだろう』
中村雅俊
『どこへ時が流れても / まだ僕にできることがあるだろう』(CD+DVD)

2017年9月13日(水)発売
価格:2,700円(税込)
COZA-1369/70

[CD]
1. どこへ時が流れても
2. まだ僕にできることがあるだろう
3. どこへ時が流れても カラオケ
4. まだ僕にできることがあるだろう カラオケ
[DVD]
『中村雅俊コンサート「L-O-V-E」2016年12月3日 中野サンプラザホール』
1. 時代遅れの恋人たち
2. さらば涙…風の彼方に
3. 花になろう
4. 俺たちの旅
5. ふれあい
6. 心の色
7. 恋人も濡れる街角
8. 想い出のクリフサイド・ホテル
9. 70年代
10. 滑走
11. いつか街で会ったなら
12. はじめての空
13. ならば風と行け

リリース情報

中村雅俊『どこへ時が流れても / まだ僕にできることがあるだろう』
中村雅俊
『どこへ時が流れても / まだ僕にできることがあるだろう』(CD)

2017年9月13日(水)発売
価格:1,080円(税込)
COCA-17321

1. どこへ時が流れても
2. まだ僕にできることがあるだろう
3. どこへ時が流れても カラオケ
4. まだ僕にできることがあるだろう カラオケ

イベント情報

『東建コーポレーション Presents 中村雅俊コンサートツアー2017~18「ON and ON」』

2017年12月2日(土)
会場:東京都 中野サンプラザホール
料金:7,000円

プロフィール

中村雅俊
中村雅俊(なかむら まさとし)

1951年2月1日、宮城県女川町生まれの俳優 / 歌手。慶應義塾大学卒。五十嵐淳子は妻。文学座に入団後、1974年にドラマ『われら青春!』の主役に抜擢されてデビューを果たす。自身が歌った同ドラマの挿入歌“ふれあい”が100万枚超のヒットを記録。以降、数多くのドラマや映画に出演、歌手としてもコンスタントに楽曲を発表し、デビューから毎年開催する全国コンサートも人気を博す。代表作は『俺たちの旅』『ゆうひが丘の総理大臣』『おしん』『夜逃げ屋本舗』など、代表曲は“心の色”“恋人も濡れる街角”ほか。2012年の「花は咲くプロジェクト」“花は咲く”にも参加。2017年9月の『どこへ時が流れても / まだ僕にできることがあるだろう』でシングルは54枚を数える。

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