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AAAMYYYが語る、Tempalayに入るまでの道のりと正式加入の理由

AAAMYYYが語る、Tempalayに入るまでの道のりと正式加入の理由

KORG
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
撮影:豊島望 編集:矢島由佳子(CINRA.NET編集部)

AAAMYYYは、スマホのアプリで曲を作っている

AAAMYYYさんは、なんとスマホのアプリ「Figure - Make Music & Beats」で曲作りを行なっているとのこと。青い画面でビートを、赤い画面でベースを、そして黄色い画面でリード楽器を入力し、組み合わせることによってトラックを作っていくという非常にシンプルな仕組みです。

AAAMYYY:曲のアイデアはいつも移動中や、お風呂に入っているときなどに浮かびます。誰かの音楽を聴いていて、「このコード進行だったら、私ならこういうメロディにするな」とか考えていると、するする浮かんでくることもありますね。曲を作るとき、最初にキー、テンポなどを設定しなければならないんですけど、私はコードがわからないので、逆に勉強になるんです。この音階で、明るい響きだったらキーはここだな、とか。「Figure」の音色は単品で取り出せるので、それをApple「Logic Pro」で取り込み音色をブラッシュアップすることもあります。最新ソロアルバム『BODY』の音色の8割は、実は「Figure」の音色なんですよ。

AAAMYYY
スタジオ風景
スタジオ風景

お気に入りの機材1:KORG「minilogue」

KORG「minilogue」
KORG「minilogue」(商品詳細はこちら

monotronやvolcaシリーズで培ったアナログ回路技術を用いてKORGが作り上げた新世代ポリフォニックアナログシンセサイザー。本物のアナログにしか出せないサウンドとともに、ステップシーケンサーやオシロスコープなど、創作意欲を刺激する機能も備えています。

AAAMYYY:1年半くらい前に購入しました。最初は「microKORG XL+」をメインで使っていたのですが、ライブが多くなり、移動するのにコンパクトかつ使えるシンセが欲しいなと思って探していたところ、これが自分にはピッタリで。音作りがすごく簡単で、2系統のVCOを混ぜることによって多彩なサウンドが作れるし、ツマミも感覚的に操作できるところが気に入っています。特にピッチベンド効果が気に入っていて、これで歪ませることでTempalayのサウンドにすごく合うんですよね。ディレイなどのエフェクトはライブでも使えるし、本当に重宝しています。たとえば“そなちね”のイントロなどで使用しているのがこのシンセです。フワーッて上の方で鳴っているシンセはこれが多いかも。ツヤツヤできれいな音が出ます。

 
KORG「minilogue」
KORG「minilogue」(商品詳細はこちら

お気に入りの機材2:Roland「SP-555」

Roland「SP-555」
Roland「SP-555」

DJ / トラックメーカー用のサンプラーとして、多くのユーザーに支持され続けているSPシリーズ。ライブ現場でも、トラック制作においても、幅広く使われている機材です。

AAAMYYY:Tempalayのサポートをし始めたときから持っています。RolandのSPシリーズはどれも素晴らしいんですけど、「SP-555」は16パッド×10だから160サンプル入れられる。持ち運びが面倒な「Moog」の音色や、綾斗の叫び声なんかが素材として入っています(笑)。ベロシティ機能があって、パッドを叩く強さでニュアンスを出すこともできるんですよ。しかもインプットが2系統あり、RCAピンとシールドの両方を挿せるのでミキサーとしても活躍してくれます。

Roland「SP-555」
Roland「SP-555」

お気に入りの機材3:Dave Smith Instruments「Prophet'08」

Dave Smith Instruments「Prophet'08」
Dave Smith Instruments「Prophet'08」

1978年に発売された伝説のアナログポリフォニックシンセサイザーSequential Circuits「Prophet-5」の設計思想を受け継ぐ、8ボイスアナログポリフォニックシンセサイザーです。

AAAMYYY:これは知り合いから譲ってもらいました。これだけ長い間愛されている理由が、使ってみてよくわかりましたね。ものすごく音圧があるので、たった1音鳴らしただけで空間を埋められるというか。存在感がありますし、ライブでも臨場感のあるサウンドになります。『なんて素晴らしき世界』以降の楽曲では、かなりこの「Prophet'08」を使っています。シンセサイザーをリード楽器として使うことが、Tempalayの場合は多いんです。2ndアルバム『from JAPAN 2』だと“TIME MACHINE”の、Aメロの途中のオブリがこの「Prophet'08」です。

Dave Smith Instruments「Prophet'08」
Dave Smith Instruments「Prophet'08」

お気に入りの機材4:VOX「Continental」

VOX「Continental(61 Keys)」
VOX「Continental(61 Keys)」(商品詳細を見る

1960年代に登場したトランジスターオルガンであるオリジナル「VOX Continental」は、「バンドのキーボーディストが、ライブで使える実用的なキーボード」として数多くのトッププレイヤーに愛されていました。そのコンセプトを現代に受け継いだ新たなキーボードがこちら。オルガン、エレクトリックピアノ、アコースティックピアノを中心とした高品位な音源部は、ライブ演奏でこそ使える音色の数々を内蔵しています。

AAAMYYY:Tempalayではオルガンの音をよく使うので、今まではソフトシンセの音をパソコンから呼び出して、ライブでもそれをMIDIキーボードで弾いていたんですけど、それだと臨場感が足りないのと、ソフトシンセなのでどうしてもレイテンシーの問題があって弾きづらかったんですよね。それで、この「VOX Continental」はオルガンの音が豊富に入っていると聞いて、今度のツアー用のキーボードとして気になっていたんです。とにかく音が素晴らしい! いろんなオルガンサウンドが出るし、ドローバーやロータリースピーカーの再現もかなり忠実です。私自身、ビンテージオルガンの音はどれも大好きなので、弾いていてとても楽しいです。フランジャーや歪みなど、めちゃくちゃ使えるエフェクトがついていたり、2つの音色、たとえばピアノとオルガンをレイヤーさせられたりするのが個人的にはものすごく嬉しいです。

VOX「Continental(61 Keys)」
VOX「Continental(61 Keys)」(商品詳細を見る

「Tempalayは、かっこいいことしかしない」と、笑顔で語ってくれたAAAMYYYさん。バンドの正式メンバーとして、ソロアーティストとして、そして様々なバンドのサポートミュージシャンとして、今後ますます重要な存在になっていくであろう彼女の活躍が楽しみです。

Tempalay『21世紀より愛をこめて』ジャケット
Tempalay『21世紀より愛をこめて』ジャケット(Amazonで見る
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機材リスト

●コンピューター

Apple「MacBook Air」

●DAWソフト

Apple「Logic Pro X」
Propellerhead「Figure - Make Music & Beats」

●音源

Arturia「V Collection 6」

●鍵盤

KORG「minilogue」

VOX「Continental(61 Keys)」

KORG「microKORG XL+」

Dave Smith Instruments「Prophet'08」

●その他

KORG「monotron DELAY」

Roland「SP-555」
Native Instruments「Maschine」

●MIDIキーボード

KORG「nanoKEY」

KORG「microKEY」

●オーディオインターフェイス

Roland「Rubix24」

●ヘッドフォン

beyerdynamic「DT100」

●マイク

SHURE「SM57」
Apple純正イヤホンのマイク

リリース情報

Tempalay『21世紀より愛をこめて』
Tempalay
『21世紀より愛をこめて』(CD)

2019年6月5日(水)発売
価格:2,808円(税込)
PECF-3234

1. 21世紀より愛をこめて
2. のめりこめ、震えろ。
3. そなちね
4. 人造インゲン
5. どうしよう
6. 脱衣麻雀
7. Queen
8. THE END(Full ver.)
9. SONIC WAVE
10. 未知との遭遇
11. 美しい
12. おつかれ、平成

イベント情報

『TOUR「21 世紀より愛をこめて」』

2019年6月6日(木)
会場:京都府 磔磔

2019年6月21日(金)
会場:金沢県 GOLD CREEK

2019年6月22日(土)
会場:新潟県 GOLDEN PIGS BLACK

2019年6月23日(日)
会場:宮城県 仙台 spaceZero

2019年6月28日(金)
会場:岡山県 YEBISU YA PRO

2019年6月29日(土)
会場:大阪府 Shangri-La

2019年6月30日(日)
会場:愛知県 名古屋 APOLLO BASE

2019年7月3日(水)
会場:東京都 恵比寿 LIQUIDROOM

2019年7月5日(金)
会場:福岡県 the voodoo lounge

2019年7月6日(土)
会場:広島県 CAVE-BE

2019年7月7日(日)
会場:香川県 高松 TOONICE

2019年7月20日(土)
会場:北海道 札幌 BESSIE HAL

2019年8月25日(日)
会場:大阪府 Shangri-La

2019年8月27日(火)
会場:東京都 恵比寿 LIQUIDROOM

プロフィール

Tempalay
Tempalay(てんぱれい)

『FUJI ROCK FESTIVAL'19』出演!アメリカの大型フェス『SXSW』を含む全米ツーや中国・台湾・韓国でアジアツアーを行う等、自由奔放にシーンを行き来する新世代バンド「Tempalay」。2015年9月にリリースした限定デビューEP『Instant Hawaii』は瞬く間に完売。2016年1月に1stアルバム『from JAPAN』、2017年2月に新作EP『5曲』を発売。2017年夏にGAPとのコラボ曲“革命前夜”を収録した2ndアルバム『from JAPAN 2』をリリース。2018年夏、AAAMYYY(Cho&Syn)が正式メンバーに加わり、新体制後にミニアルバム『なんて素晴らしき世界』をリリースし各方面から高い評価を得る。西海岸周辺の海外インディーシーンを感じさせる新世代脱力系サウンドに中毒者が続出中。

関連チケット情報

2020年7月18日(土)〜7月19日(日)
SLOW DAYS
会場:服部緑地野外音楽堂(大阪府)

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