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ZAIKO取締役ローレンを動かした、日本の音楽業界に対する可能性

ZAIKO取締役ローレンを動かした、日本の音楽業界に対する可能性

ZAIKO
インタビュー・テキスト
村上広大
撮影:大畑陽子 編集:久野剛士

「これが未来の会社だ」と言える企業にしたい。今後のZAIKOの展望

― ZAIKOでは多様性を大切にしていますよね。求人においても国籍、人種、宗教、容姿、障がいの有無、性的指向などを理由にした差別なく、採用を行う方針を大切にされていると聞いています。そうやって多様性を大切にしているのは、日本で働いていて課題だと感じることが多かったからなのでしょうか?

ローレン:日本だけの問題ではなく、世界的に多様性の実現ができていないんですよね。たとえばアメリカでは、女性起業家よりジョンという名前の男性起業家のほうが多いと言われています。日本でたとえるなら、女性の社長より鈴木という名前の男性の社長のほうが多いというイメージですかね。それ以外にも、「ダイバーシティ」を掲げているはずの企業の役員のほとんどが白人男性だったり、採用される人種が偏っていたり。それらはどう考えてもおかしいことじゃないですか。

私の会社では絶対にそういう不均衡はなくしたかった。だから、ZAIKOでは社員の半数以上が海外国籍です。アジア、ヨーロッパ、アメリカ、オセアニアなど、さまざまな地域からメンバーが集っています。また女性比率も60%を超えていて、職種による男女比率の偏りもほとんどない状態を維持しています。

ローレン・ローズ・コーカー

―日本でも起業を志す女性が増えていくことが望まれていますが、そのためにはなにが必要だと思いますか?

ローレン:起業家はもちろんですが、投資家にも女性が増えていくことが必要だと思います。これは知人から聞いた話ですが、若い女性起業家が資金調達のために男性投資家に相談に行ったところ「投資をしたいけれど、僕がお金を出すと変な関係だと疑われるから、出資は難しい」と断られたことがあるらしいんです。ナンセンスで、気分が悪くなりました。ZAIKOを応援してくれる投資家たちは最高だから、そんなことはないんですけれど。

ただ、そういう状況が生まれる理由もなんとなく理解していて。投資ファンドの世界は狭いから、自然とボーイズクラブのようになってしまうんですよね。それが女性起業家にとってハードルになっているから、女性の投資家が増えていくことが求められていると思います。アメリカでは女性起業家に特化した投資ファンドも少なからずあるので、日本でもそういうファンドが生まれるといいですね。いずれにせよ、挑戦したい人が平等にチャンスを得られる社会になるといいなと思います。

―ありがとうございます。最後にZAIKOの展望についてお伺いできますでしょうか。

ローレン:もしかしたら偉そうに聞こえるかもしれないけれど、「これが将来の日本の企業だ」と思ってもらえるような、みんなのお手本になる会社にしていきたいですね。2020年の1年でライブ配信のスタンダードを作り、パイオニアであるという自負が生まれました。

今後は日本企業の多くが課題としている、「デジタル化」「グローバル化」「ダイバーシティ」の領域でも他社をリードできる存在になりたいと思っています。そのためのバックグラウンドや経験がZAIKOには備わってきているので、ポテンシャルをもっと発揮していきたいですね。

ローレン・ローズ・コーカー

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プロフィール

ローレン・ローズ・コーカー

1986年5月23日生まれ、34歳。米国イリノイ州シカゴ出身。バラク・オバマ元大統領らを輩出した名門シカゴ大で東アジアの歴史や日本語などを学び、卒業後の2008年に22歳で来日。英会話講師を経て、キョードー東京やソニー・ミュージックエンタテインメントで勤務。19年1月に仲間と「ZAIKO」を設立。会社名はチケットの「在庫」から取った。同年からは内閣府知的財産戦略本部の構想委員会委員を務める。

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