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窪塚洋介×太田信吾 肛門へ射し込む希望の光。健康と生活を考える

窪塚洋介×太田信吾 肛門へ射し込む希望の光。健康と生活を考える

THEATRE for ALL
『サンライズ・ヴァイブレーション』
インタビュー・テキスト
島貫泰介
撮影:関信行 編集:宮原朋之(CINRA.NET編集部)

肛門日光浴というものをご存知だろうか? 下半身裸になり、太陽に向けて肛門を開くことで心身の健康を得るという独創的な健康法は、アメリカやヨーロッパの一部で流行し、じわじわと日本でも広がりつつある……という。

その日本での第一人者と言えるのが、ミュージシャンのリー・タバスコ。そんな彼の活動を追った短編映画が太田信吾の短編ドキュメンタリー『サンライズ・ヴァイブレーション』だ。映画はTHEATRE for ALLで配信されている。

映画のなかで太田とリーは、鬱に悩む人や消化器官の専門家と交流しながら、この新しい健康法の可能性を考えていく。それはあたかも、コロナ時代の閉塞を打ち破るための模索であるかのようだ。

そんな映画を見たのが、俳優の窪塚洋介。彼もコロナ以降、腸を健康にする「腸活」に光明を見出し、SNSなどでその素晴らしさを説いている。コロナを経て、それぞれ健康的な生活を実践する太田と窪塚に話を聞いた。

左から:<br><b>太田信吾(おおた しんご)</b><br>1985年生まれ。映画監督・俳優として活動。長野県出身。大学では哲学・物語論を専攻。大きな歴史の物語から零れ落ちるオルタナティブな物語を記憶・記録する装置として映像制作に興味を持つ。処女作の映画『卒業』がイメージフォーラムフェスティバル2010優秀賞・観客賞を受賞。初の長編ドキュメンタリー映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013で公開後、世界12カ国で公開。俳優として演劇作品のほか、TVドラマ等に出演。最新作の監督作『想像』は2021年5/28より劇場公開、『フードトラッカー峯岸みなみ』7/12よりWOWOWにて放送。出演作『未練の幽霊と怪物』(作・演出:岡田利規、共演:森山未來、片桐はいり 他)は6/5よりKAAT神奈川芸術劇場にて上演。<br><b>窪塚洋介(くぼづか ようすけ)</b><br>1979年5月7日生まれ。神奈川県横須賀市出身。1995年俳優デビュー。2001年公開映画『GO』で第25回日本アカデミー賞新人賞と史上最年少で最優秀主演男優賞を受賞。2017年『Silence ー沈黙-』(マーティン・スコセッシ監督)でハリウッドデビューを果たし、海外にも積極的に進出。現在Netflixにて『GIRI/HAJI』、Amazon Audibleで『アレク氏2120』が好評配信中。2021年は『ファーストラヴ』『全員切腹』など出演作の公開が続く。また、レゲエDeeJayの卍LINEとして音楽活動を行う一方で、モデル、執筆と多彩な才能を発揮。地球に良い、体に良い、ホシにいいをテーマにした自身の番組『今をよくするTV』をYouTubeにて配信中。
左から:
太田信吾(おおた しんご)
1985年生まれ。映画監督・俳優として活動。長野県出身。大学では哲学・物語論を専攻。大きな歴史の物語から零れ落ちるオルタナティブな物語を記憶・記録する装置として映像制作に興味を持つ。処女作の映画『卒業』がイメージフォーラムフェスティバル2010優秀賞・観客賞を受賞。初の長編ドキュメンタリー映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013で公開後、世界12カ国で公開。俳優として演劇作品のほか、TVドラマ等に出演。最新作の監督作『想像』は2021年5/28より劇場公開、『フードトラッカー峯岸みなみ』7/12よりWOWOWにて放送。出演作『未練の幽霊と怪物』(作・演出:岡田利規、共演:森山未來、片桐はいり 他)は6/5よりKAAT神奈川芸術劇場にて上演。
窪塚洋介(くぼづか ようすけ)
1979年5月7日生まれ。神奈川県横須賀市出身。1995年俳優デビュー。2001年公開映画『GO』で第25回日本アカデミー賞新人賞と史上最年少で最優秀主演男優賞を受賞。2017年『Silence ー沈黙-』(マーティン・スコセッシ監督)でハリウッドデビューを果たし、海外にも積極的に進出。現在Netflixにて『GIRI/HAJI』、Amazon Audibleで『アレク氏2120』が好評配信中。2021年は『ファーストラヴ』『全員切腹』など出演作の公開が続く。また、レゲエDeeJayの卍LINEとして音楽活動を行う一方で、モデル、執筆と多彩な才能を発揮。地球に良い、体に良い、ホシにいいをテーマにした自身の番組『今をよくするTV』をYouTubeにて配信中。

まさに希望の光が肛門へ射し込む映画。(窪塚)

―窪塚さん、『サンライズ・ヴァイブレーション』はいかがでしたか?

窪塚:相当キワどいのをつくったなって(笑)。肛門日光浴の5文字、すごいインパクトでしょ。そりゃ気になりますよ。気にならない地球人はいないんじゃないかな?

太田:もともと肛門日光浴はご存知でした?

窪塚:知らなかったです。ちょうど健康や腸活が大好きなんで、こんなのもあるのかと思いました。で、見始めて10秒。「あ、これは本物だわ」って確信しました。言葉の偏見も解けて、めちゃくちゃ楽しみました。で、俺もやってみました。

太田:マジですか(笑)。

『サンライズ・ヴァイブレーション』より ©︎Hydroblast
『サンライズ・ヴァイブレーション』より(サイトで動画を見る) ©︎Hydroblast

窪塚:さすがに自宅でやるのは小っ恥ずかしかったのでホテルで。いい感じで日光が射し込んだタイミングで、門をね、開いてみましたよ。身体がぽかぽかになって、確かに免疫上がりそう。

―四つん這いが基本型になるので、朝日か夕日がベストですかね。

窪塚:そうですね。ブレサリアンって知ってます? ヴィーガン(菜食主義)を最強にしたみたいな人たちで、空気や水だけ口にして生きている人たちが地球上に何万人とかいるんだけど、彼らがやってるのも朝日や夕日の光を食べる、みたいなことらしいんですね。そう思うと、肛門日光浴も朝がいいのかなと。

窪塚洋介

―医学的な根拠はわからないですけど、直感的に腑に落ちる感じがあります。

窪塚:問答無用で納得できる感じでしたね。そもそも、どういう経緯で映画にしようと思ったんですか?

太田:肛門日光浴を提唱してるリー・タバスコさんとは知り合いで、ちょうど1年前のコロナ禍の自粛期間中に久々に連絡をもらったんです。もう何年も会ってなかったんですけど電話が来て「肛門日光浴を世界に広めたいから何かつくらない?」と。

窪塚:太田さんもそれまでは知らなかった?

太田:リーさんがFacebookとかで情報発信してるのは知ってましたけど、そこまで興味がなく(笑)。でもリーさんの話には共感するところが大きかったんです。

太田信吾

太田:コロナで僕もだいぶ仕事が飛んじゃいましたけど、この自粛期間中、鬱になった人は多いと思います。そんな状況の中で、肛門に光を注ぐアクションで人々に元気を与えたいっていうのはすごくいいなと思ったんです。

僕自身も友だちを自殺で失ったことをテーマにした『わたしたちに許された特別な時間の終わり』(2013年)を制作していたり、『解放区』(2016年)でも統合失調症を抱えた友だちに出演してもらっていて、メンタルヘルスをどう改善していくかには関心があったんです。僕自身、一時期パニック障害で悩んでいたこともあったから。

『サンライズ・ヴァイブレーション』より ©︎Hydroblast
『サンライズ・ヴァイブレーション』より(サイトで動画を見る)©︎Hydroblast

太田:なので、まずは自分で肛門日光浴してから映画をつくるかどうか決めようと思ったんですね。当時住んでいた長野の実家で、山の方に向けて朝やってみたんですよ。

じわじわと肛門から暖かさが来て、ホッカイロを貼ったような感じでした。敏感な部分だからこそすごく繊細に光を感じられるんですよね。それで、制作を決めました。

―そういう背景と実験があったんですね。

太田:それでいろいろ調べてみて、腸と脳の関係を意味する脳腸相関って言葉を知ったり、京都府立医科大学の内藤裕二先生の書籍(『脳腸相関 各種メディエーター、腸内フローラから食品の機能性まで』医歯薬出版、2018年)を読んだり、リーさんと繰り返し話しながら、半年ぐらいかけて今回の作品をつくりました。

窪塚:あ、そんなに!?

太田:20分の作品なので短いんですけど、けっこういろんな場所にリサーチに行ってるんですよ。ちょうどTHEATRE for ALLから映像企画の話があって、今のかたちになりました。窪塚さんがSNSで腸活について発言されてたのは知っていたので、実際に作品を見ていただけて嬉しいです。

窪塚:こちらこそ、ありがとうございます。脳と腸の相関っていうのは俺もよく言ってることで、最近は自分についてよりも腸のことを喋ってる時間が多いくらい(笑)。

だからこそ肛門日光浴も知っておきたいと思ったんです。まさに希望の光が肛門へ射し込む映画。多くの人が救われる一助になれて嬉しいですね。

左から:太田信吾、窪塚洋介
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サービス情報

『THEATRE for ALL』
『THEATRE for ALL』

日本で初めて演劇・ダンス・映画・メディア芸術を対象に、日本語字幕、音声ガイド、手話通訳、多言語対応などを施したオンライン劇場。現在、映像作品約30作品、ラーニングプログラム約30本を配信。様々なアクセシビリティに対してリサーチ活動を行う「THEATRE for ALL LAB」を立ち上げ、障害当事者やその他様々な立場の視聴者、支援団体などと研究を重ねている。また、作品の配信に加え、鑑賞者の鑑賞体験をより豊かにし、日常にインスピレーションを与えるラーニングプログラムの開発も行う。

作品情報

『サンライズ・ヴァイブレーション』
『サンライズ・ヴァイブレーション』

料金:1,000円(税込)
上演時間:20分

監督・録音・撮影・編集・CG:太田信吾
プロデューサー:チーウェイ・チャン
出演:
リー・タバスコ
Frying Dutchman
本山大
眞木雄一
東川恵里子
ほか
整音・マスタリング:久保田麻琴
制作:酒井清
デザイン・ウェブデザイン:チャタ

プロフィール

窪塚洋介(くぼづか ようすけ)

1979年5月7日生まれ。神奈川県横須賀市出身。1995年俳優デビュー。2001年公開映画『GO』で第25回日本アカデミー賞新人賞と史上最年少で最優秀主演男優賞を受賞。2017年『Silence-沈黙-』(マーティン・スコセッシ監督)でハリウッドデビューを果たし、海外にも積極的に進出。現在Netflixにて『GIRI/HAJI』、Amazon Audibleで『アレク氏2120』が好評配信中。2021年は『ファーストラヴ』『全員切腹』など出演作の公開が続く。また、レゲエDeeJayの卍LINEとして音楽活動を行う一方で、モデル、執筆と多彩な才能を発揮。地球に良い、体に良い、ホシにいいをテーマにした自身の番組『今をよくするTV』をYouTubeにて配信中。

太田信吾(おおた しんご)

1985年生まれ。映画監督・俳優として活動。長野県出身。大学では哲学・物語論を専攻。大きな歴史の物語から零れ落ちるオルタナティブな物語を記憶・記録する装置として映像制作に興味を持つ。処女作の映画『卒業』がイメージフォーラムフェスティバル2010優秀賞・観客賞を受賞。初の長編ドキュメンタリー映画『わたしたちに許された特別な時間の終わり』が山形国際ドキュメンタリー映画祭2013で公開後、世界12カ国で公開。俳優として演劇作品のほか、TVドラマ等に出演。最新作の監督作『想像』は2021年5/28より劇場公開、『フードトラッカー峯岸みなみ』7/12よりWOWOWにて放送。出演作『未練の幽霊と怪物』(作・演出:岡田利規、共演:森山未來、片桐はいり 他)は6/5よりKAAT神奈川芸術劇場にて上演。

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