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辻愛沙子と巡る森美術館。引きで見れば社会は確実に変化している

辻愛沙子と巡る森美術館。引きで見れば社会は確実に変化している

HILLS LIFE DAILY
インタビュー
野村由芽
撮影:山本佳代子 テキスト・編集:井戸沼紀美(CINRA.NET編集部)

2021年1月から約3か月間の改修工事を行っていた森美術館。そのリニューアルオープンを飾るのが、『アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人』だ。

『アナザーエナジー展』で紹介されるのは、世界14か国で活動する72歳から106歳までのアーティストたちの作品。タイトルにあるとおり、参加する16作家は全員女性だ。時代や流行とともに、それぞれの環境やアートマーケットからの評価も移り変わるなかで、なぜ彼女たちはいまなお、信念を持って創作活動を続けることができるのだろうか。

CINRA.NETでは、そのヒントを探るため3人のゲストとともに展覧会を巡る。第一回目の記事では「社会課題をクリエイティブで解決する」という言葉を掲げ、株式会社arca代表取締役や報道番組『news zero』の水曜パートナーを務める辻愛沙子との会話をお届けする。

聞き手は「自分らしく生きる女性を祝福するライフ&カルチャーコミュニティ」She isで編集長を務め、現在はme and you, inc.の取締役を務める編集者の野村由芽。中盤からは『アナザーエナジー展』を担当した森美術館アソシエイト・キュレーターの德山拓一にも作品を解説いただいた。展覧会を観終えたあとの、実感のこもった会話の温度が少しでも伝われば幸いである。

都市生活を楽しむためのアイデアを提案するメディア・HILLS LIFE DAILYによるポッドキャストでも、辻愛沙子と野村由芽、德山拓一による対話を配信中。よりディープな対話を楽しみたい方は、ぜひ音声版もあわせてチェックしてほしい(Spotifyを開く

辻愛沙子(つじ あさこ)<br>1995年11月24日生まれ。社会派クリエイティブを掲げ、「思想と社会性のある事業づくり」と「世界観に拘る作品づくり」を軸に、広告から商品プロデュースまで領域を問わず手がけている越境クリエイター。ナイトプールなどのリアルイベントから、スイーツなどの商品企画、ブランドプロデュースまで、ジャンルレスで幅広い。この春、女性のエンパワメントやヘルスケアを促す『Ladyknows』プロジェクトを発足。2019年11月より報道番組『news zero』の水曜パートナーを務める。
辻愛沙子(つじ あさこ)
1995年11月24日生まれ。社会派クリエイティブを掲げ、「思想と社会性のある事業づくり」と「世界観に拘る作品づくり」を軸に、広告から商品プロデュースまで領域を問わず手がけている越境クリエイター。ナイトプールなどのリアルイベントから、スイーツなどの商品企画、ブランドプロデュースまで、ジャンルレスで幅広い。この春、女性のエンパワメントやヘルスケアを促す『Ladyknows』プロジェクトを発足。2019年11月より報道番組『news zero』の水曜パートナーを務める。

子どもの頃から続く「違和感を持たずに過ごしていることへの違和感」

―辻さんは「社会課題をクリエイティブで解決する」をモットーに活動されています。ご自身の活動について、簡単に紹介いただけますか?

:私はクリエイティブディレクターという仕事をしています。クリエイティブディレクターは「広告をつくる仕事」だと思われることが多いのですが、広告に限らず、企画、デザイン、コピーライティングなど、とにかくいろいろなものをつくっています。

それと自分では「クリエイティブアクティビズム」と呼んでいるのですが、広告媒体や企業を通して社会にメッセージを届けていく活動も行っています。

辻愛沙子

―辻さんが社会課題に興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか?

:私は子どもの頃から「何でこうなんだろう?」という疑問をそのままにしない性格で。たとえば子どもが「何で空って青いの?」と親に聞くように、10代の頃から、校則の内容に疑問を抱いたりしていたんです。

大人になってからは、たとえば「政治家や社長、権力者と言われて思い浮かぶのは、何で年配の男性なんだろう?」という疑問が湧いて、それがジェンダーギャップへの興味につながったり。違和感を持たずに過ごしていることへの違和感があるのかもしれません。

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イベント情報

『アナザーエナジー展:挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人』

2021年4月22日(木)〜9月26日(日)
会場:東京都 六本木 森美術館
時間:10:00〜20:00(当面、時間を短縮して営業。火曜は17:00まで)

サービス情報

『Social Coffee House』

社会課題からカルチャーまで、現代の大人たちがいまあらためて知っておきたい教養を学ぶコミュニティ型スクール。

ウェブサイト情報

HILLS LIFE DAILY

HILLS LIFE DAILYは、いつも新しい「何か」が起こる街ヒルズを舞台に、 都市生活を楽しむためのアイデアを提案してゆくメディアです。

プロフィール

辻愛沙子(つじ あさこ)

1995年11月24日生まれ。社会派クリエイティブを掲げ、「思想と社会性のある事業づくり」と「世界観に拘る作品づくり」を軸として広告から商品プロデュースまで領域を問わず手がける越境クリエイター。中高時代をイギリス、スイス、アメリカで過ごし、在学中からアート制作を精力的に行う。大学入学時に帰国し、慶應義塾大学に入学。在学中に株式会社エードットに入社し、以降、ナイトプールなどのリアルイベント、スイーツなどの商品企画、ブランドプロデュースなど、幅広いジャンルでクリエイティブディレクションを手がける。独自の世界観の表現を通して、「シェア」され「バズ」り「ブーム」を起こすコンテンツを生み出し、若い女性を中心としたトレンド・カルチャーを創る。この春、女性のエンパワメントやヘルスケアを促す「Ladyknows」プロジェクトを発足。2019年11月より報道番組『news zero』 の水曜パートナーを務める。

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