今年100周年を迎える三保谷硝子店の技術力を駆使した展覧会『三保谷硝子店−101年目の試作展』が、10月27日から六本木のアクシスギャラリーで開催される。
国産のガラスが産声を上げて間もない1909年に創業した三保谷硝子店は、1960年代後半に3代目三保谷友彦と鬼才倉俣史朗との出会いから「デザイン」の領域へと大きくシフトする。倉俣の溢れるインスピレーションを独自の技術力で具現化し支え続け、素材としてのガラスという次元を超えて、デザインとガラスの新たな関係を構築してきた。それは、ガラスそのものが表現媒体となる「ガラス・デザイン」というデザイン概念を創出したと言っても過言ではない。
同展は、これまで培われた三保谷硝子の技術を用いて、吉岡徳仁、杉本博司、宮島達男、トラフ建築設計事務所など三保谷の心意気に心酔する16組のクリエイターが「ガラス・デザイン」の新たな表現に挑む。ここからまた新たなデザイン概念が生まれる試作品に出会えるだろう。
『三保谷硝子店−101年目の試作展』
2009年10月27日（火）～11月8日（日）
会場：アクシスギャラリー（東京・六本木）
時間：11:00～19:00（最終日は17:00まで）
参加クリエイター（五十音順）：
アシハラヒロコ
五十嵐久枝
海藤春樹
川上元美
杉本貴志
杉本博司
高松伸
トラフ建築設計事務所
橋本夕紀夫
廣村正彰
藤塚光政
堀木エリ子
宮島達男
八木保
山田尚弘
吉岡徳仁
料金：無料
トークイベント
『デザインの起源、始まりのかたち』
2009年10月31日（土）
会場：東京ミッドタウン・カンファレンス（ミッドタウン・タワー4F）
時間：15:00～16:30
詳細・お申し込みは、DESIGN TOUCH Conferenceウェブサイト参照
（画像上：デザイン：廣村正彰）
