劇団鹿殺し新作公演『岸家の夏』は千葉雅子、峯村リエらを招いた女優祭り

劇団鹿殺しの新作公演『岸家の夏』が、7月28日から東京・青山円形劇場で、8月19日から大阪・福島のABCホールで上演される。

菜月チョビと丸尾丸一郎を中心に、2000年に兵庫県西宮市で旗揚げされた同劇団。2005年に活動拠点を東京に移し、2006年には全国10ヶ所でライブハウスツアーを行った。2009年に3,000人を超える動員を記録した全国ツアーを成功させたほか、2010年の劇団旗揚げ10周年を記念した作品『スーパースター』では『第55回岸田國士戯曲賞』の最終候補作品にノミネートされるなど高い注目を集めている。

『岸家の夏』は、柔道場と接骨院を営む妻に先立たれた男と、それぞれ思い思いの生活を送る3人の娘達が巻き起こす事件を描いた作品。これまでの作品と同様に演出を菜月、脚本を丸尾が担当するほか、今回はゲストとして劇団「猫のホテル」主宰の千葉雅子、「NYLON100°C」から峯村リエらを招いて、歌とダンスを交えた舞台を披露する。空間を縦横無尽に使った同劇団らしいポップでエネルギッシュな公演に期待したい。チケットの一般発売は5月29日からスタート。

また、歌舞伎俳優の中村勘太郎が同公演に寄せて「初めて観る方はきっと僕のように、音楽とお芝居の熱さに圧倒されると思います」とコメントしている。

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