『中村明日美子20年展』池袋PARCOで今秋開催 原稿や下描きなど紹介

漫画家・中村明日美子の展覧会『中村明日美子20年展』が今秋に東京・池袋PARCOのPARCO FACTORYで開催される。

神奈川出身の中村明日美子は、2000年に読み切り漫画『コーヒー砂糖いり恋する窓辺』でデビュー。2016年『同級生』が劇場アニメ化、2017年に『ダブルミンツ』が実写映画化され、今年『王国物語』が『第23回文化庁メディア芸術祭』マンガ部門審査委員会推薦作品に選出された。現在は『OPERA』で『blanc』を連載しており、『ウルトラジャンプ』では『王国物語』、『楽園』では『メジロバナの咲く』を連載中だ。

中村明日美子のデビュー20年を記念して行なわれる『中村明日美子20年展』では、これまでに発表した作品から中村自身が選出した原稿やイラスト画を解説付きで展示するほか、創作過程を紹介する下描きやプロット、ネーム、学生時代の愛読書やレコードなどを展開。また、来場者が登場人物のスタンディーと撮影できるフォトスポット、記念グッズを用意する。同展の開催とあわせて、池袋PARCO「カフェ・アドレス」では期間限定コラボメニューを取り扱う。

対象となる主な作品は『鶏肉倶楽部』『コペルニクスの呼吸』『Jの総て』『ばら色の頬のころ』『同級生』シリーズ、『ノケモノと花嫁』『ダブルミンツ』『ウツボラ』『鉄道少女漫画』『君曜日 -鉄道少女漫画 2-』『奈落何処絵巻~あなたのためならどこまでも平安調スペシャル~』『薫りの継承』『Aの劇場』『Bの劇場』『王国物語』『メジロバナの咲く』。

発表とあわせて同展のために描き下ろされたメインビジュアルが公開。これまで描かれてきたキャラクターに「20」というメッセージが添えられている。

開催時期などの詳細は後日発表。新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって、延期、期間の短縮、入場人数を規制した運営を実施する可能性があるとのこと。

中村明日美子のコメント

思えば遠くまで来たものだとはよく言いますが、思う間もなく流れた日々を振り返るとあまりにも茫漠としていて、こういう機会でもってつぶさにしみじみと足跡を辿ることはありがたいことだと感じております。
いち漫画家の拙い旅路を、伴に歩んでいただければとても嬉しいです。

イベント情報

『中村明日美子20年展』

2020年秋開催予定 会場:東京都 池袋PARCO 7階 PARCO FACTORY
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