今週の編集部まとめ

毎週火曜日更新 2019年8月20日
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編集部員の、ちょっとひとこと

  • 柏井万作(CINRA.NET編集長)
    柏井万作(CINRA.NET編集長)

    激動する香港

    香港で凄まじいことが起きている。日本に生まれ育つと、200万人近い人が声をあげ、デモを行うことをリアルに想像するのは難しい。多くの報道にある通り、日本と香港では状況的な違いも大きく、「一国二制度」方式で統治されている香港の歪さ――実質的にほとんど選挙権がなく立法に関与できないからこそデモするしかないという現実がある。自分――権利を守るための限られた手段としてのデモだ。一方、選挙で自分――意見を形にできる日本は、60代こそ70%前後の投票率があるけれど、20代や30代は30~40%と大きな開きがある。様々な原因はあるだろうけど、大きく語ればこれは、若者たちが自分の権利に対する意識や意欲もあまり持っていない、もしくは諦めていると読める数字だ。選挙ではなく、ネット世論を形成することで権利を主張する形もあるにはあるけれど、政治も経済も外交も、東アジアに大きな注目が集まっているこの時代に、世界からすると日本の国民の意見は全然見えないだろうなぁ。She isでは、選挙に慣れていない、よくわからないという方向けの記事もアップされているので、未来の選挙のためにもぜひ。

  • 宮原朋之(CINRA.NET編集部)
    宮原朋之(CINRA.NET編集部)

    若さは気持ちから

    普段見て見ぬふりしているジェネレーションギャップ。すでにアラフォーの範疇に余裕で入っている自分には勉強になることがさぞ沢山あるだろうと真摯な思いから観てきました映画『天気の子』。緻密な描写とおそらく感情移入しやすいストーリー展開、音楽の使い方はさすが。でもふむふむ冷静に観れてしまっている自分に感じる一抹の寂しさ。ふと、20年前の高校時代の記憶が蘇り、当時の気持ちがぶり返してきたり。結果、ほんの少し若返ったような気がしています。

  • 石澤萌(CINRA.NET編集部)
    石澤萌(CINRA.NET編集部)

    サマートリップ in 小田原

    『サマソニ』と『ライジング』が台風に倒れた土曜日、私はひとり小田原・箱根へショートトリップへ。まずは小田原でうなぎを食べ、そのあと浜辺でひたすら海を眺めて、喫茶店でくつろぎ、最後に箱根湯元で温泉に浸かるというコースは想像以上に最高で、体の中に溜まっていた毒素が抜けていきました……。小田原はまだ木造の建物も多く、昔ながらの日本の景色にあふれていて、普段コンクリートジャングル東京で暮らす私にとっては逆に新鮮で。37度の猛暑だったけれど風は涼しくて、こうして自然のなかで暮らすことが本来、四季を楽しむ日本人に合っているのかもしれないなあと感じたのでした。これから心が辛くなったら小田原に行きまくる!

  • 矢島大地(CINRA.NET編集部)
    矢島大地(CINRA.NET編集部)

    なかなか言えない

    昨日、新木場スタジオコーストでBring Me The Horizonを観た。ニュースクールハードコア、メタルコア、オルタナティブメタル、オルタナティブロック、その他諸々を全部食い散らかしてきた彼らの音はとにかくヘヴィ。なんだけど、「うるさくない」んです。非常に感覚的な言い方ですが、そこが大好きで。それはヒップホップ / トラップが隆盛を誇る今に適応した音作り――中域の歪みを削って、輪郭は鋭いのに手触りはまろやかというサウンドを作り込んだ『amo』以降のライブだからこそだったかもしれませんが、とにかく激しいパフォーマンスと叫びと狂騒の限りを尽くしているのに、そのど真ん中に安らぎと心地よさと、静寂すら感じました。そこで、パンク、ハードコア、90's emo、ニューメタルやスクリーモなどなどに偏っていた青春時代を思い出してしまったのですが、いわゆる「うるさい音楽」が好きだったのは、生活の中にあるうる雑音よりも遥かに激しい音が、その喧騒の一切を叩き殺してくれるような感覚を覚えたからでした。鳴っている音はうるさくても、聴く側の心象としては凪いでいくばかりだった。ただ騒ぎたいだけの音楽は本当の意味でうるさい。だけど、うるさいものに「うるさい」と言って自分の穏やかさを守るための音楽には救いと安らぎがある。Bring Me The Horizonはまさにそういう音楽だし、誰に理解されるかはわからないけど、僕自身が大事にしていた感覚も思い出させてもらった。とてもいい時間でした。幸せだった。

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2020年、全4回にわたって行われてきた対談連載企画『角舘健悟の未知との遭遇』。青葉市子と遭遇し、教会に迷い込んだ2人の秘密のセッションの様子が公開された。本連載の趣旨でもあり、2人を繋いだYogee New Wavesの”Summer of Love”と、青葉市子の”みなしごの雨”を披露。クリスマスの夜にどうぞ。(川浦)

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