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スチャダラパー×TOKYO No.1 SOUL SET対談
1990 年代のミュージックシーンにその名を残す2大グループが、デビュー20周年を迎える2010年、揃ってベストアルバムをリリースする。スチャダラパー『THE BEST OF スチャダラパー1990〜2010』、TOKYO No.1 SOUL SET『BEST SET』には往年のヒット曲に加え、両者初となるコラボ曲も収録。彼らが過ごしたこの特別な20年間とは、果たしてどのような時間だったのか? ギャグも織り交ぜつつ語られる言葉に耳を傾けながら、生きていく上で大切なものとは何なのか、もう一度見つめ直すキッカケにしてみたい。
(インタビュー・テキスト:小宮川りょう<NIKO¥ ON PRO.> 撮影:小林宏彰)
スチャダラパー
BOSE、ANI、SHINCOの3人からなるラップグループ。1990年にデビューし、1994年「今夜はブギーバック」の大ヒット以来、シーンの最前線で活躍を続ける。デビュー20周年を迎える2010年、5月9日に日比谷野外大音楽堂、5月29日に大阪城音楽堂にて20周年記念イベントを開催予定。
++SCHADARAPARR++
TOKYO No.1 SOUL SET
ボーカルのBIKKE、 DJの川辺ヒロシ、ギター&ボーカルの渡辺俊美によるユニット。90年から活動し、95年にメジャーデビューアルバム『TRIPLE BARREL』を発表。99年、活動休止状態になり、BIKKEはNathalie Wise、渡辺はTHE ZOOT16、川辺はGALARUDE、INKなど、それぞれ別ユニットでの活動を経て、2004年にグループでの活動を再開。以降、コンスタントにリリースを続ける。
TOKYO No.1 SOUL SET
20年間で変わったことって、ケータイとパソコンくらいしかない
―1990年から活動するスチャダラパー、TOKYO No.1 SOUL SETのみなさんですが、この20年を振り返ってみて、印象に残ったことや「変わったなぁ」と思うことはなんでしょう?
渡辺:今回発売するベストアルバムは20年の軌跡を振り返る内容なんで、「この20年、どうでした?」とよく聞かれるんですけど…。
川辺:正直、あまり変わったという意識はないんだよね。
BOSE:そうだね。その前の20年、1歳からハタチの時って、色んなことが変わったわけじゃん。聴く音楽含め、好きなものだったり、自分を取り巻く環境だったり。そう考えると、デビューしてから今日までの20年で変わったことって、ケータイとパソコンが出てきたことくらいしかないよね。
ANI:そうだね。

左から、BOSE(スチャダラパー)、渡辺俊美(TOKYO No.1 SOUL SET)、川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)
SHINCO:ヒップホップって、二十歳ぐらいの時にもうすでに世の中にあったしね。
渡辺:レゲエと混ぜたりとか、そういうのはあるかもしれないけど…。
川辺:ロックとかパンクとかみたいに、でかい音楽のジャンルが突然できあがったりはしてない。
BOSE:そういう変化がないから、あんまり「変わったなぁ」っていう印象がないんだろうね。ふと思うのは、「ケータイがなかったときってどうだったんだっけ?」ってこと。
SHINCO:待ち合わせとか怖いよね。
渡辺:緊張感があったよね。お互いに信頼してないと、待ち合わせられない。
川辺:今よりもっとちゃんとしてたのかもね。俺、BIKKEを5〜6時間待ったことあったもん(笑)。
SHINCO:昔はよくコントのシチュエーションで「待った?」とかあったじゃん。今はもうありえないよね。
BOSE:そうだね、待たないもんね。「先行ってるよ」ってなる。
川辺:当時はなかったけど、フェスで一回はぐれちゃったりしたら、もう会えない。

BIKKE(TOKYO No.1 SOUL SET)
ANI:「迷ったらここに来い」みたいなミーティング・スポットが必要だね。子どもの迷子コーナーみたいなヤツ。
BIKKE:みんな子どもの状態のままだったんだ。
川辺:でも、不便な一方で、オランダでばったりロボ宙(ヒップホップ・ユニット、脱線3のリーダー。2002年8月に初のソロ・アルバム『銀河飯店』をリリースした)に会ったりする(笑)。
BOSE:みんな今よりそういう「連絡が取れなくても会える能力」みたいなものが高かったんじゃない? きっと何かが研ぎ澄まされてるから、会えたんだよね。



































