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MUSIC

Schroeder-HeadzとDE DE MOUSEの笑いたっぷり音楽談義

インタビュー・テキスト:タナカヒロシ 撮影:柏井万作(2011/12/07)

スヌーピーでお馴染みのコミック『PEANUTS』に登場するトイピアノを弾く男の子、シュローダー。彼が大人になってバンドを始め、しかもDE DE MOUSEをカバーしたら…? そんな二次元の世界でも想像もつかないような刺激的なことが実現してしまった。シュローダーに由来した名前を持ち、数々の著名なミュージシャンのサポートとして活躍するキーボーディスト、渡辺シュンスケによるソロプロジェクト「Schroeder-Headz」が、革新的なカバーアルバム『PIANO à la carte feat.Schroeder-Headz』をリリースする。スヌーピーのテーマ曲ともいえる"Linus and Lucy"、チャイコフスキーの"Nut Rocker(くるみ割人形)"、卒業式の定番ソング"あおげば尊し"といった有名曲を、既存のイメージを覆すオルタナティブなアプローチで生まれ変わらせたカバーは驚きの連続。なかでも、冒頭で触れたDE DE MOUSEの"baby's star jam"は、カバーされた本人もお気に入り。というわけで、DE DE MOUSE本人に登場いただき、お互いの音楽観についておおいに語り合っていただきました。TM NETWORKからダイソーの100円CDまで、予定時間を大幅にオーバーして行われた対談を超圧縮してお届け! 音楽を熱く語れるって素晴らしい!

PROFILE

Schroeder-Headz
数多くの著名ミュージシャンのサポートとして活躍するキーボーディスト、 渡辺シュンスケによるソロ・プロジェクトにして、ジャズとエレクトロ、オーガニック・グルーヴを繋ぐオルタナ・ピアノ・トリオ。その名前はスヌーピーでお馴染みのコミック "PEANUTS"に登場するトイピアノを弾く男の子シュローダーに由来している。12月7日にはそのシュローダーとのコラボ・カバー・ミニアルバムがリリースされる!
Myspace - Schroeder-Headz


DE DE MOUSE
アシッドハウスからアーメンブレイク、ヒップホップからフュージョンまで、様々なキーワードをリンク、融合させ、新たな可能性を体現するエレクトロニック・シーンの異端児。ファッション、ゲーム、グラフィック等、あらゆるジャンルとのコラボレーションも積極的に行っている。9月28日には1st AL「tide of stars」を砂原良徳がリマスタリングし、新録曲を3曲追加したULTIMATE EDITIONとして再リリース。
DE DE MOUSE オフィシャルサイト

お世辞抜きにすごいよくて。サポート仕事なんか二の次で没頭してやってほしいなくらいに思ったんですよ(DE DE MOUSE)

―シュンスケさんは今回のカバーだけじゃなく、DE DEさんのライブにサポートとしても参加してますよね。改めて出会いから教えていただけますか?

渡辺:えーとー…。

DE DE:よく覚えてないでしょ?(笑)。もともと僕がavexに在籍していたときのディレクターがシュンちゃんと古くから知り合いで、一緒にやったら合うんじゃないかって言われたんですよ。

渡辺:その人とばったり会ったときに、「いまDE DE MOUSEっていうのをやってて」って言われて。DE DE君のCDは一緒にやる前から普通に買ってたから、「おれ、めっちゃ好きだからやらせてくださいよ」って話したのは覚えてますね。

DE DE:シュンちゃんがサポートしてるミュージシャンの名前を聞いたらすごい人ばっかりだったから、会う前は「やってもらっていいのかな?」と思ってたんですけど、実際会ったらTM NETWORKが好きという話になって、「あぁ、大丈夫だ」って(笑)。そのとき一緒にセッションもしたんですけど、TMの曲を2曲くらい弾いただけで、時間だから帰ろうって(笑)。それが2009年の頭くらいだったかな。

―自分の曲は一切やらず?

DE DE:やらなかったですね。“1974”やったのは覚えてるけど(笑)。

渡辺:“1974”はライブでもやったよね。でも、僕はバンド畑出身で、DE DE君はまた全然違うシーンだから、発想の違いだったりも楽しくて。

DE DE:シュンちゃんは盛り上げ上手なんですよ。プレイの見栄えもいいし、一気に現場の熱を上げてくれる。それに、ただテクニカルなことをやればいいとかじゃなくて、ちゃんとその場にあったグルーヴを生み出せる。そういう空気をわかってるし、それはさすがだな、ギャラも高いよなと(笑)。

渡辺:いやいや、そんなことないって!(笑) DE DE君はSキャラなんですよ(苦笑)。

―でも、僕も初めてSchroeder-Headzのライブを見たときは度肝を抜かれましたよ。

DE DE:だから、サポートの仕事ばっかりやってるのがもったいないなと思ってて、「自分のバンドやりなよ」とか言ってたんです。そしたらあるとき「実はピアノトリオでダンスミュージックみたいなのをやろうと思ってて」って言われて。聴かせてもらったら、全然ダンスミュージックとはかけ離れてて、「全然違うじゃん!」って(笑)。

渡辺:いや、そのときは試行錯誤しててね。

―Schroeder-Headz誕生の経緯はどんな感じだったんですか?

渡辺:どちらかというと、ポップスのシーンでずっとバンドをやってきてたんですけど、自分がやりたいこととやってる場所のギャップを感じ始めてたんですよね。それこそDE DE君みたいな音楽を好きになったり、時代も変わっていくなかで、基本に立ち返ってみたら、やっぱりピアノが好きっていうのがあって。小室哲哉さんも好きだったし、坂本龍一さんも好きだったし、久石譲さんが手掛けるサントラとかも。それにテクノとかゲーム音楽とか、自分が好きなものを全部合わせて、いま自分なりにいけてる形で出せないかなと思ったんです。それで行き着いたのがピアノトリオなんですけど、BGMみたいなインストではなく、メロディーがある、ちゃんとしたインストをやりたいなと思って。

渡辺シュンスケ
渡辺シュンスケ


DE DE:お世辞抜きにすごいよくて。サポート仕事なんか二の次で没頭してやってほしいなくらいに思ったんですよ。純粋にいい作品だから、ちゃんと届けば絶対にみんな反応するし、ライブ見たいなと思うだろうし。だから、こういうところでライブやったらいいだろうなとか、勝手に妄想してて。バーラウンジみたいなおしゃれところもいいけど、もっとフィジカルなものとしても通じるから、ダンスミュージックの方面から攻めても全然いけると思うんですよね。『朝霧JAM』とか『METAMORPHOSE』とかに出るようになったらおもしろいだろうなぁ。

2/4ページ:そういう感覚を共有できる人ってあんまりいないから、すっごい楽しくて(渡辺)

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