『エブエブ』がアカデミー賞作品賞を含む7部門受賞。ダニエルズ、ミシェル・ヨーらのコメント到着

メイン画像:『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』©︎2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が『第95回アカデミー賞』7部門を受賞。コメントが到着した。

「マルチバース」と「カンフー」が融合した同作は、突如マルチバースにジャンプし、「強大な悪」から世界と家族を救うためヒーローに覚醒したエヴリンの活躍を描いた作品。『第95回アカデミー賞』作品賞、監督賞、脚本賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、編集賞を受賞した。

1作品で7部門以上の受賞は、2014年に同じく7部門受賞を果たした『ゼロ・グラビティ』以来。賞レースの受賞数とノミネート数で歴代トップであった『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(189ノミネート/127受賞)の記録を20年ぶりに更新した。

作品賞、監督賞、脚本賞を受賞した監督のダニエル・クワンとダニエル・シャイナートは「監督には沢山の人々の協力が必要です。全てをかけてこの作品に尽くしてくれたキャスト、映画のすばらしさを教えてくれた移民だった両親、兄弟、友人、僕たちの仕事をサポートしてくれる全ての人達、一人一人の才能が天才的な存在になりうるんです。アカデミーの皆さん、我々にとって素晴らしい賞をありがとうございます!」とコメント。

アジア人史上初となる主演女優賞を受賞したミシェル・ヨーは受賞スピーチで「これを見ている全ての子供たちへ、このアカデミー像は希望の証です。夢は実現するということの証です。この映画を私の母、そして世界中のお母さんたちに捧げます。あなたたちはスーパーヒーローです!」と語った。

同作で俳優復帰したキー・ホイ・クァンは助演男優賞を受賞。アジア系の俳優としては、1985年のハイン・S・ニョール以来38年ぶりとなる。キーは「僕の旅は難民キャンプから出航するボートから始まりました、そして今僕はハリウッドの最大の舞台にたどり着いた。映画のような話ですが、これが僕の人生なんです。これこそがアメリカンドリームなんです。夢は信じなければ実現できない。皆さんも夢をあきらめないで!!」と述べた。

助演女優賞を獲得したジェイミー・リー・カーティスは「みんな黙って45秒しかないの。私はいい子だからちゃんと時間を守るのよ」とジョークを飛ばしつつ「この作品に関わっているダニエルズ、ジョナサン、クルー、ミシェル、キー、スタッフ、すばらしいアーティストの方へ、ついにオスカーを獲りました。ドリームチームです!」と語った。

映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公式サイト

ポッドキャスト番組「聞くCINRA」では、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を取り上げた回も配信中(Apple Podocastはこちら)



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