特集 PR

FAKYが新境地へ。J-POP界のニューウェーブが新たに目指すものは

FAKYが新境地へ。J-POP界のニューウェーブが新たに目指すものは

FAKY『ダーリン(Prod. GeG)』
テキスト
猪又孝
編集:川浦慧(CINRA.NET編集部)

変態紳士クラブGeGが、FAKYのプロデュースを手掛けたわけ

今年3月に発表した“half-moon”と7月に発表された“half-moon feat. Novel Core”と合わせてのMV再生数が400万回を突破するなどして注目されている女性5人組、FAKYが新曲“ダーリン(Prod. GeG)”を8月26日に配信リリースした。

FAKY(ふぇいきー)<br>J-POP界のニューウェーブ。ルーツもスタイルも異なる最強の5人が集結(=ユニオン)。2017年に発表した『Surrender』はSpotify Viral Top 50チャートにて日米Top 10入りを果たし、2019年7月には、ガールズパワーをテーマにしたダンスシングル3部作のリリースを発表。YouTubeのMVが、3作合計で700万回再生を突破。2020年2月には、ABEMA『月とオオカミちゃんには騙されない』に出演したHinaの心情を歌にした“half-moon”をリリース。七夕には、番組上でHinaと共演したラッパーNovel Coreをfeatに迎え“half-moon feat. Novel Core”をリリース、8月26日には“ダーリン(Prod. GeG)”を配信リリースした。
FAKY(ふぇいきー)
J-POP界のニューウェーブ。ルーツもスタイルも異なる最強の5人が集結(=ユニオン)。2017年に発表した『Surrender』はSpotify Viral Top 50チャートにて日米Top 10入りを果たし、2019年7月には、ガールズパワーをテーマにしたダンスシングル3部作のリリースを発表。YouTubeのMVが、3作合計で700万回再生を突破。2020年2月には、ABEMA『月とオオカミちゃんには騙されない』に出演したHinaの心情を歌にした“half-moon”をリリース。七夕には、番組上でHinaと共演したラッパーNovel Coreをfeatに迎え“half-moon feat. Novel Core”をリリース、8月26日には“ダーリン(Prod. GeG)”を配信リリースした。

プロデュースを手掛けたのは、変態紳士クラブのメンバーとして活躍中GeG。変態紳士クラブは、若手筆頭のラッパーWILYWNKAと、新世代レゲエDJのVIGORMANをフロントマンにした大阪発の3人組。1997年の結成後、自主流通で発表した1st EP『ZIP ROCK STAR』が口コミで広まり、収録曲“好きにやる”はこれまでに総ストリーミング数が2000万回を超えるスマッシュヒットを記録している。(関連記事:変態紳士クラブは自らをJ-POPと謳う 根本に眠るジャンルへの敬意

昨年は各自がソロ活動を展開して注目度を高めるなか、今年2月にメジャーデビュー。4月に配信したEP『HERO』はiTunesのJ-POPチャートで首位を獲得するなど、破竹の勢いでその名を全国に広めている。

変態紳士クラブという風変わりなユニット名とは裏腹に聴き心地のよいメロウな曲調とジャンルレスな作風で人気を集める彼らだが、下地にあるのはヒップホップやレゲエといったストリートカルチャー。そのユニットを支えるGeGと、ポップなアイドル的な魅力を併せ持つダンスボーカルグループFAKYとのコラボに疑問符を浮かべる方も多いかもしれない。

実は今回のコラボの前に、GeGと接触していたメンバーがいた。それは2020年冬クールに放送されたABEMAの人気番組『月とオオカミちゃんには騙されない』に出演して大ブレイクを果たしたHinaだ。もともと彼女は変態紳士クラブの音楽が好きで、緊急事態宣言下の外出自粛期間中にGeGの“I Gotta Go feat. kojikoji, WILYWNKA & Hiplin”を使った動画をTikTokに投稿。それを見たGeGと「いつか何かやりたいね」などとメッセージを交換していたのだという。

Hina:GeGさんがどういうふうにFAKYをプロデュースしてくれるのか、楽しみでした。GeGさんからは、女の子5人の、歌って踊る、ラップをしないガールズグループがどういうふうに見えるんだろう? って。想像できなかったぶん、ずっとワクワクしてました。

Hina
Hina

さらに、メンバーのLil' Fangは、FAKYとして活動する前は渋谷のクラブでソロシンガーとしてR&Bを歌っていた経験を持ち、キングギドラとTHA BLUE HERBを青春時代のヒーローとしているほどのラップ愛好者。もちろん変態紳士クラブもデビュー当初からチェックしていた。Lil' Fangは今回のコラボの始まりについて、こう語る。

Lil' Fang:確実にマッチすると思う人とか、やって大丈夫って思える人は、間を取ろうとして、結果、お互いのいいところをつぶし合う可能性もあるなと思っていて。その点、GeGさんはFAKYとのコラボが想像できないからこそ、面白い化学反応が起きるんじゃないかって思ったんです。怖さや不安もあるけど、GeGサウンドがかっこいいのはわかっていたし、それが好きだから、GeGさんの船に乗ろう! と大船に乗った気持ちで挑んだんです。

Lil' Fang
Lil' Fang

「ガールズパワー」全開のパワフルな5人から、新境地を開拓した今作

果たして、GeGがFAKYに用意したのは、持ち前のメロウネスをたっぷり含んだナンバー。GeGは生楽器による演奏を素材にしてトラックを組み上げる作り方を基軸にしているが、今回もその手法が採られていて、人肌の温もりをほんのりと感じさせるチルなサウンドになっている。

リリックはGeGが才能に惚れ込み、今年8月に自身とのダブルネームによる楽曲“Grow Up”をリリースした大阪出身のシンガーソングライター、Hiplinと、Shoki Kitauraと共作。勢いで別れてしまったけれど、思い出が忘れられない夏の終わりをテーマにしていて、未練と寂しさと諦めが揺れ動く胸の内が、実にエモーショナルに描写されている。

ここまでメロウな曲調、エモーショナルな歌詞はFAKYにとって初めてだが、それを表現するボーカルでも新境地を開拓。これまでは明るく元気な唱法や、ソウルフルに響かせる発声を基本にしていたが、今回は5人全員がウィスパーボイスに挑戦し、初のオートチューンも駆使して、まったく新しい顔をみせている。近年、チルアウト系のメロウな楽曲がTikTokやSNSを中心にティーンの間で人気を高めているが、その潮流を一早く掴み颯爽と「エモチル系ラブソング」を打ち出してきたFAKYの時代感覚、アンテナ感度には舌を巻く。

Taki:5人のFAKYになってからはガールズパワーをテーマにした曲を出してきて、“half-moon”はちょっとセンチメンタルな感じの曲だったけど、でも心が強い女性だと思うんです。この“ダーリン(Prod. GeG)”では初めて弱い部分を見せている。パワフルな5人だけど、たまにはこういう気持ちになるよっていうところを見せられたと思うから、いつもと違う感じで共感してもらえたら嬉しいです。

Taki
Taki

Mikako:私たちは毎回いろいろと新しいことに挑戦していて。これって自分たちのあの曲っぽいよね? っていうのがないんです。それは常に新しいことをしよう、常にグループ全体でステップアップしていこうっていう姿勢の表れだと思ってます。

Mikako
Mikako
Page 1
  • 1
  • 2
次へ

リリース情報

FAKY『ダーリン(Prod. GeG)』
FAKY
『ダーリン(Prod. GeG)』

2020年8月26日(水)配信

プロフィール

FAKY
FAKY(ふぇいきー)

フェイクなフリしてとことんリアルに。ルーツもスタイルも異なる最強の5人が集結(=ユニオン)。2017年に発表した『Surrender』はSpotify Viral Top 50チャートにて日米Top 10入りを果たし、2019年7月には、ガールズパワーをテーマにしたダンスシングル3部作のリリースを発表。YouTubeのMVが、3作合計で700万回再生を突破。2020年2月には、ABEMA『月とオオカミちゃんには騙されない』に出演したHinaの心情を歌にした“half-moon”をリリース。七夕には、番組上でHinaと共演したラッパーNovel Coreをfeatに迎えた“half-moon feat. Novel Core”をリリース、8月26日には“ダーリン(Prod. GeG)”を配信リリースした。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

BIM“Wink”

BIMの新作『NOT BUSY』より“Wink”の映像が公開。ゆるめに結んだネクタイは軽妙洒脱でも、背伸びはしない。どこか冴えない繰り返しのなかで<だって俺らの本番はきっとこれから>と、吹っ切れなさもそのままラップして次へ。BIMの現在進行形のかっこよさと人懐っこさがトレースされたようなGIFアニメが最高にチャーミング。(山元)

  1. 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 時代を先取りした画期的作品 1

    『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 時代を先取りした画期的作品

  2. 坂口恭平の権力への抵抗。音楽は記憶を思い出させ人を治療する 2

    坂口恭平の権力への抵抗。音楽は記憶を思い出させ人を治療する

  3. 能町みね子が『ヨコトリ』で考えた、わからない物事との対峙 3

    能町みね子が『ヨコトリ』で考えた、わからない物事との対峙

  4. 『鬼滅の刃』劇場版公開記念集英社連合企画、20誌それぞれにオリジナル付録 4

    『鬼滅の刃』劇場版公開記念集英社連合企画、20誌それぞれにオリジナル付録

  5. ラブリーサマーちゃん、真摯さを胸に語る ノイジーな世界に調和を 5

    ラブリーサマーちゃん、真摯さを胸に語る ノイジーな世界に調和を

  6. King Gnuが日本初の「レッドブル・アーティスト」に 「Go Louder」始動 6

    King Gnuが日本初の「レッドブル・アーティスト」に 「Go Louder」始動

  7. 柳楽優弥、三浦春馬、有村架純が戦時下の若者役 映画『太陽の子』来年公開 7

    柳楽優弥、三浦春馬、有村架純が戦時下の若者役 映画『太陽の子』来年公開

  8. 勝井祐二と山本精一が語る 踊るという文化とROVOが瀕する転換点 8

    勝井祐二と山本精一が語る 踊るという文化とROVOが瀕する転換点

  9. 暮らしと仕事と遊びとアート。すべてを越えて繋がる東東京の生活 9

    暮らしと仕事と遊びとアート。すべてを越えて繋がる東東京の生活

  10. 小栗旬×星野源、野木亜紀子脚本の映画『罪の声』場面写真一挙公開 10

    小栗旬×星野源、野木亜紀子脚本の映画『罪の声』場面写真一挙公開