特集 PR

YOLZ IN THE SKY インタビュー with吉田肇(PANICSMILE)

YOLZ IN THE SKY インタビュー with吉田肇(PANICSMILE)

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
2009/10/30

ギターウルフやDMBQなどを排出した名門インディー・レーベル、Less Than TVよりリリースされた前作『YOLZ IN THE SKY』でシーンに強烈なインパクトを残し、2008年のFUJI ROCK FESTIVALにも出演した大阪の4人組、YOLZ IN THE SKY。11月4日にfelicityよりリリースされる最新作『IONIZATON』は、独特の緊張感を持ったオルタナティブな感覚に、YMOに代表されるような無機質なテクノ感を取り込んだ、強烈なグルーヴを持ったアルバムだ。今作のサウンド・プロデュースを手掛け、彼らを「外国のバンドみたい」と評する吉田肇(PANICSMILE)にも同席してもらい、ボーカルの萩原、ギターの柴田にインタビューした。

(インタビュー・テキスト:タナカヒロシ)

ここで(歌が)入ったら目立つかなとか(笑)。

―Less Than TVからリリースした前作から約2年半、その間はどんな感じで活動していたんですか?

萩原:ライブばっかりしてましたね。ひたすらライブを(笑)。

―CD作りたいね、みたいな話は?

萩原:曲を作りながらライブをやっていた感じだったので、曲が揃い次第リリースしたいなとは思ってました。

―前作はガレージっぽいサウンドをすごくオルタナティブな形でアプローチしていておもしろかったんですけど、今回はかなりダンス・ミュージックの要素が強まりました。

柴田:前作を出して、そこからまた新しい曲を作ろうとなったときに、前作とは違う感じにはしたくて。それで、そのときに聴いていた音楽の影響とかが出て、今みたいな感じになりました。

―ダンスとかテクノとかを聴いていた?

柴田:そうですね。もう前作をリリースしたくらいの頃からよく聴いてて。

―もともとはどんな音楽に影響を受けてたんですか?

柴田:色んな音楽を聴くようにはしていて、これっていう特定の音楽を挙げるのは難しいんですけど、挙げるとしたら初期パンクとポストパンクですかね。

―曲作りはどういう感じで進めているんですか?

柴田:基本はスタジオでセッションして作り上げていきますね。

萩原:ギターとドラムが基になってることが多いです。

―それは意外ですね。リズムがどしっとあるので、ドラムとベースありきで、そこからギターとボーカルを乗せてるんじゃないかなっていうイメージがありました。

柴田:ギターとドラムで雰囲気を作って、それでベースも空気を読んで(笑)。その上からまたギターを「それだったらこういう感じかな?」って足していったり。それに合わせてまたベースも合わせたり、ドラムも合わせたり。ちょっとずつ構築していく感じですね。

―最初に楽曲の方向性を決めるキーワードがあったりするんですか?

柴田:そういうのは逆にしないんですよ。特定のアーティスト名を出したりして、それっぽくなったら嫌だし。仮に自分がやりたいイメージがあっても、口には出さないで音だけ出してみて、それをみんながどう受け止めるか反応を見るというか。

―ボーカルはどういうふうに?いわゆるメロディーを歌うボーカルとは違うスタイルですよね。歌詞も日本語だけど聴き取れないし、楽器のひとつみたいな。

萩原:ほぼ流れができてから考えだしますね。セッションしてる間は、「いまのかっこええな」「いまのはあんまやな」「どんな曲になっていくんやろ?」って考えるだけで。

―曲を聴く限り、ボーカルを入れる余地を残して作ってる感じではないですよね。

柴田:そうですね。ボーカルのことはまったく何も考えてなくて(笑)。

―何を基準にボーカルを乗せるんですか?

萩原:基準はないです。ほんまに。ここで入ったら目立つかなとか(笑)。

2/3ページ:とことんこだわり抜くのがヨルズスタイル。エフェクターが200個、アンプが20台!

Page 1
次へ

リリース情報

IONIZATION
YOLZ IN THE SKY
『IONIZATION』

2009年11月4日発売
価格:2,300円(税込)
felicity PCD-18600

1. OH!MY BALANCE!
2. UP SIDE DOWN
3. I READY NEEDY
4. IONIZATION
5. ONE WAY TO THE TROUBLE
6. DEAD HEAT
7. DAWN

プロフィール

YOLZ IN THE SKY

クラフトワークやNEU!に影響を受けたパンクスピリットを持った4人によるオルタナティヴロックバンド。2003年結成。2007年に「Less than TV」より1stアルバムリリース。同年『SXSW』出演を含むアメリカツアーを行う。2008年には『FUJI ROCK FESTIVAL '08』に出演。2009年11月に2ndアルバム『IONIZATION』を日本のレーベル「felicity」からリリース。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

Nulbarich“Sweet and Sour”

テレビ東京のドラマ『デザイナー 渋井直人の休日』のエンディングテーマ“Sweet and Sour”。2月6日リリース予定の3rdフルアルバム『Blank Envelope』のリード楽曲でもある今作は「偶然の景色」がテーマ。日常の中に偶然生まれたハッとする瞬間を鮮やかに切り取っている。グラフィカルな映像に垣間見える、あたたかな日常を楽しもう。(野々村)

  1. こんまりのNetflix番組がアメリカで話題。こんまりメソッド巡る議論も 1

    こんまりのNetflix番組がアメリカで話題。こんまりメソッド巡る議論も

  2. 野村周平&桜井日奈子がプールでずぶ濡れ 『僕の初恋をキミに捧ぐ』新写真 2

    野村周平&桜井日奈子がプールでずぶ濡れ 『僕の初恋をキミに捧ぐ』新写真

  3. 『サマソニ』ヘッドライナー3組目はThe Chainsmokers、料金は値下げ 3

    『サマソニ』ヘッドライナー3組目はThe Chainsmokers、料金は値下げ

  4. 高杉真宙×竹内愛紗 御曹司と女子高生のラブコメ漫画『高嶺と花』ドラマ化 4

    高杉真宙×竹内愛紗 御曹司と女子高生のラブコメ漫画『高嶺と花』ドラマ化

  5. 『カメラを止めるな!』が『金曜ロードSHOW!』でテレビ初放送 5

    『カメラを止めるな!』が『金曜ロードSHOW!』でテレビ初放送

  6. 宇多田ヒカルのシングル『Face My Fears』本日発売&『初恋』サブスク解禁 6

    宇多田ヒカルのシングル『Face My Fears』本日発売&『初恋』サブスク解禁

  7. King Gnuが泥臭さと共に語る、若者とロックバンドが作る「夢」 7

    King Gnuが泥臭さと共に語る、若者とロックバンドが作る「夢」

  8. ザギトワ&メドベージェワが魔法少女に、『マギレコ』新テレビCM 8

    ザギトワ&メドベージェワが魔法少女に、『マギレコ』新テレビCM

  9. 『ヒグチユウコ展 CIRCUS』 約20年の画業辿る500点超展示 9

    『ヒグチユウコ展 CIRCUS』 約20年の画業辿る500点超展示

  10. 中村佳穂という「歌」の探求者。魂の震えに従う音楽家の半生 10

    中村佳穂という「歌」の探求者。魂の震えに従う音楽家の半生