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若さと葛藤からの出発 Prague インタビュー

若さと葛藤からの出発 Prague インタビュー

インタビュー・テキスト
タナカヒロシ
2010/07/15

昨年9月にデビューし、期待の新星として各メディアから注目を集めている3ピース・バンド、Prague(プラハ)が初のアルバム『Perspective』を完成させた。現在23〜24歳の彼らが、ありのままをパッケージしたという本作は、現代社会を生きる若者の不安、悩み、葛藤が生々しく綴られた、いまの時代を象徴するような作品だ。自らも現代に生きる若者であることを自覚し、「いまさら革命的な音楽なんて作れるの?」とまで言い放つ彼らの時代感とはどんなものなのか。見栄も建前も捨てて、Pragueの3人に本音で語ってもらった。

(インタビュー・テキスト:タナカヒロシ)

「いまさら革命的な音楽なんて作れるの?」って。でも、そういう感覚を抱えてやれるのは自分たちの世代だけだし。

―もともと高校の同級生から始まってるバンドなんですよね?

鈴木:僕ら2人(鈴木と伊東)が、ずっと同じクラスだったので、自然と一緒にいて、同じバンドを組んだりして、卒業してからも同じ専門学校に入って。(金野は)そのとき大学生だったんですけど、その大学に行った僕らの共通の友達から紹介してもらって、一緒にスタジオに入るようになって。

伊東:俺と雄太は同時期に専門学校に入ったんですけど、その1年後に金野が大学を辞めて、同じ専門に来たんです。それで、その専門学校で自分たちのことをいいと言ってくれる人に出会えて、卒業生が出るイベントに出させてもらったんですけど、そのときに今のレーベルのスタッフさんが見に来てくださって。そこから1年くらい下積みというか、バンドとしてのクオリティを上げて、そろそろだなというところでデビューに至るという。

若さと葛藤からの出発 Prague インタビュー

―バンドのどういう部分を評価してもらったんですか?

鈴木:曲自体が変化球なものが多いので、そういう部分をストレートにリスナーに伝えることに、可能性を見出してくれていた感じはありますね。

伊東:自分たちが自然のまま、ありのままやっていた音楽性を評価してくれてはいたんですけど、「雑食性」という言葉を挙げてくれたときに、自分たちはこれでいいんだっていうふうに思えたんですよね。

―3人でPragueをやるにあたって、どういう音楽性を目指そうと?

伊東:そこがいまどきの若者っぽいのかなと思ったりもしてるんですけど、もともと「こんなバンドをやりたい」とか、「こういう音楽を目指そう」とか、そういう話もせずに、楽器でコミュニケーションを取ってた部分があったんですよ。でも、そのときから「なんかいけそう」と感じていたというか。若さゆえかもしれないですけど(笑)。

鈴木:漠然とした自信はありましたね。始めた頃は感情のまま曲を作って、勢いもあるじゃないですか。きっと自分は天才だと思ってしまったんですね(笑)。その気持ちをいまも持続させてる感じはあります。

若さと葛藤からの出発 Prague インタビュー
鈴木

伊東:僕らの世代って、気付いたときには既にいろんな音楽があって、もうやることがないというか。「いまさら革命的な音楽なんて作れるの?」って。そういう世代に生まれちゃったなと思うんですよ。でも、そういう感覚を抱えてやれるのは自分たちの世代だけだし。そういうやつらが作る音楽が、どう人に伝わるのかなと思って。

―やり尽くされてるからこそ、逆にチャレンジしがいがあるというか。

伊東:そうですね。むしろそこに対する自信はすごくあるんですよ。でも、自分たちは、神の子供でもないし、歴史に残るような天才でもない。そういう自分たちが出す音楽っていうのは、一般の人たちからすると、近いところにあるのかなって。あまり特異すぎると、遠ざかりすぎちゃって見えるから、そういう点では絶対に伝わるはずだと思うんですよね。

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リリース情報

Prague<br>
『Perspective』
Prague
『Perspective』

2010年7月14日発売
価格:3,059円(税込)
KSCL-1606

1. Greedy Rhythm
2. Light Infection
3. Roam
4. 遮光
5. バタフライ
6. 曇りのち -Interlude-
7. 日照り雨
8. Distort
9. Negai
10. 流転
11. Impudent -Interlude-
12. Stance
13. シェイカーラブ
14. 夜半に問う今
15. Slow Down

プロフィール

Prague

関東出身のスリーピースバンド。同じ高校で三年間同じクラス、軽音楽部、プライベートも一緒にいた腐れ縁のギター/ボーカルの鈴木雄太とドラムス伊東賢佑 の二人が、同じ音楽専門学校に進み、2006年に金野倫仁と出会って結成。自主制作盤を2枚出したところでレコード会社の目にとまる。2009年9月9日 (水)シングル「Slow Down」でキューンレコードよりメジャーデビュー。

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