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クラムボン・ミトに訊く、最高級のイヤホンでしか聴こえない音

クラムボン・ミトに訊く、最高級のイヤホンでしか聴こえない音

Just ear
インタビュー・テキスト
阿部美香
撮影:中村ナリコ

言葉が出てこないくらい、特別な感覚の音体験としか言いようがない。(ミト)

―ミトさんは、普段プレイヤーは何をお使いですか?

ミト:ハイレゾ対応のiriver「Astell&Kern AK240」ですね。じゃあ、曲は……DE DE MOUSEくんが最近出したアルバム(『farewell holiday!』)から、“friday comers”を。これは、全て彼がオーケストレーションして、オーケストラサウンドを打ち込みで表現したアルバムなので、音の表情も分かりやすい。じつはこのアルバム、邦楽アーティストだと今年いちばん衝撃を受けたくらい、本当に感動した作品で、「年の瀬にこんなにステキなアルバムを聴けて幸せだな」と思ってたんです……(しばし聴き入る)。

ミト

―ずいぶん神妙な顔で、松尾さんはミトさんの様子をご覧になっていますね?

松尾:はい……この間が、音を調整した私の、最も緊張する時間です(苦笑)。「Just ear」を外した瞬間に何とおっしゃるか、本当にドキドキします。

松尾伴大
松尾伴大

ミト:……いやー! 「Just ear」恐るべし! まずピッチ感がすごいですね。生まれて初めて、(ドラムの)キックの音程がはっきり聴き分けられました。

松尾:じつは、楽器の低音部の表現は、音楽制作エンジニアが厳しくチェックするポイントなんです。以前、共同開発させて頂いたソニーミュージックのエンジニアに鍛えて頂きました。ピッチも含めて、どういう音の形をしているかは重要ですからね。

ミト:音の位相も素晴らしいですね、楽器の配置が見やすい。ここにトランペットがいて、ここにトロンボーンがいる、というセクションがすぐ分かる。曲って、マスタリングされると、ある程度各楽器の音量レベルが平均化されているはずなのに、「Just ear」で聴くと楽器ごとにボリュームの差がちゃんと見えるのには驚きますね。

―製作前に、松尾さんに音を調整していただいている最中も、音の解像度の高さがすごいとおっしゃっていましたが。

ミト:完成型は、音が見え過ぎちゃって困る! くらいの感覚になっています(笑)。音の透明度もすごい。「Just ear」の耳型部の色がクリアブルーなのも肯けますね。海面を上から覗くと、リーフ(珊瑚礁)の陰で小魚が泳いでいるのまで見える感じ。

松尾:このブルーの色合いを、デザイナーは「コーラルグリーン」と言っていたので、まさにコーラルは珊瑚礁のこと。デザインの意図を受け取っていただけて嬉しいですね。特に今回は、調整の段階でミトさんが「Astell&Kern AK240」をお使いと聞きましたので、クリアさが優れている機種特性に合わせて、「Just ear」はあえてナチュラルめに調整をしてバランスを保つようにしたんです。

Just ear

ミト:なんと言い表せば適切なのか……言葉が出てこないくらい、特別な感覚の音体験としか言いようがないです。さっき話していたように、ケーブルをチェンジすることで劇的に解像度が変わった経験もしてきましたが、あの感じともまた違うんですよね。

松尾:僕自身が柔らい音が好きなので、クリアさを大事にしつつ、とくに低音域の柔らかさを気にしていて。たとえば、ベースを柔らかく弾いている様子が伝わるようにするイメージです。低域の広がりを出せているインイヤーは少ないんですよ。

スーパーローベースとキックの存在が滲まず、ちゃんと区別できるんです。こんなの初めてですよ、本当に。(ミト)

ミト:なるほど。低域が柔らかいということは、それだけ他の音と混ざっても存在感がちゃんと出るということですからね。低音を重視した曲を聴いてみてもいいですか? まさにキック周りの音を堪能するには最適な、Benjamin Damageというテクノ系アーティストのアルバム『Obsidian』を……(試聴しながら)おおおっ!

―いかがですか?

ミト:楽しいですね! 今聴いた“Poly”という曲は、スーパーローなベースがずっと流れているので、いろんな音と干渉しあうし、同じ低音だと1種類に混ざって聴こえてしまうこともある。でも、「Just ear」で聴くと、スーパーローベースとキックの存在が滲まず、ちゃんと区別できるんです。こんなの初めてですよ、本当に。普通のヘッドホンで聴いたら、キックがドーンと鳴ったのをベースと勘違いしますし、ニュアンスなんてとても分からないんです。松尾さんも、これ、聴いてみてくださいよ!

左から:松尾伴大、ミト

松尾:(自らの「Just ear」で試聴)……まず楽曲がカッコいいですね。そして、我ながら……。

ミト:よくやったなぁって感じますよね!(笑) あと、自分の曲を聴いてみてもいいですか? ……(しばし試聴する)。じつは今、来年発売するクラムボンのリマスター盤のチェック作業をしていまして。今聴いたのは、2007年に出した『Musical』なんですけど、これは初めて私が全部のミックスをデジタルでやった作品なんですよ。8年も前だから、今聴くとさすがに足りない感覚も多く感じていたんですけど、「Just ear」で聴くと全部よく聴こえる! 私の当時のミックスも悪くないと思えちゃいます(笑)。“Carnival”にカウベルの音を入れてあったことなんて、今聴いて思い出しましたよ(笑)。私のベースも輪郭がしっかりしていて、クリアに見えますね。

―先ほどからミトさんが、音を「見える」と表現されていることでも、「いい音」が図り知れますね。

ミト:いやぁまさに。すごく面白いです、「Just ear」は。松尾さんが調整してくれたデフォルトのセッティングには、何の文句もないです。あとは、家でこれに音を流し続けてドライバーを慣らすエイジング作業を行うと、さらによくなるはず。ゆっくりと楽しみたいですね。

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製品情報

Just ear
Just ear

形式:密閉ハイブリッド
ドライバーユニット:ハイブリッド2ウェイ
・13.5mmダイナミック1基(ウーファー)
・バランスド・アーマチュア1基(ミッド、ハイ)
最大入力:100mW(IEC※)
※IEC(国際電気標準会議)規格による測定値
コード:約1.2mまたは約1.6m OFCリッツ線(着脱式、Y型)
プラグ:金メッキL型ステレオミニプラグ
付属品:キャリングケース、キャリングポーチ、クリーニングツール
希望小売価格:XJE-MH1 324,000円(税込) / XJE-MH2 216,000円(税込)
※耳型採取9,720円(税込)が別途必要

イベント情報

『clammbon 2016 mini album 会場限定販売ツアー』

2016年2月4日(木)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:愛知県 名古屋 TOKUZO
※サイン会あり

2016年2月5日(金)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
※サイン会なし

2016年2月7日(日)OPEN 16:00 / START 16:30
会場:鳥取県 米子 AZTiC laughs
※サイン会あり

2016年2月9日(火)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:福岡県 イムズホール
※サイン会なし

2016年2月11日(木・祝)OPEN 16:30 / START 17:00
会場:熊本県 B.9 V-1
※サイン会あり

2016年2月18日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:静岡県 浜松 窓枠
※サイン会あり

2016年2月20日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:大阪府 梅田CLUB QUATTRO
※サイン会なし

2016年2月21日(日)OPEN 17:00 / START 17:30
会場:高知県 X-pt.
※サイン会あり

2016年2月23日(火)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:広島県 SECOND CRUTCH
※サイン会あり

2016年2月24日(水)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:大阪府 梅田 Shangri-La
※サイン会あり

2016年2月27日(土)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:東京都 渋谷CLUB QUATTRO
※サイン会なし

2016年3月4日(金)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:茨城県 水戸 LIGHT HOUSE
※サイン会あり

2016年3月5日(土)OPEN 17:00 / START 17:30
会場:福島県 いわき club SONIC iwaki
※サイン会あり

2016年3月7日(月)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:栃木県 宇都宮 HEVEN'S ROCK VJ-2
※サイン会あり

2016年3月8日(火)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:長野県 松本 Sound Hall a.C
※サイン会あり

2016年3月10日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:石川県 金沢 AZ
※サイン会あり

2016年3月11日(金)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:新潟県 GOLDEN PIGS RED
※サイン会あり

2016年3月17日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:東京都 新代田 FEVER
※サイン会あり

2016年3月18日(金)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:東京都 新代田 FEVER
※サイン会あり

2016年3月21日(月・祝)OPEN 16:00 / START 16:30
会場:岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM
※サイン会あり

2016年3月23日(水)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:兵庫県 神戸 CHICKEN GEORGE
※サイン会なし

2016年3月24日(木)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:京都府 磔磔
※サイン会あり

2016年3月26日(土)OPEN 17:00 / START 18:00
会場:神奈川県 横浜 Bay Hall
※サイン会なし

2016年4月1日(金)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:北海道 札幌 PENNY LANE24
※サイン会なし

2016年4月3日(日)OPEN 17:30 / START 18:00
会場:北海道 帯広 MEGA STONE
※サイン会あり

2016年4月5日(火)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:岩手県 盛岡 CLUB CHANGE WAVE
※サイン会あり

2016年4月6日(水)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:宮城県 仙台 MACANA
※サイン会あり
料金:各公演 前売2,500円(ドリンク別)

リリース情報

クラムボン『JP』デジタルリマスター盤
クラムボン
『JP』デジタルリマスター盤(CD)

2016年1月27日(水)発売
価格:1,620円(税込)
WPCL-12304

1. はなれ ばなれ
2. いたくない いたくない
3. タイムリミット(streeya ♪ mix)
4. パンと蜜をめしあがれ(JP version)
5. ORENZI
6. 波は
7. 風邪をひいたひょうしに
8. トレモロ
9. 雲ゆき
10. Our Songs(MUSIC FAIR mix)
11. GLAMMBON
12. タイムリミット taken from an ep“はなれ ばなれ”(ボーナストラック)
13. Our Songs taken from an ep“パンと蜜をめしあげれ”(ボーナストラック)
※紙ジャケット仕様

クラムボン『まちわび まちさび』デジタルリマスター盤
クラムボン
『まちわび まちさび』デジタルリマスター盤(CD)

2016年1月27日(水)発売
価格:1,620円(税込)
WPCL-12305

1. ドギー&マギー
2. 君は僕のもの
3. まちわび まちさび
4. 月食
5. 大貧民
6. シカゴ(病み上がり)
7. ミラーボール
8. 246
9. EPIC
10. 090
11. シカゴ taken from an ep“シカゴ/246”(ボーナストラック)
※紙ジャケット仕様

クラムボン『ドラマチック』デジタルリマスター盤
クラムボン
『ドラマチック』デジタルリマスター盤(CD)

2016年1月27日(水)発売
価格:1,620円(税込)
WPCL-12306

1. ロマンチック
2. ジョージ
3. サラウンド
4. 心象21
5. レインボウ
6. 恋わずらい
7. 残暑
8. モノクローム
9. 便箋歌
10. ララバイ サラバイ
11. ドラマチック
12. 麗しのキスシーン taken from an ep“サラウンド”(ボーナストラック)
13. のんびり taken from an ep“残暑”(ボーナストラック)
※紙ジャケット仕様

ラムボン『Re-clammbon』デジタルリマスター盤
クラムボン
『Re-clammbon』デジタルリマスター盤(CD)

2016年1月27日(水)発売
価格:1,620円(税込)
WPCL-12307

1. Re-雲ゆき
2. Re-サラウンド
3. Re-華香るある日
4. Re-パンと蜜をめしあがれ
5. Re-モザイク
6. Re-はなれ ばなれ
7. Re-トレモロ
8. Re-残暑
9. Re-タイムリミット
10. Re-雲ゆき(ライブバージョン)taken from audios of dvd “id tour 2003.1.26 shibuya”(ボーナストラック)
11. 便箋歌(ライブバージョン)taken from audios of dvd “id tour 2003.1.26 shibuya”(ボーナストラック)
※紙ジャケット仕様

クラムボン『id』デジタルリマスター盤
クラムボン
『id』デジタルリマスター盤(CD)

2016年1月27日(水)発売
価格:1,620円(税込)
WPCL-12308

1. id
2. 雨
3. adolescence
4. 海の風景
5. eel restaurant
6. ロッククライミング
7. くちぶえ~wayward story~
8. 小淵沢
9. charm point
10. 道
11. ハレルヤ
12. コントラスト
13. 道 artcore ver. taken from audios of dvd “id tour 2003.1.26 shibuya”(ボーナストラック)
※紙ジャケット仕様

プロフィール

クラムボン

1993年、福岡出身の原田郁子(Vo,Pf)と東京で育ったミト(Ba)、そして札幌出身の伊藤大助(Dr)の三人が、同じ専門学校で出会う。95年にクラムボンを結成。99年、シングル『はなれ ばなれ』でメジャーデビュー。当初より、ライブバンドとして高い評価を得ながら、ライブやレコーディングなどにおいて他のアーティストとのコラボレーションや楽曲提供、プロデュースなど多岐に渡る活動を続けてきている。2015年3月25日には、9枚目となるオリジナルアルバム『triology』をリリース。2016年は全国26会場を巡る27公演のライブツアー『clammbon 2016 mini album 会場限定販売ツアー』を2月4日より開催、会場限定の新作ミニアルバムを販売。

松尾伴大(まつお ともひろ)

ソニーエンジニアリング株式会社所属。これまでMDR-EX800ST / EX1000 / MA900 / 1R / XBシリーズをはじめ、数多くのソニーのヘッドホン・イヤホンの音響設計を手掛ける。「五代目耳型職人」とも呼ばれている。ソニーエンジニアリング(株)が展開するテイラーメイドヘッドホンのブランド「Just ear」の開発責任者。

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