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8年目のchayが人生の分岐点で見直す、本当に愛するものと素の自分

8年目のchayが人生の分岐点で見直す、本当に愛するものと素の自分

chay『Lavender』
インタビュー・テキスト
黒田隆憲
撮影:豊島望 編集:川浦慧(CINRA.NET編集部) 衣装協力:LAGUNAMOON、kate spade new york
2019/11/13

前作から2年5か月ぶり、シンガーソングライターchayの通算3枚目となるフルアルバム『Lavender』がリリースされる。ここに収録される14曲は、どれも「少し大人になった私たち」という共通のテーマを持っている。「繊細」「疑い」「期待」そして、「許し合う愛」など、ラベンダーの花言葉を想起させる歌詞には、30歳を目前にしたchayの「迷い」や「葛藤」がそのまま刻まれており、同世代の女性はきっと共感するところも多いはずだ。

「明るく元気なchay」という、これまでのパブリックイメージから一転。デビュー時からの師ともいえる武部聡志をプロデューサーに迎え、深沼元昭や尾崎亜美、多保孝一ら気鋭のソングライターとともに作り上げた楽曲で、等身大の自分をさらけ出したchay。よりしなやかに、より力強く歌う彼女は今、何を思うのだろうか。

『CanCam』でも、今や私がモデルとして最年長という噂もあり……(笑)。

―アルバムができ上がってみて、今の率直な感想から聞かせてもらえますか?

chay:1stアルバム『ハートクチュール』(2015年)も、2ndアルバム『chayTEA』(2017年)も、バラエティーに富んだ内容でした。一貫したテーマというのはなくて、その時々の瞬間を切り取った楽曲が多かったんですけど、『chayTEA』から書きためてきた曲やこのアルバムのために書き下ろした曲たちを並べてみた時に、ほとんどが「20代後半の漠然とした焦りや不安、迷い」というものがテーマになっていたんです。

前作からの2年5か月で、年齢でいうと27歳から28歳になり、10月で29歳になるんですけど、そういう年齢の積み重ねを経ての気持ちというか。これは女性ならではなのかもしれないですが、そんなふうに、ひとつの作品のなかで共通点を感じたのは初めてのことでした。

chay(ちゃい)<br>1990年10月23日生まれ。幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃からピアノで曲を作り始める。大学に入学すると同時にギターを始め、路上ライブなどを重ね、本格的に音楽活動を始める。2012年10月に『はじめての気持ち」でワーナーミュージック・ジャパンよりCDデビュー。
chay(ちゃい)
1990年10月23日生まれ。幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃からピアノで曲を作り始める。大学に入学すると同時にギターを始め、路上ライブなどを重ね、本格的に音楽活動を始める。2012年10月に『はじめての気持ち」でワーナーミュージック・ジャパンよりCDデビュー。

―それだけ大きなテーマだったのでしょうね。

chay:だと思います。同世代のお友だちと久しぶりに集まって話していると、やっぱりお仕事のことや、結婚や出産のことなどが話題に上ることが多くて。歌詞を書いてみたら、まさにみんなが悩んでいることとリンクしていました。

意図して書いたわけではなかったのですが、でき上がった曲を並べてみて初めて「そうか、自分はこういう気持ちだったのか」と気づきました。だったらそれをタイトルにしたいと思ったのですが「アイデンティティークライシス」みたいにするのはちょっとchayっぽくはないかなと。

chayらしい表現でつけられないかな……と思って考えていたら、ラベンダーの花言葉が「期待」や「繊細」「疑い」「沈黙」「許し合う」という、まさに今の自分の気持ちや曲のテーマにも合っているなと思ったので、そこからアルバムタイトルを『Lavender』にしたんです。

chay『Lavender』ジャケット
chay『Lavender』ジャケット(Amazonで見る
chay『Lavender』を聴く(Apple Musicはこちら

―今作の資料には「少し大人になった私たちの心にあるもの」とありました。

chay:もちろん、仕事や結婚のことでいえば女性だけでなく男性だっていろいろ考える時期ってあるだろうし、感じる気持ちには共通する部分もあると思うので、同世代の女性に限らずいろんな人に聴いてもらえたらいいなと思っています。

―chayさんが「大人になった」と感じるのはどんな時ですか?

chay:現場で年下が増えてきた時かな(笑)。お仕事を始めたころは最年少のことが多かったのが、気づけば最年長なこともあって。例えば雑誌『CanCam』でも、今や私がモデルとして最年長という噂もあり……(笑)。そんなことに日々びっくりしています。スタッフの方も年下が増えてきましたしね。

でも、自分が20代前半のころって、周りにいる大人たちがものすごく「大人」だと思っていたのに、いざその年齢になってみると「あの時に憧れてた29歳になれているのだろうか」と焦ります。

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リリース情報

chay『Lavender』通常盤
chay
『Lavender』通常盤(CD)

2019年11月13日(水)発売
価格:3,300円(税込)
WPCL-13116

1. 伝えたいこと
2. 大切な色彩(いろ)
3. 私かが私になるために
4. 砂漠の花
5. SNOW FLAKE
6. ブーケの行方
7. To Shining Shining Days
8. ずっときっと叶う
9. Fairy Tale
10. あなたの知らない私たち
11. Girl Friends
12. HIKARI
13. With
14. 小さな手

chay
『Lavender』初回限定盤(CD+オリジナルスマホリング付きICホルダー)

2019年11月13日(水)発売
価格:4,620円(税込)
WPCL-13117

1. 伝えたいこと
2. 大切な色彩(いろ)
3. 私かが私になるために
4. 砂漠の花
5. SNOW FLAKE
6. ブーケの行方
7. To Shining Shining Days
8. ずっときっと叶う
9. Fairy Tale
10. あなたの知らない私たち
11. Girl Friends
12. HIKARI
13. With
14. 小さな手

プロフィール

chay(ちゃい)

1990年10月23日生まれ。幼少の頃から歌手を目指し、小学生の頃からピアノで曲を作り始める。大学に入学すると同時にギターを始め、路上ライブなどを重ね、本格的に音楽活動を始める。2012年10月に「はじめての気持ち」でワーナーミュージック・ジャパンよりCDデビュー。2013年10月より2014年3月までフジテレビ系「テラスハウス」に出演し、各方面で話題に。2014年5月より「CanCam」専属モデルとしても活動開始。2015年2月にリリースされた「あなたに恋をしてみました」は、フジテレビ系月9ドラマの主題歌となり、50万DLを突破し大ヒット!その後、配信限定リリースを含めた9枚のシングルと、2枚のアルバムを発売。昨年12月にはフィーチャリングにCrystal Kayを迎え、シングル「あなたの知らない私たち」を発売。これまで歌ってきたピュアで一途な恋心とはうってかわって、女と女の戦いやスリリングな大人の恋の駆け引きを思わせる楽曲が話題を呼んだ。

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