ブランクーシ、ティルマンス、円空ら約130点を展示、森美術館『シンプルなかたち展』

『シンプルなかたち展:美はどこからくるのか』が、4月25日から東京・六本木の森美術館で開催される。

同展では、19世紀から20世紀にヨーロッパでその美学が再認識され、工業製品や建築デザイン、近代美術に大きな影響を与えた「シンプルなかたち」にフォーカス。同様の美学を体現している自然界や各国のプリミティブアート、民俗芸術、伝統文化にも着目し、普遍的な美を持つ古今東西の「シンプルなかたち」を紹介する。

会場では、先史時代のオブジェから現代アート作品まで、美術、工芸、デザイン、考古学、数学、物理工学など幅広いジャンルから集められた約130点を展示。仙厓の円相図や、円空仏、長次郎の茶碗をはじめとする日本の美術・工芸品に加え、グザヴィエ・ヴェイヤン、エマニュエル・ソルニエ、大巻伸嗣らによる大型の新作インスタレーションや、田中信行、黒田泰蔵の新作も見ることができる。出展作家には、ジャン・アルプ、コンスタンティン・ブランクーシ、オラファー・エリアソン、円空、ルチオ・フォンタナ、アニッシュ・カプーア、エルズワース・ケリー、李禹煥、ロバート・メイプルソープ、アンリ・マティス、ヘンリー・ムーア、カールステン・ニコライ、西川勝人、パブロ・ピカソ、マン・レイ、杉本博司、ヴォルフガング・ティルマンスらが名を連ねている。

なお同展は、フランス・パリのポンピドゥー・センターの別館であるポンピドゥー・センター・メスとエルメス財団のコラボレーションによって開催された展覧会の巡回展。展示内容は今回のために再構成されるという。また、森美術館は1月から改修工事のため休館しており、同展はリニューアルオープンを記念した展覧会となる。

イベント情報

『シンプルなかたち展:美はどこからくるのか』

2015年4月25日(土)~7月5日(日)
会場:東京都 六本木 森美術館
時間:水~月曜10:00~22:00、火曜10:00~17:00(5月5日は22:00まで、入館は閉館の30分前まで)
出展作家:
ジャン・アルプ
エティエンヌ・ビオティ
カール・ブロスフェルト
コンスタンティン・ブランクーシ
ブラッサイ
長次郎
ル・コルビュジエ(所蔵家として出展)
マルク・クチュリエ
アルブレヒト・デューラー
オラファー・エリアソン
円空
ルチオ・フォンタナ
スザンナ・フリッチャー
橋本平八
バーバラ・ヘップワース
アニッシュ・カプーア
エルズワース・ケリー
クー・ボンチャン
フランティシェク・クプカ
黒田泰蔵
李禹煥
ロバート・メイプルソープ
エティエンヌ=ジュール・マレー
アンリ・マティス
アンソニー・マッコール
ジョン・マックラッケン
ヘンリー・ムーア
パトリック・ヌー
カールステン・ニコライ
西川勝人
大巻伸嗣
岡田紅陽
岡崎和郎
ガブリエル・オロツコ
シャルロット・ペリアン
アントワーヌ・ペヴスナー
パブロ・ピカソ
マン・レイ
メダルド・ロッソ
エマニュエル・ソルニエ
仙厓
ホセ・マリア・シシリア
カール・シュトルーエ
杉本博司
田中信行
ヴォルフガング・ティルマンス
蔡佳蔵(ツァイ・チェウエイ)
グザヴィエ・ヴェイヤン
ノット・ヴィタル
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