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原田マハ監修『CONTACT』展が清水寺で開催 マティス、リヒターなど展示

『CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展』ビジュアル
『CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展』ビジュアル

『CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展』が、9月1日から京都・東山の清水寺で開催される。

同展は『国際博物館会議(ICOM)京都大会』を記念して、日本と世界のアートにおける両者の「接点(CONTACT)」をテーマに、西洋近代絵画、現代美術、文学、漫画、映画などジャンルを越えた作品が集結する。総合ディレクターを務めるのは小説家の原田マハ。戦争で分断された世界をミュージアムで再び繋ごうというICOMの設立趣旨に共感し、自ら発起人となった。

日本のアーティストやデザイナーにも影響を与えたアンリ・マティス、南仏でマティスに師事した猪熊弦一郎、哲学者・矢内原伊作と交流を持ったアルベルト・ジャコメッティ、四半世紀以上も日本で個展を開催し続けてきたゲルハルト・リヒターなど、日本と積極的に接触をした外国のアーティスト、国際的に活躍した日本のアーティストの作品を合わせて展示することにより、日本と世界のアートがどのように融和して来たかを展観する。

出展作家は司馬江漢、アンリ・マティス、オーブリー・ビアズリー、アルベルト・ジャコメッティ、猪熊弦一郎、棟方志功、東山魁夷、ヨーゼフ・ボイス、ゲルハルト・リヒター、三島喜美代、森村泰昌、三嶋りつ惠、ミヒャエル・ボレマンス、加藤泉、荒木悠、宮沢賢治、川端康成、小津安二郎、黒澤明、手塚治虫、竹宮恵子、バード・リーチ、河井寛次郎、濱田庄司、ルーシー・リー、シャルロット・ぺリアンら。

会場は世界遺産・清水寺。作品を創り、発表するアートの擁護者としての長い歴史を持つ寺院は、日本におけるミュージアムの原点とも言える存在であり、『国際博物館会議(ICOM)京都大会』を記念した同展の会場としてふさわしい場と考えたという。「成就院」での美しい庭園を背景とした作品展示や「経堂」でのゲルハルト・リヒターによる映像作品の公開を予定。いずれも通常は非公開の場所となる。重要文化財「西門」と「馬駐」では、現代アーティストの加藤泉のインスタレーションを展示する。こちらはチケット無しで鑑賞可能のフリーゾーンとなる。

総合ディレクターの原田マハは、同展を舞台にした短編集『20 CONTACTS 消えない星々との短い接触』を書き下ろし。会場では原田による展示全作品の解説と小説の一部を掲載したタブロイド紙を無料配布する。さらに清水寺大講堂で原田が多彩なゲストを迎えるトークイベント『CONTACT.ALK:アート経由・日本と世界のつなぎ方』を開催。ゲストは俳優の竹中直人、映画監督の山田洋次、噺家の桂南光、ボストン コンサルティング グループ シニア・アドバイザーの御立尚資など。トークイベントの参加には各回チケットが必要だ。

展覧会のチケットは現在販売中。詳細は『CONTACT つなぐ・むすぶ 日本と世界のアート展』のオフィシャルサイトをチェックしよう。

宮沢賢治『雨ニモマケズ』直筆手帳 1931年 ©株式会社林風舎
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ゲルハルト・リヒター『8枚のガラス板』2012年 ガラス、 鋼鉄製の金具 220×160×350cm  協力:ワコウ・ワークス・オブ・アート ©Gerhard Richter 2019 (01082019)
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森村泰昌『エゴ・シンポシオン/ゴッホ』2017年 映像6分55秒 作家蔵 ©2019 Yasumasa Morimura
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加藤泉『無題』2019年(本展のための特別制作)布、革、アクリル絵具、パステル、ステンレススチール、アルミニウム、鉄、刺繍、石、リトグラフ ©2019 Izumi Kato
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