特集 PR

武田俊×長井短がポッドキャストを開始 掘り下げる「文化と社会」

MOTION GALLERY CROSSING
インタビュー・テキスト・編集
タナカヒロシ
武田俊×長井短がポッドキャストを開始 掘り下げる「文化と社会」

いつでもどこでも聴きたいときに聴ける音声コンテンツとして、ポッドキャストの人気が世界的に高まっている。この潮流はコロナ禍のステイホームによって加速しており、Apple、Google、Amazon、Spotifyといった大企業がこぞってポッドキャスト事業を強化。日本も例外ではなく、ニッポン放送は2019年秋から、プラットフォームの垣根を越えた大規模アワード『JAPAN PODCAST AWARDS』を開催。TOKYO FMとジャパンエフエムネットワークも、共同運営する『JFN PARK』を2020年7月に『AuDee』にリニューアルするなど、各社がポッドキャスト普及に力を入れている。

こうした流れがあるなかで、企業が直接ポッドキャストを配信する例も増えている。芸術や文化に関するクラウドファンディングを手掛けるMotion Galleryは、2020年4月より編集者の武田俊、演劇モデルの長井短をパーソナリティに起用した『MOTION GALLERY CROSSING』を毎週水曜に配信。東京・九段下の登録有形文化財「九段ハウス」に毎回ゲストを迎えて、「これからの文化と社会のはなし」を掘り下げている(現在は緊急事態宣言に伴いリモート収録中)。

『MOTION GALLERY CROSSING』<br>編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていく、クラウドファンディングサイト「Motion Gallery」によるポッドキャスト番組。毎月テーマに沿ったゲストトークが行なわれるほか、「Motion Gallery」で進行中の注目プロジェクトも紹介。東京・九段下の登録有形文化財「九段ハウス」で収録され、毎週水曜に最新回が公開されている。
『MOTION GALLERY CROSSING』
編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていく、クラウドファンディングサイト「Motion Gallery」によるポッドキャスト番組。毎月テーマに沿ったゲストトークが行なわれるほか、「Motion Gallery」で進行中の注目プロジェクトも紹介。東京・九段下の登録有形文化財「九段ハウス」で収録され、毎週水曜に最新回が公開されている。

「煽らなくていい、キャッチーでなくてもいい、速報性もいらない、何かじんわり伝わるものとして、『音声メディアって、いいよね』という話になった」(大高)

なぜクラウドファンディングサイトであるMotion Galleryが、ポッドキャストを始めたのか。番組に込めた想いについて、数あるメディアのなかから音声メディアであるポッドキャストを選んだ理由について、Motion Gallery代表の大高健志に説明してもらった。

大高:もともとMotion Galleryは、ソーシャルグッドであったりクリエイティブであったりという、経済的なモノサシだけでは測れない価値を生み出そうと取り組んでいる活動にこそ必要なシード資金が、経済的なモノサシで評価できないがゆえに、お金が届きづらくなっている現状を変えたいという想いから立ち上がりました。芸術や文化をはじめとした社会を豊かにし、よりよい未来を築いていくプロジェクトが、資金不足を理由にスタートを切れない事例を1つでも解決したい想いがあってやっているんです。

でも、どうしても社会は経済中心で突っ走っているので、例えば、常にオルタナティブな視点からの社会へのメッセージがあり、現象を生みだしていた『STUDIO VOICE』(1976年創刊のカルチャー雑誌)みたいな、カルチャーを大切にした価値観を発信していけるといいよねという話をしていたんです。

そのなかで、テキストメディアも悪いわけではないですが、煽らなくていい、キャッチーでなくてもいい、速報性もいらない、何かじんわり伝わるものとして、「音声メディアって、いいよね」という話になったんです。

九段ハウスでの収録風景(収録日:2020年12月16日 / ゲスト:レ・ロマネスクTOBI、GOMESS / 特集:激動の時代でのメンタルヘルスの保ち方)
九段ハウスでの収録風景(収録日:2020年12月16日 / ゲスト:レ・ロマネスクTOBI、GOMESS / 特集:激動の時代でのメンタルヘルスの保ち方)

パーソナリティを務める武田も、企業が音声メディアを手掛けることに肯定的だ。

武田:2015年あたりからオウンドメディアが乱立して、僕も編集長としていくつか立ち上げ・運用に参加したんですけど、2018年あたりからWEBメディアとして運営することに中長期的な価値があるのかとか、そんな疑問を感じていたんです。その頃にJFNの『ON THE PLANET』という生放送のラジオ番組のパーソナリティの依頼をもらって。まもなく担当して3年目になりますが、音声メディアだからこその強みとして、親密さとか、検索不可能性とか、ながら体験ができるとか、あるいは「for fan, to community」みたいな感覚を作りやすいという特徴を感じていたので、大高さんから「番組を通して自分たちのミッションを伝えたい」という話を聞いたときに、ばっちりハマるだろうなと思ったんです。

武田俊(たけだ しゅん)<br>1986年、名古屋市生まれ。編集者、メディアリサーチャー。株式会社まちづクリエイティブ・チーフエディター。BONUS TRACK・チーフエディター。法政大学文学部兼任講師。大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてメディアプロダクション・KAI-YOU,LLC.を設立。『KAI-YOU.net』の立ち上げ・運営のほか、カルチャーや広告の領域を中心にプロジェクトを手がける。2014年、同社退社以降『TOweb』『ROOMIE』『lute』などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。2019年より、JFN『ON THE PLANET』月曜パーソナリティを担当。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。
武田俊(たけだ しゅん)
1986年、名古屋市生まれ。編集者、メディアリサーチャー。株式会社まちづクリエイティブ・チーフエディター。BONUS TRACK・チーフエディター。法政大学文学部兼任講師。大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてメディアプロダクション・KAI-YOU,LLC.を設立。『KAI-YOU.net』の立ち上げ・運営のほか、カルチャーや広告の領域を中心にプロジェクトを手がける。2014年、同社退社以降『TOweb』『ROOMIE』『lute』などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。2019年より、JFN『ON THE PLANET』月曜パーソナリティを担当。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトにも関わる。

しかし、番組ではMotion Galleryで進行中のプロジェクトを紹介する「Hot Project」の短いコーナーがある以外は、Motion Galleryに関する話題はほとんど出てこない。そのことを尋ねると、大高が理由を答えてくれた。

大高:このプロジェクトをいますぐ応援してくださいとかではなく、我々なりに「public」を考えてきたMotion Galleryの視点やオピニオンをお届けしたいんです。それは番組をスポンサードしてくださっている九段ハウスさんも同じで、運営会社のNI-WAさんは造園業をやられていて、サステナブルなあり方や、アートに取り組まれていらっしゃいますが、その価値観を伝えてもらえれば、まわりまわって自分たちの事業に返ってくるからというお考えで、近視眼な露骨な宣伝とは距離を置かれていて、僕も感銘を受けています。

「私にわかる言葉だったら、たぶんリスナーの人にもわかる言葉だと思うんです(笑)」(長井)

番組では「いまの時代において必要なもの、あるいはぼくたち自身が聞いて深めたい話」(武田)がテーマとして選ばれ、テーマに基づいてゲストをブッキング。これまでに津田大介などを迎えた「デジタル化する社会で起きているソーシャル・ジレンマ」、いとうせいこうなどを迎えた「見えない差別」などが配信されている。文字で見ると少し堅く感じるかもしれないが、こうしたテーマを音声メディアで扱うメリットについて、長井が話してくれた。

長井:この番組で扱われる議題は、どこかで聞いたけど詳しく知らないこととか、ネットで見たけど生の言葉で聞いてなかったこととかが多いんです。文章で読むのもわかりやすいけど、番組では私のための言葉として話してくださるじゃないですか。私にわかる言葉だったら、たぶんリスナーの人にもわかる言葉だと思うんです(笑)。そうやってゲストの方々が噛み砕いて話してくださることに、毎回うれしさを感じるし、楽しく勉強できています。

長井短(ながい みじか)<br>1993年生まれ、東京都出身。「演劇モデル」と称し、雑誌、舞台、バラエティ番組、テレビドラマ、映画など幅広く活躍する。読者と同じ目線で感情を丁寧に綴りながらもパンチが効いた文章も人気があり、様々な媒体に寄稿。近年の主な出演作品として『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』『真夏の少年~19452020』『家売る女の逆襲』、舞台KERA×CROSS第二弾『グッドバイ』、今泉力哉と玉田企画『街の下で』、映画『あの日々の話』『耳を腐らせるほどの愛』などがある。執筆業では恋愛メディアAMにて『内緒にしといて』、yom yomにて『友達なんて100人もいらない』、幻冬舎プラスにて『キリ番踏んだら私のターン』を連載。2020年に初の著書『内緒にしといて』(晶文社)上梓。
長井短(ながい みじか)
1993年生まれ、東京都出身。「演劇モデル」と称し、雑誌、舞台、バラエティ番組、テレビドラマ、映画など幅広く活躍する。読者と同じ目線で感情を丁寧に綴りながらもパンチが効いた文章も人気があり、様々な媒体に寄稿。近年の主な出演作品として『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』『真夏の少年~19452020』『家売る女の逆襲』、舞台KERA×CROSS第二弾『グッドバイ』、今泉力哉と玉田企画『街の下で』、映画『あの日々の話』『耳を腐らせるほどの愛』などがある。執筆業では恋愛メディアAMにて『内緒にしといて』、yom yomにて『友達なんて100人もいらない』、幻冬舎プラスにて『キリ番踏んだら私のターン』を連載。2020年に初の著書『内緒にしといて』(晶文社)上梓。

2月のテーマに選ばれたのは「クリエイティブとSDGs」。SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、その文字面を見かけたことがある人も多いのではないだろうか。近年は様々な企業にSDGsの理念が導入されているが、今年のゴールデンウィークには福岡県でSDGsをテーマとした『北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs』の開催が予定されているなど、アート業界でも注目を集めている。

今回の収録では、SDGsについて積極的に発信している博報堂クリエイティブプロデューサーの近藤ヒデノリ、モデルの長谷川ミラをゲストに迎えて、約2時間にも及ぶトークセッションが繰り広げられた。全4回に分けて配信されるエピソードのなかから、2月3日配信分の書き起こしに編集・補足を加えてお届けし、最後に収録を終えた武田と長井のコメントを紹介する。

Page 1
次へ

番組情報

『MOTION GALLERY CROSSING』
『MOTION GALLERY CROSSING』

編集者の武田俊と演劇モデルの長井短が「これからの文化と社会のはなし」をゲストとともに掘り下げていく、クラウドファンディングサイト「Motion Gallery」によるポッドキャスト番組。毎月テーマに沿ったゲストトークが行なわれるほか、「Motion Gallery」で進行中の注目プロジェクトも紹介。東京・九段下の登録有形文化財「九段ハウス」で収録され、毎週水曜に最新回が公開されている。

プロフィール

武田俊(たけだ しゅん)

1986年、名古屋市生まれ。編集者、メディアリサーチャー。株式会社まちづクリエイティブ・チーフエディター。BONUS TRACK・チーフエディター。法政大学文学部兼任講師。大学在学中にインディペンデントマガジン『界遊』を創刊。編集者・ライターとして活動を始める。2011年、代表としてメディアプロダクション・KAI-YOU,LLC.を設立。2014年、同社退社以降『TOweb』『ROOMIE』『lute』などカルチャー・ライフスタイル領域のWebマガジンにて編集長を歴任。2019年より、JFN「ON THE PLANET」月曜パーソナリティを担当。メディア研究とその実践を主とし、様々な企業のメディアを活用したプロジェクトに関わる。

長井短(ながい みじか)

1993年生まれ、東京都出身。「演劇モデル」と称し、雑誌、舞台、バラエティ番組、テレビドラマ、映画など幅広く活躍する。読者と同じ目線で感情を丁寧に綴りながらもパンチが効いた文章も人気があり、様々な媒体に寄稿。近年の主な出演作品として『書けないッ!?~脚本家 吉丸圭佑の筋書きのない生活~』『真夏の少年~19452020』『家売る女の逆襲』、舞台KERA×CROSS第二弾『グッドバイ』、今泉力哉と玉田企画『街の下で』、映画『あの日々の話』『耳を腐らせるほどの愛』などがある。執筆業では恋愛メディアAMにて『内緒にしといて』、yom yomにて『友達なんて100人もいらない』、幻冬舎プラスにて『キリ番踏んだら私のターン』を連載。2020年に初の著書『内緒にしといて』(晶文社)上梓。

近藤ヒデノリ(こんどう ひでのり)

1994年に博報堂入社後、CMプランナーを経て、NYU/ICP修士課程で写真と現代美術を学び、9.11を機に復職。近年は「サステナブルクリエイティビティー」を軸に様々な企業・自治体・地域に携わり、2020年に創造性の研究実験機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(UoC)」サステナビリティ領域のフィールドディレクターに就任。編共著に『INNOVATION DESIGN-博報堂流、未来の事業のつくりかた』など。「Art of Living」をテーマとした地域共生の家「KYODO HOUSE」主宰。2019年よりグッドデザイン賞審査員。湯道家元で元バックパッカー。

長谷川ミラ(はせがわ みら)

1997年7月7日生まれ。南アフリカ人の父と日本人の母を持つ。13歳より芸能活動を開始し、主にモデルとして活躍。2017年より自身のブランド『JAMESIE』を立ち上げ、2018年にはロンドンの芸術大学「セントラル・セント・マーチンズ」に入学。現地でファッションに関連する環境問題やフェミニズムへの興味を深め、各種メディアや自身のSNSを通じて積極的に発信。2020年4月からはネスレ「キットカット」公式YouTubeチャンネルで、環境問題をテーマに全国各地を取材。2020年10月からはJ-WAVE『START LINE』ナビゲーターも務めている。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

あらかじめ決められた恋人たちへ“日々feat.アフロ”

何かを我慢することに慣れすぎて忘れてしまいそうになっている「感情」を、たった10分でこじ開けてしまう魔法のようなミュージックビデオ。現在地を確かめながらも、徐々に感情を回転させていくアフロの言葉とあら恋の音。人を傷つけるのではなく、慈しみ輝かせるためのエモーションが天井知らずの勢いで駆け上がっていった先に待ち構えている景色が、普段とは違ったものに見える。これが芸術の力だと言わんばかりに、潔く堂々と振り切っていて気持ちがいい。柴田剛監督のもと、タイコウクニヨシの写真と佐伯龍蔵の映像にも注目。(柏井)

  1. アイナ・ジ・エンドの心の内を込めた『THE END』 亀田誠治と語る 1

    アイナ・ジ・エンドの心の内を込めた『THE END』 亀田誠治と語る

  2. 佐藤健がギャツビー新イメージキャラクターに起用、ブランドムービー公開 2

    佐藤健がギャツビー新イメージキャラクターに起用、ブランドムービー公開

  3. 広瀬すずがワンカット撮影にチャレンジ AGCの新テレビCMオンエア 3

    広瀬すずがワンカット撮影にチャレンジ AGCの新テレビCMオンエア

  4. 『鬼滅の刃』をイメージした眼鏡コレクションに煉獄杏寿郎モデルが追加 4

    『鬼滅の刃』をイメージした眼鏡コレクションに煉獄杏寿郎モデルが追加

  5. 隈研吾が内装デザイン 「イッタラ表参道 ストア&カフェ」2月19日オープン 5

    隈研吾が内装デザイン 「イッタラ表参道 ストア&カフェ」2月19日オープン

  6. 青葉市子『アダンの風』全曲解説。作曲家・梅林太郎と共に語る 6

    青葉市子『アダンの風』全曲解説。作曲家・梅林太郎と共に語る

  7. 片岡愛之助がイヤミ役 ワイモバイル新CMで芦田愛菜、出川哲朗と共演 7

    片岡愛之助がイヤミ役 ワイモバイル新CMで芦田愛菜、出川哲朗と共演

  8. 水原希子×さとうほなみ Netflix『彼女』に真木よう子、鈴木杏、南沙良ら 8

    水原希子×さとうほなみ Netflix『彼女』に真木よう子、鈴木杏、南沙良ら

  9. King & Prince平野紫耀と杉咲花がウサギ姿で一悶着 Huluの新CM 9

    King & Prince平野紫耀と杉咲花がウサギ姿で一悶着 Huluの新CM

  10. Netflixドラマ『ブリジャートン家』、時代劇ロマンスが大ヒット 10

    Netflixドラマ『ブリジャートン家』、時代劇ロマンスが大ヒット