特集 PR

MONKEY MAJIK、活動18年から見えてきた日本愛を歌う

MONKEY MAJIK『enigma』
テキスト
黒田隆憲
編集:川浦慧
2018/03/20
MONKEY MAJIK、活動18年から見えてきた日本愛を歌う

「日本を見つめ直す」ことは、MONKEY MAJIKのアイデンティティーそのもの

仙台を拠点に活動する4人組ロックバンド・MONKEY MAJIKが、3月21日に11枚目のアルバム『enigma』をリリースする。

タイトルの「enigma(エニグマ)」は、西洋語で「謎、不可解なもの」という意味を持つ。2017年4月より『BLUE MOON presents MONKEY MAJIK JAPAN TOUR 2017 -LIVE HOUSE原点回帰-』と銘打った、バンドにとって初の47都道府県ツアーを行ってきた彼らが、そこで感じた「日本のエニグマ」をテーマにしたのが本作だという。

MONKEY MAJIK

カナダ人と日本人のハイブリッドバンドでありながら、活動拠点である仙台、そして日本に対して強い「地元愛」を持つ彼らにとって、「日本を見つめる」という行為は、バンドのアイデンティティーそのものといえる。MONKEY MAJIKのこれまでの歩みを振り返ると、本作は昨年のツアーで得たものだけでなく、彼らが18年間日本を見つめてきて知った「謎、不可解なもの」が詰まっている、いわば「集大成」のような内容であることがわかる。

MONKEY MAJIK『enigma』通常盤ジャケット写真
MONKEY MAJIK『enigma』通常盤ジャケット写真(Amazonで見る

ゴダイゴへのオマージュを盛り込んだ“Around The World”によってできたオリジナリティー

MONKEY MAJIKの歴史は、1990年代の終わり、外国語指導助手として来日したメイナード(Gt,Vo)が、青森で結成した多国籍バンドから始まっている。その後、弟のブレイズ(Vo, Gt)をカナダから呼び寄せ、仙台に移住してTAXと出会い、最後にディック(Ba)を迎えて今の4人編成となった。

活動初期は、WeezerやGreen Day、Oasisなど洋楽のエッセンスをちりばめた疾走感溢れるバンドサウンドを奏でていたが、2006年にテレビドラマ『西遊記』(フジテレビ系列)の主題歌“Around The World”で、バンド名の由来にもなったゴダイゴへのオマージュをふんだんに盛り込み大ヒットを記録する。ちなみにゴダイゴもそのおよそ30年前、堺正章主演のドラマ『西遊記』で主題歌を担当した。

「最初“Around The World”は、もうちょっと生っぽかったというか、アコギだけのシンプルな曲だったんですよ。そこにメイナードが、あの印象的なシンセフレーズを加えたらグッと良くなった。それまでのMONKEY MAJIKにはなかったアプローチでしたね」(ブレイズ)
「『西遊記』の主題歌ということもあって、やっぱり僕らのバンド名の由来にもなった、ゴダイゴの楽曲“モンキー・マジック”を意識しましたね。中国の話だから、ピッチベンド(CINRA.NET編集部注:音程を変更させる機能)とか黒鍵を使えばそれっぽくなるかな、とか(笑)。色々試していくうちに、ああいう仕上がりになりました。打ち込みのリズムや、シンセによるストリングスサウンドも、ディスコっぽい雰囲気をうまく出せたと思います。チャイニーズディスコっていうか」(メイナード)

以前、筆者が彼らにインタビューした時、この曲について二人はそう語っていた(『Tune Gate』インタビューより)。生楽器を基調としつつも、そこに打ち込みの要素を加えたり、細かいエディットやギミックを施したりすることによって、オーガニックな中にもどこか人工的な香りのするサウンドプロダクションを構築。さらに、カナダ人兄弟の歌うカタコト日本語と英語が混じり合った、ツインボーカルによる独特の響きは、MONKEY MAJIKのオリジナリティーとして、以降の作品にも引き継がれていくことになる。

Page 1
  • 1
  • 2
次へ

リリース情報

MONKEY MAJIK『enigma』
MONKEY MAJIK
『enigma』(CD+DVD)

2018年3月21日(水・祝)発売
価格:5,076円(税込)
AVCH-78108/B

[CD]
1. Tokyo lights
2. 40 days
3. A.I.am Human
4. Seiko
5. Is this love?
6. Venom
7. Fall Apart
8. Ordinary Man
9. Fight This Storm
10. ray of Light
11. のぞみ
[DVD]
MONKEY MAJIK “原点回帰” LIVE FILM

『enigma』
MONKEY MAJIK
『enigma』(CD+Blu-ray)

2018年3月21日(水・祝)発売
価格:5,400円(税込)
品番:AVCH-78109/B

[CD]
1. Tokyo lights
2. 40 days
3. A.I.am Human
4. Seiko
5. Is this love?
6. Venom
7. Fall Apart
8. Ordinary Man
9. Fight This Storm
10. ray of Light
11. のぞみ
[Blu-ray]
MONKEY MAJIK “原点回帰” LIVE FILM

『enigma』
MONKEY MAJIK
『enigma』(CD)

2018年3月21日(水・祝)発売
価格:3,240円(税込)
AVCH-78110

1. Tokyo lights
2. 40 days
3. A.I.am Human
4. Seiko
5. Is this love?
6. Venom
7. Fall Apart
8. Ordinary Man
9. Fight This Storm
10. ray of Light
11. のぞみ

イベント情報

『MONKEY MAJIK IN TAIPEI 2018』

2018年4月7日(土)
会場:台北 Legacy Taipei

『MONKEY MAJIK IN SHANGHAI 2018』

2018年4月14日(土)
会場:中国 上海 万代南夢宮上海文化中心 / 梦想剧场 (BANDAI NAMCO SHANGHAI BASE / Dream Hall)

『GREENROOM FESTIVAL '18』

5月26日(土)・27日(日)
※MONKEY MAJIKの出演は5月26日(土)
会場:神奈川 横浜赤レンガ地区野外特設会場

プロフィール

MONKEY MAJIK
MONKEY MAJIK(もんきー まじっく)

カナダ人兄弟Maynard -メイナード-(Vo&G)、Blaise -ブレイズ-(Vo&Gt)のフロントマンと日本人のリズム隊TAX -タックス-(Dr)、DICK -ディック-(Ba)からなる仙台在住の4ピースハイブリッドロック・バンド。

SPECIAL PR 特集

もっと見る

BACKNUMBER PR 注目のバックナンバー

もっと見る

PICKUP VIDEO 動画これだけは

カネコアヤノ“祝日”

カネコアヤノの来たる新作『祝祭』より、屈指の名曲“祝日”のPV。ディレクションを務めた木村和平は真の鬼才だと思う。<できないことも頑張って/やってみようと思ってる>と歌われる、まっすぐで繊細な楽曲にこの映像をあてるか! と、鋭利な感性が描きとった画にまたも唸らされる。(山元)

  1. 乃木坂『セーラームーン』セーラー5戦士の写真公開 白石麻衣が映像出演 1

    乃木坂『セーラームーン』セーラー5戦士の写真公開 白石麻衣が映像出演

  2. 安室奈美恵×H&M 全アイテム着用ビジュアル&撮り下ろしポートレート公開 2

    安室奈美恵×H&M 全アイテム着用ビジュアル&撮り下ろしポートレート公開

  3. 実写映画『がっこうぐらし!』キャストに阿部菜々実、長月翠ら4人 3

    実写映画『がっこうぐらし!』キャストに阿部菜々実、長月翠ら4人

  4. 最上もがヌード展を語る。アートかエロか?議論自体がナンセンス 4

    最上もがヌード展を語る。アートかエロか?議論自体がナンセンス

  5. 是枝裕和『万引き家族』予告編 リリー、安藤サクラらの「許されない絆」 5

    是枝裕和『万引き家族』予告編 リリー、安藤サクラらの「許されない絆」

  6. 映画『パンク侍、斬られて候』特報公開 綾野剛の殺陣や北川景子のダンスも 6

    映画『パンク侍、斬られて候』特報公開 綾野剛の殺陣や北川景子のダンスも

  7. ヒグチユウコ、ヨシタケシンスケら5作家の原画約200点 『MOE』40周年展 7

    ヒグチユウコ、ヨシタケシンスケら5作家の原画約200点 『MOE』40周年展

  8. 木皿泉の5年ぶり新作小説本『さざなみのよる』刊行 装画は荒井良二 8

    木皿泉の5年ぶり新作小説本『さざなみのよる』刊行 装画は荒井良二

  9. 宇多田ヒカル新曲“初恋”5月配信 『花男』新章『花のち晴れ』イメージ曲 9

    宇多田ヒカル新曲“初恋”5月配信 『花男』新章『花のち晴れ』イメージ曲

  10. 国府達矢の苦闘の歴史。空白の15年を埋めるべく七尾旅人と語る 10

    国府達矢の苦闘の歴史。空白の15年を埋めるべく七尾旅人と語る