今週の編集部まとめ
毎週火曜日更新 2021年4月13日- BACKNUMBER
編集部員の、ちょっとひとこと
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雷さま
私の近所では、ここ1か月のうちに2〜3回激しい落雷がありました。それもかなり激しい光と音だったので、近所に落ちたのだと思います。雷ってすごくこわい。あの大きい音は、大声で怒鳴られているみたいな気持ちになります。
昔の人たちはこの現象を、どう思ったのだろうか? 稲妻がピカッと光ってゴロゴロ鳴く空に、どうか静まってほしいと祈りつつ、これはなにか悪いことが起こる前兆じゃないかと考える。そのあとに、村中の畑や田んぼは荒れて、落雷した木が倒れたりしている。人々は少しビリビリしてる。それを見た誰かが「これは山から鬼がでてきて、村中を襲ったんじゃないか?!」と言う。そしたら「鬼を見た」とか言う村人も出てくる。こうして、落雷は悪い鬼が出てくる前兆だと認識され伝承される。しかし、落雷の後に雨が降り、水不足だった村中の畑や田んぼが潤って豊作の年になっていたらどうか? 雷雨は豊作を知らせる合図として伝承されていたかもしれない。これは完全に想像ですが。
雷の発生について、いまはもう解明されているけど、そうやって「マイ解釈」を考えて過ごすのは楽しそうだなと思います。「雷の日は味覚が鈍るらしいからご馳走を食べる」とか、「雷の日はいつもピカピカしてたあの人に連絡する」とかなんでもいいです。