今週の編集部まとめ
毎週火曜日更新 2019年1月22日- BACKNUMBER
編集部員の、ちょっとひとこと
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東京は「芸術の冬」
芸術の季節は秋だというのが一般的ですが、実は2月もアートのイベントが目白押し。舞台芸術だったら『TPAM2019』と『シアターコモンズ'19』という注目の2大イベントが毎年2月に開催されます。メディアアート系では『恵比寿映像祭』『Media Ambition Tokyo』『デジタル・ショック』と時期を合わせるかのごとくすべて会期は2月。来月の週末は街へと繰り出しましょう。下記、先日公開された『TPAM』の公演に関わるインタビュー記事もぜひご一読を。
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ライブ初めは銀杏BOYZ
2019年のライブ初めは、銀杏BOYZの日本武道館公演『世界がひとつになりませんように』でした。銀杏BOYZのライブを観るのは、前回の武道館公演以来の二度目。そんなミーハーな僕ですら、ライブで観る“駆け抜けて性春”“新訳 銀河鉄道の夜”には感極まって泣きそうになり、RCサクセション“スローバラード”のカバーには鳥肌が止まりませんでした。そんな感動を覚えたのと同時に、こんなにもロックでパンクな峯田和伸という存在が、お茶の間では俳優としても親しまれているということは不思議であり、なんて素晴らしいことなのだろう、とつくづく思わされました。ちなみに俳優・峯田和伸の出演作で個人的に好きなものは、NHKでやっていた『植物男子ベランダー』というドラマ。主演・田口トモロヲとのやりとりが最高です。
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インフルエンザにご用心
流行りに敏感なおしゃれ泥棒のみなさん、こんにちは。ミーハー気質な私も、世間で流行しているものは、ぜひ一度は試してみたくなります。先週は、世間で一大ムーブメントを巻き起こしているインフルエンザをチェック。実際に体験することになりました。実は、2018年に開発されたインフルエンザ用の新薬があることをご存知ですか? 「ゾフルーザ」と呼ばれる、1回飲めばOKという薬。これを処方されたとき、「家に着いたらとにかく早めに飲んでください……いや、この薬局から外に出たらすぐでもいい……とにかく一刻も早く飲んでください」と薬剤師の方からのものすごい圧のある言葉が、この薬の効果を物語っていると感じました。この薬のおかげか否か、熱もすっかり下がり、いまは回復しています。みなさんも、インフルエンザには気をつけて、日々手洗い、うがいをしっかりしてみてください。
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ポップミュージックはティーンだけのものじゃない
最近自分が強烈に惹かれる優れたポップミュージックの「共通点」のひとつについて話したい。昨年12月にリリースされたRADWIMPSのアルバム『ANTI ANTI GENERATION』、年明けから放送されているソフトバンクのCM曲としても話題のいきものがかりの楽曲”WE DO”、そして来月発売されるCHAIの2ndアルバム『PUNK』。共通しているのは、「戦ったり抗ったりはしなくていい。でも社会や世の中の変化を待つんじゃない。自分にとっての正解を見つけて信じ抜け」というメッセージだ。「多様性」という言葉が飛び交う一方で、「どうすれば多様性を認め合えるのか?」という肝心な具体性については不明瞭だったり、自分の正しさを主張するために誰かを否定するような間違った正義が蔓延ったりしている世の中で、敏感なアーティストたちが発信する「自分の正解を楽しめ。でも、相手の正解は否定しなくていいよ」ということこそが、今の時代の要だと感じる。30歳手前になっても、音楽に生き方を教えてもらうばかりです。