今週の編集部まとめ
毎週火曜日更新 2020年4月7日- BACKNUMBER
編集部員の、ちょっとひとこと
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音楽
気がつくとニュースや記事に目を通して、新型コロナウイルスの感染拡大が引き金となった人間社会の混乱に困惑する日々です。この混乱の当事者として自覚しつつも、異常すぎる事態に感情が麻痺してしまい、無力ながらも自分にできることはないかということばかり考えてしまっています。同じような状態になっている人も結構な数いるのかなと思いますが、こういう状況だからこそと言うべきか、いま音楽がめちゃくちゃ心に響きます(自分でも「なぜ?」と思いますが、僕はThe ClashやScritti Politti、ニール・ヤングをレコードで聴いてます)。現実としてクラスターとしてライブハウスが目の敵にされ、音楽のみならず芸術文化そのものの価値までも疑われてしまっている状況で、難しいことはいっぱいありますが、超シンプルに、あくまで個人レベルの話で、自分の人生に音楽があってよかったといま僕は思っています。そういうものを守るために、音楽を生み出すアーティストだけでなく、音楽を鳴らす場所、音楽のために働く人たちがいないと困る。もちろん、そのほかの芸術や文化全般も同様だと思います。音楽がなぜ必要なのかということを説明することは難しいですが、ギターを弾いたり、シンセサイザーをいじったりしていると不思議と心のもやもやしたものが晴れるような気がします。気のせいかもしれないですが、心は落ち着きます。自宅にこもりっぱなしでつらいという人は、楽器をはじめてみるのもいいんじゃないかなと思います。
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うちで踊ろう
外出自粛要請が政府・都からなされてはや2週間が経つが、新型コロナウイルスの感染者数はいまだ高水準で推移している。この編集部まとめが公開される頃には、緊急事態宣言も発表されているだろう。私自身、この1〜2週間はほとんどの時間を自宅で過ごす毎日。もともとインドア派とはいえ息が詰まってくるし、『あつまれ どうぶつの森』ばかりしていると「大人なのにヤバいんじゃないか……」と自己嫌悪に陥りそうになる。けれど、いいこともあって、仕事に追われていたときにはできなかった部屋の模様替えや炊飯器の買い替え、埃をかぶっていたDJ機材やレコードをおしゃれに飾り直したり、生活のチューニングが捗る、捗る。この状況がいつまで続くのかわからないけれど、世界と向き合って、すこしでも愛していくしかない。そんなことを考えて、CINRA.NETは今日も記事を出すし、Instagramでは編集部オススメの「おうち時間」の過ごし方など投稿しています。サバイブしていこうぜ!