トーク連載「篠山紀信 × ○○」第1回 篠山紀信×箭内道彦×明日花キララ×後藤繁雄

アートを好む人々が行き交う恵比寿のギャラリーに、この日、いつもとちょっと違う空気が流れた。ギャラリーの普段のお客さんと層が違う。そう、明日花キララのファンたちが、会場を埋め尽くしているのだ。

篠山紀信が見初めてオファーした、今最も旬なAV女優、明日花キララと、クリエイティブ界に多大な影響を与え続ける箭内道彦と後藤繁雄。この絶妙な組み合わせで行なわれたトークは、終始笑いに満ちて、キララファンとアート好きの両方を楽しませてくれた。

PROFILE

篠山紀信
1940年東京都生まれ。写真家。日本大学芸術学部写真学科卒業。在学中より新進写真家として頭角を現し、第1回APA賞等数々の賞を受賞。広告制作会社「ライトパブリシティ」を経て、1968年よりフリーとして独立。山口百恵やジョン・レノンとオノヨーコ、宮沢りえなどその時代を代表する人物を「激写」や「シノラマ」など新しい表現方法と新技術で常にその時代を撮り続けている。
篠山紀信公式サイト

明日花キララ
1988年生まれ。2009年3月、スカイパーフェクTV!の「スカパー!アダルト放送大賞」の女優賞を受賞する。
明日花キララ オフィシャルサイト

箭内道彦
1964年福島県生まれ。主な仕事に、タワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.キャンペーン」、資生堂「uno」 、FUJIFILM「PHOTO IS」、東京メトロ「TOKYO HEART」、サントリー「ほろよい」など。
「月刊 風とロック(定価0円)」編集長。
ラジオ「風とロック」(TOKYO FM・JFN系)パーソナリティ。
「トップランナー」(NHK総合)MC。
風とロック

後藤繁雄
1954年、大阪生まれ。「独特編集」をモットーに写真集、アートブックを数多く制作。銀座資生堂の文化サロン「WORD」のプログラムディレクター、KIRIN PLAZA OSAKAのコミッティメンバー、ストリートアートの運動体artbeat、プロジェクトユニット[code]など、新しい文化創出のための仕事に精力的に取り組んでいる。『太陽は笑っている』『独特老人』『彼女たちは小説を書く』など多数の著書がある。
gotonewdirection


トーク開始時間、明日花キララさんはまだ来ず…。

篠山紀信(以下、篠山):キララちゃんはね、約束してもなかなか定時には来てくれないんですよ。撮影でも、すごく気を使うんです。

箭内道彦(以下、箭内):他の方以上に?

篠山:もう全然違いますよ。すごいセンシティブなんです。ちょっと失礼なことをしたらもう・・・。

箭内:でも篠山さんは、基本的に女性には失礼なことはしないですよね? それか、全てが失礼か・・・。

一同:笑

篠山:いや、先日の撮影でね、ガウンを忘れちゃったんですよ。普通は、ガウンを着てもらって、撮るときだけバっと脱いでもらってすぐに撮るんですね。そのガウンを忘れたんです。そうしたらね、すごい怒っちゃって・・・。

箭内:そりゃ当然じゃないですか(笑)。

篠山:おまけにあの時はね、ヌード中に履いてもらうスリッパも忘れたんですよ。

箭内:忘れ過ぎじゃないですか(笑)。でも、そういうことで出てくるオーラってあるんでしょうね。

篠山:ありますよ、あの人のオーラはすごいですよ。・・・それにしても、来ませんね・・・。

一同:笑

後藤繁雄(以下、後藤):じゃあトークに入る前に、簡単にご説明をしますね。今回、篠山先生のこれまでの名作を集めたヌード写真集『NUDE BY KISHIN』という大書が発売されました。それで、このナディフアパートで特別展を開催することになったんですね。今日のトークショーはその一環で・・・あ! キララさんがいらしたようです。

箭内:みなさん拍手!

一同、拍手でお出迎え

明日花キララ(以下、キララ):すみません、ありがとうございます!

後藤:では、篠山先生、箭内道彦さん、それから明日花キララさんとで、楽しくおしゃべりをしていきたいと思います。



愛だよ、愛。キララに愛があるんだよ。

箭内:早速ですが、キララさんから見た篠山紀信って、どういう人なんですか?

キララ:え、カワイイっていうかんじですかね。興奮すると、オカマみたいになるんですよ。

箭内:やっぱり撮影中、興奮するんですか?

篠山:オネエ言葉になるんですよ。「あぁん、キララちゃん、いいわーん、すごいいい〜」って。

箭内:そういう時、キララさんはどう反応するんですか?

キララ:私もそれに乗っかっちゃいますね。「いいでしょーん」って(笑)。

トーク連載「篠山紀信 × ○○」 篠山紀信×箭内道彦×明日花キララ×後藤繁雄

箭内:いいですねぇ。じゃあ、「篠山さんが撮るワタシ」はどうですか?

キララ:素の部分がすごい出てきますね。

箭内:他のカメラマンとはここが違う! みたいなところってあります?

キララ:面白さっていうかユニークさが、先生の写真にはありますよね。

篠山:愛だよ、愛。キララに愛があるんだよ。他の人はさ、裸にしてエッチな顔させて「あ〜ん」とかやらせればいいってとこあるじゃない? 私の場合はあんまりエロくないんだよね。

キララ:う、うん。

篠山:優しいよね?

箭内:なんか言わせてませんか?(笑)

キララ:はい、愛があると思います(笑)。



いつもその人の後ろにいるファンのことを思いながら撮るんです。だから、私が恨まれる筋合いはないんです!(篠山)

箭内:篠山さんはキララさんのどこに惚れ込んでいるんですか?

篠山:キララさんがね、どこかの雑誌に載っていたんですよ。それで「キレイな子だなぁ」って思って。

箭内:キレイですよねぇ、ほんとに。

篠山:そうなんですよ。だけど、その雑誌を見て、「まだキレイさが足りない。俺が撮ったらこんなもんじゃないよ!」って思ったんですよ。写真は全然良くなくて、明日花キララがいいんです。それでキララちゃんを探してもらって、ウチに来てもらったの。

箭内:キララさんは、篠山先生から見初められたっていうのが人づてに伝わってきて、どうだったんですか?

キララ:ちょっとウソっぽい、ほんとかな〜、って思って。

篠山:篠山紀信って前から知ってたの?

キララ:う、うん。

箭内:弱い弱い(笑)。

篠山:知らなかったんじゃないの?

箭内:名前は知ってたけど、っていうかんじ?

キララ:うん、そうですね。周りのマネージャーとか、ものすごく喜んでました。

箭内:しかし、本人のこのかんじがいいですよね。篠山紀信からオファーが来たからってギラっとしないで、「面白そうかもなぁ〜」っていうフワーっとした感じが。初対面の時はどんな話しをしたんですか?

キララ:生い立ちとか聞かれましたね。

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篠山:基本的に、その人の中にないものを撮ってもしょうがないんですよ。やっぱり生い立ちとか色んなことを聞いて、この人だったらこういう風に撮ったらいいだろうなって決めていくんです。ぼくの場合、自分のイメージありきじゃなくて、その人ありきなんですよ。その人がどういう人か、っていうことからスタートするんです。

箭内:キララさんの場合はどうだったんですか?

篠山:キララちゃんはね、今の時代をものすごく敏感に感じ取っている子だと思ったんです。この今の時代を映し出せるのは、この人しかいない! って思って撮った写真集がこの『AKARUI KIRARA』なんですよ。表紙になっている写真はコンビニで撮ったんです。イマドキの女の子がね、こんなにキレイでイマドキな女の子が、コンビニにいて、それでふっとお尻出しちゃってるっていうカットなんですよ。そういう風に、日常的な写真を撮るようにしていったら、すごい良い写真集になったんですよ。

箭内:なるほど。ちょっと脱線しますけど、以前、ある若い女優さんの誕生日パーティーがあったんですね。それで、彼女と契約している色んな大企業の宣伝部長が集結してたんですよ。彼らが一斉に集まってハチ合わせしている状態って、ものすごくスリリングなんです(笑)。今日もそれと同じでね、ここに来ているキララちゃんのファンがね「あの篠山とかいうヤロウ」とか、思っているんじゃないかと思うんですけど(笑)。(会場の男性を指して、)どうですか?

会場の男性:(即座に)いえいえ、尊敬してます。

篠山:いいねぇ。他はどうなんだ? 俺が気に食わないっていうヤツは手をあげてもらいたい!

箭内:まぁまぁ(笑)。でもうらやましいっていうのはあるんじゃないですかね。

篠山:そうかもしれませんけどね、私は常にファンのことを思っているんですよ。キララちゃんの後ろにいるファンのことを考えながら撮っているんです。絶対その人たちの期待を裏切らないように、もっとキレイな形で届けてあげようって思って撮ってるから、ぼくが恨まれる筋合いは一切ないんですよ!

箭内:すいません、すいません。でも、篠山先生の良さってそういうところで、すごくムキになったり、でもすぐに忘れて瞬間瞬間にすごいパワーが出たりっていうところだと思うんです。キララさんが言うのも、そういう可愛さなんじゃないかなぁ。

キララ:うんうん、カワイイ。

篠山:やだもう。嬉しいじゃない〜(笑)。



写真家は指圧師に似ているんですよ。 気持ち良いところをキュッキュッと押していくといいんです。

箭内:ところで、篠山紀信と言えば、どんな人でも脱がせちゃうっていうことで有名ですけど、それってどうしてなんですかね?

篠山:そんなことないですよー。事務所に来ていただいて、どういう写真を撮りたいかっていうことを一つひとつちゃんと話しをして、「じゃあいいですよ」っていうことになるわけです。それで事務所側にもOKをいただいているわけで、合法的にやっていますよ。撮っている内にハラハラっと服を脱いでいくとかっていうことじゃないですから。ちゃんとルールを守ってやっているから長続きしているわけですよ。

後藤:キララさんは、この写真集の中でお気に入りのカットってあるんですか?

キララ:あ、ありますよ!

箭内:それ知りたい!

キララ:えっと・・・(写真集をめくって)、これです。

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篠山:お〜、なんで?

キララ:すごいバカっぽいところが好きです。こういうエッチな格好をしながらも、バカっぽい顔しているのに、使ってくれたのが嬉しくって。

篠山:キララはね、すごいチェックが厳しいの。撮影の日を重ねるごとにね、「これいいね〜」ってキララマークをつけていくんですよ。その判断がね、もうバッチリなんです。

箭内:キララマークをつける基準って何なんですか?

キララ:基準は、なんか、写真として面白いっていうことなんですかね。あ、あのカットも好きです。・・・(写真集をめくって)これです。画面で自分のビデオを流していて、そこから飛び出てるかんじに撮っていて。この案は、自分で考えたんですけど。

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箭内:あ、キララさん自ら考えたんですか?

キララ:そうです。まず先生がこのベッドに立って、って言って、その時に、この横のテレビ画面の中に自分が映っていたらもっと面白いだろうと思って、その場で先生に言って。

箭内:あぁ、なんか作品のでき方がすごく素敵ですね。

篠山:そう。キララはね、そうやって自分からアイデアを出してくれるから面白いんだよね。

後藤:篠山先生は、被写体によって「これは撮りにくいなぁ」っていうのはあるんですか?

篠山:撮影は、やっぱりその都度相手との呼吸ですからね。「あ、これはダメだな」っていうのはわかるんですよ。だから、そっちには絶対に追い込んでいかないようにしています。そうじゃない方向で(コミュニケーションした時に)反応がいいと「あ、いいね、じゃあもうちょっとこれでいこう」っていうかんじで、良い方向に進んでいくようにしていくわけです。

後藤:そういうのを探しながら撮影していくんですね。

篠山:そう。だからね、撮られている方も気持ちよいと思うよ。

キララ:うん。楽しいです、楽しいです。

篠山:写真家は指圧師に似ているんですよ。気持ち良いところをキュッキュッと押していくといいんです。ところが下手な指圧師に押してもらってごらん? 痛かったりくすぐったかったりするでしょう。そういう意味では、写真家っていうのは、指圧師みたいなものなんですよ。

後藤:ちなみに、箭内さんはこの写真集の中で一番好きなカットありますか?

箭内:ぼくも見ていたんですけど、最初にキララさんが言っていた変な顔のヤツ、好きです。どうしてもぼくは顔を見てしまうんですけど、「絶対よそではやっていない顔」がやっぱり好きなんですよ。

篠山:箭内さん、これはね、全部ぼくじゃないと撮れない写真ですよ。

箭内:あ、また地雷踏んじゃった・・・。すいませんっ!

一同:笑

篠山:ほんとだよ〜。

箭内:難しいですね〜、先生としゃべるの。(笑)



女性の場合、「キレイ」と「カワイイ」は親からもらったものだけど、「カッコイイ」は自分で手にしたものですもんね。(箭内)

篠山:ぼくはね、基本的にキレイな子とか撮りたい子に対して、尊敬の念があるんですよ。だから頭ごなしに、「オラ、そこで横になれよ」とかそういう感じはないわけ。

キララ:うん。そういうのはないですよね。

篠山:「行きたい? ・・・あ、行きたくない? あ! じゃあ行かなくていい、全っ然、行かなくていいよ〜。」っていうかんじだから。

一同:爆笑

箭内:そういうのは瞬時に察知するんですか?

篠山:それはすぐにわかりますよ。時にキララの場合は、露骨にそれが出ますから。(笑)

キララ:笑

後藤:でも篠山さんが撮る時、女の子が嫌がるケースっていうのはほぼないわけですよね?

箭内:後藤さん、その「ほぼ」は地雷ですよ。皆無ですよ、皆無。ね、篠山さん。

篠山:・・・いや、それがあるんだよ。

箭内:あるんだ!

一同:爆笑

篠山:うまく撮れないものもやっぱりありますよ。もちろん、プロだから写真としてはバッチリだけど、ぼくの中でうまく撮れていないものっていうのはあります。最近はデジタルだから、すぐ見せられるでしょ? だから、「これはダメだな」っていう写真は見せない。「あ、これ絶対喜ぶな!」っていう写真が撮れたら、「ねぇねぇ、ちょっとどうよこれ?」(キララに寄り添ってファインダーを見せる動作をする)って見せるわけ。そうすると…。

キララ:(ファインダーを指差す素振りをして)いいね〜。

篠山:「だろ〜!」ってなるわけです。いい写真しか見せないから、みんな、いい写真を撮る人だと思ってくれる。その「いいねいいね」の循環で楽しくなってくるわけです。

箭内:最初のキララさんの話しにもありましたけど、先生、カワイイですよね。

キララ後藤:うん、カワイイ。

篠山:嬉しい…。

箭内:篠山さんは何て褒められるのが一番嬉しいんですか?

篠山:カワイイは嬉しいですよ。女性にカワイイって思われるのは、男として最高じゃないですか。 「男前!」っていうよりもね。女性は、男らしさより、カワイイ方が好きだと思うんだよな。

キララ:うん、カワイイのは好きです。

箭内:キララさんは、どういう風に褒められるのが一番嬉しいですか?

キララ:そうですね・・・。カッコいい、って言われるのは好きですね。

篠山:キララさんはカワイイっていうよりカッコいいだよね。

箭内:女性の場合、「キレイ」と「カワイイ」は親からもらったものだけど、「カッコイイ」は自分で手にしたものですもんね。

キララ後藤:なるほど、いいこと言う。



メディアの方もぼくを上手く使ってもらいたいんですよね。(篠山)

後藤:じゃあそろそろ会場の方に聞いていきましょうか。

会場の男性:(突然勢い良く、挙手をして)あ! じゃあ篠山先生に聞きたいことがあるんですけど。

箭内:俺、さっきからあの人、要注意人物だと思ってたんですけど(笑)。

一同:爆笑

男性:3つ質問なんですけど、まず1つ目は、あまり顔が美しくない人から、写真を撮ってもらいたいというオファーがあった時に、どういう対応をされていらっしゃるのかな、と。

篠山:俺はさぁ、個人的な趣味で写真を撮っているわけじゃないからね。メディアから「この人を撮りたい」っていう依頼があって、その必要性が俺も分かれば、どんなものだって撮るよ。仕事として「やる!」って決めたら、そのメディアについている読者に向けて、最高の写真を撮る。個人的に、だったら撮らないよ。家庭の写真すら撮らないですからね。

男性:ありがとうございます。では2つ目の質問なんですが、好みの子がいたとして「先生、先生」って寄ってきちゃったらどうしますか?

篠山:それはもう、すぐにカメラを降ろして、体の関係になりますよね。

一同:爆笑

男性:ありがとうございます。最後の質問ですが、こういう場に、今までに撮った女性がたくさんいたとしたら、やっぱり気まずいんですか?

箭内:色んな女性の前でも「キララが大好きだ」って言えるかどうかっていうことですよね。

篠山:(キララを見て)・・・そりゃ、言えるさぁ。でも、終わった瞬間に駆けつけて、「いや、君がいいんだよ」って言いにいくよ。

一同:爆笑

篠山:その辺はちゃんとやるからさ。その場は当然、キララさんでしょうよ。

キララ:ちゃんとアフターフォローしないとね。

トーク連載「篠山紀信 × ○○」 篠山紀信×箭内道彦×明日花キララ×後藤繁雄

男性:あぁ、とても勉強になりました。ありがとうございます。

箭内:さっきのお話しにありましたけど、やっぱりどのメディアに載って、どういう読者が見るっていうところまで逆算して撮るんですか?

篠山:それはプロなら当然ですよ。でも、たとえメディアでも、自分の気持ちが入っていないと、やっぱり写真として弱いんですよ。

箭内:やっぱりそういうものですかね。

篠山:そう。だから、ディレクターみたいな人が、構図まで決めて「こういうのを撮ってくれればいいから」っていう風に言われると、萎えちゃうんだよね。でも、その後ろに、キラキラってお金が見えるわけですよ。「え、こんなにもらえるの?!」って。そうなったら、やっぱりやっちゃうじゃないですか〜(笑)。

一同:笑

篠山:でも、そういう時の写真はやっぱり良くないですよ。だから、メディアの方もぼくを上手く使ってもらいたいんですよね。

後藤:じゃあ次にどなたか、キララさんに逆指名してもらいましょう。

キララ:あ、はい。わかりました(立って客席に向かって行く)。

箭内:お〜、いいですね〜。女王様みたいですね。

後藤:女王様だ。

キララ:(女性を指して、)じゃあ、この方。

女性:あ、はい。私、明日花さんのことを今日初めて拝見したんですけれども、こんなキレイな人が世の中にいるのかって思ったんですね。それで、どういう男性になれば、明日花さんの彼氏になれるのかなって?

一同:(拍手しながら)お〜。

キララ:うーん、そうですね。・・・お笑い芸人みたいな人が好きです。常に突っ込まれたい(笑)。

篠山:他には? もっと条件があるでしょう? 容姿とか。背が低いのはイヤだとかさ。

キララ:背は別に、何センチでもいいですよ。

篠山:じゃあ、(遠慮がちに)・・・セックス・・・は・・・。

一同:笑

キララ:あんまり長いのは嫌いです。

篠山:あ、はい、そうですよね。・・・これ以上は個人的に聞きます。

一同:爆笑

後藤:では、そろそろおしまいにしましょうか。篠山先生、キララさん、箭内さん、どうもありがとうございました!

一同:拍手

WORKS

NUDE by KISHIN

『NUDE by KISHIN』

2009年4月20日発売
著者:篠山紀信 価格:15,750円(税込)
出版:朝日出版社

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篠山紀信の50年にわたるNUDE PHOTOをリミックス編集した、400頁を越える大冊。

1959年から、2009年の「現在」まで撮り続けられた、膨大なNUDEPHOTOから、時代やモデルを縦断。アートとポルノ、デジタルとフィルム、聖と俗、欲望と精神、すべてがメルトダウン。280を越える美神の解き放たれた肢体が光を放つ。 NUDE PHOTOの極上の美しさ、究極のエロスを世界的レベルで発信する、これまでの常識を覆す画期的な写真集。独・シルマー/モーゼル社より同時刊行。

宮沢りえ、樋口可南子、高岡早紀、荻野目慶子、小島聖、葉月里緒奈、井上晴美、及川麻衣、月船うらら、かでなれおん、原紗央莉、明日花キララなど、日本を代表する女優の最高の作品を最高の品質で収めた最高級写真集。



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