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表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試み

表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試みをdel.icio.usに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試みをlivedoorクリップに追加 表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試みをlivedoorクリップに追加 (2010/12/03)

あなたは「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」というプロジェクトをご存知だろうか? 04年にジャズの新潮流を提示するコンピレーションアルバムとしてスタートするも、「音楽による異種格闘技戦」というコンセプトを掲げた06年の『II:VERSUS』は、「その日が初対面となる2組に1日で作品を仕上げてもらう」という大胆な企画によって、スリリングな即興演奏と、それをめぐる人々のドキュメントをCD+DVDという形でパッケージしたエポック・メイキングな作品となった。そして09年に『VERSUS LIVE』というタイトルのライブ・イベントとして復活し、今年は12月12日(日)、国立科学博物館を舞台に、「渋谷慶一郎 vs DJ BAKU」「AFRA vs Open Reel Ensemble B.R.M set」「ASA-CHANG vs 康本雅子」という、まさに世代もジャンルも超えた3大決戦が予定されている。今回は主宰の清宮陵一氏にプロジェクトの成り立ちやこれまでの名勝負、そして背景にある想いについてお伺いした。

(インタビュー・テキスト:金子厚武)

PROFILE

2004年に、渋さ知らズ、DCPRG、大友良英NJO、ROVOらによる新録のコンピレーションアルバム『BOYCOTT RHYTHM MACHINE』、2006年には7つの即興対決をドキュメントしたCD+DVD『BOYCOTT RHYTHM MACHINE II VERSUS』をリリース。同作品や、それ以降はライブとして、日本最先端・最新鋭の音楽シーンを牽引するアーティスト同士による異種格闘技戦をテーマにした即興対戦がこれまでに全20戦行われている。
Boycott Rhythm Machine Versus LIVE

事の起こりは、菊地成孔さんに対する重度の愛情なんです。

―「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」というプロジェクトをスタートさせたきっかけから教えてください。

清宮:僕は当時、アナログ・レコードをプレスする会社で働いていました。そこで、レコード会社やレーベルに行って「アナログ盤を作りませんか?」って営業をしていて。でも営業するだけでは面白くないので、2001年に製造から流通まで手がけることにしたんです。そしたらアナログバブルが来たんですよ。そのお陰もあり、仕事としてだけではなく、自分の好きな作品をそのルートに乗せたいと思ったんです。

―その作品とは?

清宮:デートコース(DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN)の『REPORT FROM IRON MOUNTAIN』から2曲抜いて10インチで出しました。ちょうどその頃、デートコースをやっている菊地成孔さんのロングインタビューが『QUICK JAPAN』に載ってて、それが強烈に面白かったんです。しかも偶然、デートコース(DATE COURSE PENTAGON ROYAL GARDEN)のサックスの津上(研太)さんが学生時代のバイト先の知り合いだったというつながりもあって、お願いができて。

―いい縁もあったわけですね。

表現者たちが本気でバトル 「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」という試み
『BOYCOTT RHYTHM MACHINE』ジャケット

清宮:続いて、大友良英さんや南博さん、ROVOのアナログなんかも出したりしていた頃、なんとなくシーン感が出てきたんです。CDだともちろんそれぞれのレーベルがあるのでなにかと難しいかと思うんですけど、僕は好きな人のとこに行って「アナログ出したい」って言えたから(笑)、そのシーンとつながりやすかったんですよね。それで色々な作品を好き勝手出してるうちにまた欲が出てきてしまって、せっかくこうやってつながれたんだから、シーンの今を綴じ込めるような作品を作りたいと思ってみなさんに新録をお願いしたのが、『BOYCOTT RHYTHM MACHINE』だったんです。

―「ジャズを軸にした新しい流れの総括」という感じですかね?

清宮:事の起こりは単純に、菊地さんに対する重度の愛情なんですけどね(笑)。「BOYCOTT RHYTHM MACHINE」っていう名前も、デートコースの一番最初のTシャツに書いてあった言葉なんですよ。

2/4ページ:やってどうなるかわからないことをやるっていうのは、(出演者側に)すごくリスクがあると思うんですね。

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