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社会人経験を経たNakamuraEmi、すべての男女を讃える歌を歌う

社会人経験を経たNakamuraEmi、すべての男女を讃える歌を歌う

NakamuraEmi『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』
インタビュー・テキスト
天野史彬
撮影:西田香織
2016/01/28
  • 97

人と人とは、どれだけ言葉を交わし、肌を重ね合わせたところで、絶対にひとつにはなれない生き物だ。「ひとり」と「ひとり」が100%理解し合うなんてこと、あり得ない。その事実を悲観するのか、それとも真正面から受け入れるかで、人生は大きく変わってくる。

NakamuraEmiは「ひとり」であることを受け入れた女性だ。彼女は自分の目で見て、自分の足で歩き、自分の頭で考え、自分の心で感じる。愛したい人を愛し、なりたい自分になる。わがまま? 自分勝手? それがどうした。彼女はあるがままの自分を歌う。かつては本名の「中村絵美」として活動していたが、今は名前を変え「NakamuraEmi」として歌っている。その姿はまるで往年のブルースマンのようだ。実際、彼女の音楽にはブルースやジャズ、ヒップホップからの影響を感じる。そういえば、ボブ・ディランも本名ではなかった。名前を変えることは「本当のこと」を語るための有効手段だ。もちろん、「本当のこと」には理想や夢も含まれている。

紆余曲折あった、その人生については本編に譲るが、33歳でのメジャーデビュー。遅いか早いか……それもまた、彼女自身が決めることだ。断言できるのは、あなたもまた「ひとり」であることを受け入れるなら、彼女の歌は心の奥底に突き刺さる。だって、誇り高い人生を生きている者同士の対話というのは、理解や共感を超えた素晴らしい化学反応を呼び起こすものだから。だから是非、出会ってください。

ヒップホップのリリックを読んで衝撃を受けたんです。そうすると、それまで自分でやっていた音楽が気持ち悪くなってしまったんですよね。

―NakamuraEmiさんの音楽からは、NakamuraEmiさんご自身の人生がすごくリアルに刻み込まれていることが伝わってくるんです。単刀直入に訊かせてください。なぜ、ここまで実直に人生を音楽に刻むんですか?

NakamuraEmi:自分と向き合うために歌っているからだと思います。最初は、仕事で上手くいかないことがあったときとか、生活の中で自分の気持ちを表現できなかったときに、そのことをノートに書く習慣から始まって。「どうして上手く言えなかったんだろう?」とか、「あんなふうになりたい」とか、日々の想いを書き溜めていたんです。それを「かっこいい曲に乗せてやってみよう」というところから今の私の音楽は始まっています。だから、最初は「自分の音楽を誰かに聴いてもらいたい」という意識もなくて。

―日常のことをノートに書いて昇華させるのは、昔からの習慣だったんですか?

NakamuraEmi:いや、仕事を始めてからですね。中学生の頃に仲間外れにあってから、人に合わせる性格になっちゃって、そのまま大人になってしまったんですけど……仕事でそういう面が悪い方向に出てしまったんです。それで「自分を変えよう」と思ったときに、ヒップホップやレゲエに出会いました。年齢でいうと、28歳か29歳のときですね。それまでも音楽をやってはいたんですけど、当時は「なんで音楽やっているの?」と訊かれたら、「みんなを感動させたいからです」とか言えちゃうくらい、自分をキレイに見せるためだけに音楽をやっていたんです。でも、ヒップホップやレゲエに出会って、音楽に対する夢見がちな思いが一度なくなって。

NakamuraEmi
NakamuraEmi

―「夢見がちな思い」というのは、「音楽で食べていけるんじゃないか」というようなことでしょうか。

NakamuraEmi:そうです。短大生の頃にちょっとだけ通ったボーカルスクールで、「高い声出るねえ」なんて褒められたのを理由に、「これならいけるんじゃないか?」という安直な気持ちで音楽をやってきて。でも、ヒップホップのリリックを読んで衝撃を受けたんです。すごくあらわだった。「こんなふうに自分を曝け出して音楽にしている人がいたんだ!」と思うと、それまで自分でやっていた音楽が気持ち悪くなってしまったんですよね。「音楽はこういう人たちがやるものなんだな」と思って、音楽は完全に趣味にして、仕事と「自分変え(自分を変えること)」が生活のメインになったんです。

―ただ今回こうやってメジャーデビューされるということは、ヒップホップに出会って趣味にした音楽を、もう一度生きる道に選んだということですよね。それはどうしてだったんですか?

NakamuraEmi:きっかけのひとつは、フラれちゃったことです。30歳を過ぎた頃に、結婚する予定があったんですよ。そのときの彼が自営業だったので、私は安定した仕事に就こうと思って就職もしてたんですけど、いろいろあってフラれちゃって。「どうするんだ、これから?」と思っていたときに、当時から一緒にやっていたプロデューサーのカワムラヒロシさんが、ヘコんでいた私を地方に連れていって、たくさんライブをさせてくれたんです。そこで音楽を生業にしている人たちと触れ合うことで、「音楽で食べていくのって、こんなに楽しいんだ」と思うようになったんですよね。それから、収入が半分になってもいいから、音楽で稼げるようになりたいと思うようになりました。もうひとつは、竹原ピストルさんを観たことです。

―竹原さんは、今NakamuraEmiさんが所属されている事務所、オフィスオーガスタの先輩ですよね。

NakamuraEmi:そうです。フラれた2~3か月後に、音楽を生業にしたいと思うようになったんですけど、そのまた2か月後くらいに、オーガスタの方々に声をかけていただいて。でも、最初は事務所やメジャーに疑いの目があったから、「私はひとりでやっていくので大丈夫です」って断っていたんです。そのときに、今のマネージャーから「竹原のライブを観てほしい」と言われたんですね。それで、実際に観に行ったら……1時間、泣きっぱなしでした。あんなの初めてで。「この人は何を見てきたんだろう?」って思うぐらいすごかったし、ステージに嘘がなかった。「こんなにすごい人がいる事務所なら大丈夫だし、この人の背中を追いかけられるのは嬉しいことだな」って思いましたね。

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リリース情報

NakamuraEmi『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』
NakamuraEmi
『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』(CD)

2016年1月20日(水)発売
価格:2,916円(税込)
COCP-39398

1. YAMABIKO
2. スケボーマン
3. All My Time
4. I
5. 台風18号
6. オネガイ
7. 女子達
8. プレゼント~繋ぐ~
9. 使命
10. 七夕

NakamuraEmi『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』
NakamuraEmi
『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』(LP)

2016年1月20日(水)発売
価格:4,320円(税込)
COJA-9301

1. YAMABIKO
2. スケボーマン
3. All My Time
4. I
5. 台風18号
6. オネガイ
7. 女子達
8. プレゼント~繋ぐ~
9. 使命
10. 七夕
※数量限定販売
※本人直筆シリアルナンバー入り

イベント情報

『「NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST」発売記念イベント』

2016年2月6日(土)14:00~
会場:愛知県 タワーレコード名古屋パルコ店 店内イベントスペース

2016年2月7日(日)14:00~
会場:大阪府 タワーレコード梅田NU茶屋町店 店内イベントスペース

2016年2月11日(木・祝)14:00~
会場:福岡県 タワーレコード福岡パルコ店 店内イベントスペース

2016年2月21日(日)14:00~
会場:神奈川県 小田原ダイナシティ ウエスト 1Fキャニオンステージ

2016年3月6日(日)21:00~
会場:東京都 ヴィレッジヴァンガード下北沢店 店内イベントスペース

『“NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST”~Release Tour 2016~』

2016年5月17日(火)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:大阪府 心斎橋 JANUS

2016年5月18(水)OPEN 18:00 / START 19:00
会場:愛知県 名古屋 TOKUZO

2016年5月25日(水)OPEN 18:30 / START 19:00
会場:東京都 代官山 UNIT

料金:各公演 3,000円(ドリンク別)

プロフィール

NakamuraEmi
NakamuraEmi(なかむら えみ)

神奈川県厚木市出身。1982年生まれ。山と海と都会の真ん中で育ち幼少の頃よりJ-POPに触れる。カフェやライブハウスなどで歌う中で出会ったHIPHOPやJAZZに憧れ、歌とフロウの間を行き来する現在の独特なスタイルを確立する。その小柄な体からは想像できないほどパワフルに吐き出されるリリックとメロディーは、老若男女問わず心の奥底に突き刺さる。2016年1月20日、メジャーデビューアルバム『NIPPONNO ONNAWO UTAU BEST』をリリース。

関連チケット情報

2017年2月5日(日)
43K&cheapsongs/韻シスト/NakamuraEmi
会場:JAMMIN’(愛知県)

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U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS“七曜日”

U-zhaanが叩くタブラの七拍子のリズムに環ROYと鎮座DOPENESSが放つ奔放で日常的なリリック、さらにerror403が手がけたアニメーションの組み合わせは中毒性が高い。映像はバグったゲームボーイの起動画面、アプリアイコン、北斗七星、Google Street Viewの遷移感、太鼓の達人など、ギミックたっぷりでついついリピートしてしまう。(宮原)