『HUNTER×HUNTER』が3年11か月ぶり連載再開。10月24日発売『週刊少年ジャンプ』2022年47号から

メイン画像:冨樫義博『HUNTER×HUNTER』37巻表紙 ©️P98-22

冨樫義博の漫画『HUNTER×HUNTER』が、10月24日発売の『週刊少年ジャンプ』2022年47号から連載再開となることが発表された。

同作は1998年3月から連載開始。2018年11月から休載しており、約3年11か月という休載期間は同作の最長記録となっていた。同号には王位継承戦の背後でマフィアの抗争が激化する391話が掲載されるとのこと。11月4日には約4年ぶりのコミックス新刊となる37巻の発売も控えている。

5月、突如としてTwitterアカウントを開設した冨樫義博

今年5月24日には「冨樫義博」を名乗るTwitterアカウントが突如として開設され、世界中のファンの間で本人か、なりすましかの議論が白熱する騒動となった。

当時、CINRA編集部が集英社の広報担当者にコンタクトを取ったところ、「(冨樫義博)本人のアカウントと聞いています」との返答を得たが、『HUNTER×HUNTER』の連載再開については「時期は未定」との回答だった。

Twitterアカウント開設後、原稿の進捗状況をほぼ毎日アップしていた冨樫義博。しかし8月には「症状が改善せず、治療・回復に 時間を大幅に割く事になりました」とツイート。

その後も「右手に力が入らず苦労しています」「色の仕事…。立ってやるしかないのだが 枠線も立って引くしかない状況。10分同じ姿勢が無理なのでウロウロ するしかない」など、健康状態が思わしくないことを明かしつつ、毎日のように原稿の画像をアップ。枠外に番号が付され、作品の断片らしきものがどうにか確認できるほどの画像でありながら、投稿ごとに10万以上の「いいね」がつけられるなど、ファンからの大きな期待を受ける中で、待望の連載再開のアナウンスとなった。

現在103巻の『ONE PIECE』と、ほぼ同時期に連載開始

連載から約24年半が経過し、現在の『週刊少年ジャンプ』では約25年の『ONE PIECE』に次ぐ2番目の長寿連載作品となっている『HUNTER×HUNTER』。2006年2月から2007年10月までの長期休載を皮切りに、連載と休載を繰り返しており、2006年以降の休載期間を合計すると13年以上となる。なお『ONE PIECE』のコミックスは現在103巻まで刊行されている。また2014年7月から連載中の『僕のヒーローアカデミア』のコミックスは『HUNTER×HUNTER』と同じく36巻まで刊行されている。

『HUNTER×HUNTER』の連載期間中には、『鬼滅の刃』(2016年2月から2020年5月まで)、『NARUTO -ナルト-』(1999年9月から2014年11月まで)、『BLEACH』(2001年8月から 2016年8月まで)、『DEATH NOTE』(2003年12月から2006年5月まで)、『黒子のバスケ』(2008年12月から2014年9月まで)、『暗殺教室』(2012年7月から2016年3月まで)、『約束のネバーランド』(2016年8月から2020年6月まで)、『チェンソーマン』第1部(2018年12月から2020年12月まで)といった人気作品が『週刊少年ジャンプ』で連載され、完結した。

これまでもコミックス発売にあわせて連載を開始し、その後は休載するというサイクルを繰り返してきた『HUNTER×HUNTER』。冨樫義博の健康状態も気になるところだが、今後の長期連載も期待したい。



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