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あの人の音楽が生まれる部屋 Vol.11:9mm Parabellum Bullet

メンバーそれぞれの良さが引き立つ曲作りによって
生まれる、9mm Parabellum Bulletの音楽

KORG

曲の作り方は、9mm結成当時から今までずっと同じだという滝さん。メンバーそれぞれの良さが引き立つような曲を作れば、絶対にいいバンドになるはずだという確信は揺るぎません。

滝:メロコア育ちのかみじょうくんは、ソリッドでスピード感のあるドラムを叩かせたら間違いない。THEE MICHELLE GUN ELEPHANTやUKロックが好きな中村くんは、ゴリゴリとした直線的なベースがカッコいい。菅原は激しくシャウトさせるより独特のオルタナ声を活かすメロディーの方が似合う。自分のギターに関しては、その隙間でどうやって暴れてやろうかっていう発想です(笑)。

2007年にデビュー盤『Discommunication e.p.』でメジャーデビューを果たした9mm Parabellum Bullet。プロデューサーは、元SUPERCARのいしわたり淳治。それまでの9mmは、とにかくアレンジの幅を広げていこうという思いで曲を作っていましたが、ここではフォーカスをギュッと絞り込み、9mmとしてのフォーマットを再構築。結果、彼らならではの「毒」は残しつつも、ストレートなロックサウンドとなりました。

滝:いしわたりさんからは基本的な楽器の音作りについてあらためて学ばせてもらいました。曲作りに関しても、「サビでもっと印象づけなきゃダメだよ。こんなんじゃ、まだまだ伝わらない」とか、「サビで毎回幸せな気持ちにさせなきゃ」とか、曲を書き直したりしましたね。自分で方向性がちゃんと見えているときは、それに対して具体的な助言をくれましたけど、逆に何も定まっていないときは叱咤激励されました(笑)。

「浮かれたら負けだ! ここで満足しちゃダメだ!」
ストイックな姿勢と覚悟で続けた10年間

9mm Parabellum Bulletの機材

メジャーデビュー2年後の2009年9月には、初めて日本武道館にてワンマンライブを開催。この日のチケットは即日ソールドアウトとなり、1万人以上の観客を熱狂させました。国内だけでなく、韓国および台湾のフェスやイベントに出演するなど、9mm Parabellum Bulletはその後も活躍の場を確実に広げています。

滝:ライブ会場の規模がどんどん大きくなって、最初はもちろんプレッシャーはありましたけど、そのうち段々気にならなくなってきましたね。オリコン何位とかフェスで何万人集めたとか言われても、「浮かれたら負けだ!」と自分に言い聞かせてたというか(笑)。「ここで終わらせるわけにはいかない。もっとこれからやりたいことが沢山あるのに、ここで満足しちゃダメだ!」っていう気持ちが大きかったんでしょうね。

メンバー同士の立ち位置や役割も、年月と共に変化していきました。そんな9mm Parabellum Bulletの10年間でもっとも大変だったのは、意外にもメジャーデビューが決まったときだったそうです。

滝:「9mmとしてプロでやっていく」っていうことへの意識の違いというか……。その頃はまだ他のバンドを掛け持ちしていたり、すでに就職していたり、内定が決まっていたりしたメンバーもいたから、「脱退する人がいたとしても仕方ない」って思ってました。でも、全員がプロでやっていく決心をしてからは、特に大きな試練もなくここまでやってこれたと思います。

また、2011年にリリースされた栗山千明のファーストアルバム『CIRCUS』には、9mmが初プロデュースにチャレンジした“ルーレットでくちづけを”が収録されています。作詞は菅原さん、作曲は滝さん、演奏は9mmの4人が務めました。

滝:曲の作り方は、基本的には9mmと一緒です。もちろん、栗山さんの声や歌い方をイメージしつつ、最初のデモは僕が一人で作り込んで、それをもとにバンドのメンバーで演奏しました。ただアレンジの段階では、今まで9mmでやらなかったことに挑戦したりしました。そこで曲作りに対する新しい自信がつきましたし、それを踏まえての5枚目のアルバム『Dawning』(2013年)は、すごく納得のいく作品になりました。

シンセ演奏や多重録音も好きなギタリスト・滝
新しいアイデアはこれからも9mmにつぎ込んでいく

滝(9mm Parabellum Bullet)

さて、このたび結成10周年を記念してのベストアルバム『Greatest Hits』をリリースする9mm Parabellum Bullet。大学生サークル時代の楽曲“The World”から、2013年の最新の5thシングル“Answer And Answer”まで、全11曲が時系列に並ぶこのアルバム。あらためてバンドの軌跡を振り返ってみての心境はいかがだったんでしょうか?

滝:特に“命ノゼンマイ”の前後あたりのシングルは、曲の振り幅がメチャクチャだな、と。この曲はホラー映画『彼岸島』のエンディングテーマに起用されたということもあって、おどろおどろしい雰囲気を曲に取り入れたら新境地が開けるんじゃないかと思って作りました。続く“新しい光”では、「これぞまさしく9mm!」っていうサウンドに原点回帰してて、かと思えば“カモメ”ではストリングスアレンジを入れたバラードに挑戦している。ホント、慌ただしいバンドですよね(笑)。

最後にバンドとしてこれからの展望と、滝善充としての野望を聞いてみました。

滝:これからもマイペースでやっていきたいですね。新しい音楽を積極的に取り入れながら、9mmとして確立されたフォーマットを無理せず広げていきたい。僕個人としては、じつはシンセを弾いたり、1人多重録音をしたりするのが大好きなので、ゆくゆくはソロもできたらとは思います。

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